【西武】山川穂高の人的補償に和田毅指名へ
近日中に発表 ソフトバンクの顔が衝撃の移籍
1/11(木) 5:00配信/日刊スポーツ電子版
西武がソフトバンクにFA移籍した山川穂高内野手(32)の人的補償として、和田毅投手(42)を指名する方針を固めたことが10日、分かった。
昨年末に提出されたリストから、昨季8勝を挙げたベテラン左腕に絞り込まれた模様。「松坂世代」で唯一のNPB現役選手。今季の開幕ローテーション入りが内定していただけに、衝撃の移籍になる
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今オフで最も注目されたFA劇が衝撃の結末を迎える可能性が浮上した。ソフトバンクに移籍した山川の人的補償として、西武がベテラン左腕の和田に絞り込んだことが判明。正式に決まれば、近日中にも発表される見通しだ。
山川は昨季の推定年俸2億7000万円で、Aランク(年俸上位1位~3位)とみられる。西武はソフトバンクに対し、金銭補償(年俸の80%)か、人的補償プラス金銭補償(年俸の50%)を要求できる。昨年末にソフトバンクからプロテクトした28人、外国人、直近ドラフト選手を除くリストを受け取った。渡辺GMは仕事始めの5日に、「人的補償です。まだ検討中。ある程度は絞ってます。どの選手が一番当てはまるか、うちに入って機能するのか、いろいろ考えています」と説明していた。熟考の末に、和田に白羽の矢が立った模様だ。
和田は今年2月に43歳を迎えるが、先発ローテーション投手として十分に戦力になる。昨季は8勝を挙げ、7年ぶりに100投球回に到達。衰えを感じさせない投球で、小久保監督は就任直後に、有原とともに今季の開幕ローテーション入りを明言していた。和田自身もパ・リーグ左腕初の40代投手による「2桁勝利」と「規定投球回到達」を目標に掲げ、「しっかり2月1日に準備ができるように」と意気込んでいた。現在は阪神大竹やロッテ小島らを引き連れ、総勢16人の大所帯で長崎合同自主トレを行っている。
FA移籍を巡っては過去にも人的補償でドラマがあった。巨人工藤が43歳で横浜に移籍。巨人内海も炭谷のFA加入に伴い、西武に移った。和田は02年ドラフト自由枠でダイエー(現ソフトバンク)に入団。メジャー移籍をへて、再び同球団に復帰。名実ともにチームの顔ともいえる左腕の移籍となれば、大きなインパクトを与える。
◆人的補償の年齢 和田は来月21日で43歳となる。過去の人的補償で移籍1年目の年齢では、門倉健の人的補償で巨人から横浜に移籍した工藤公康(移籍1年目に44歳)に次いで2番目の高齢。工藤は西武-ダイエー-巨人を経ての移籍だったが、和田のようにNPB1球団だけに17年も在籍した功労者の人的補償は初めてだ。
◆和田毅(わだ・つよし)1981年(昭56)2月21日、島根県生まれ。浜田では97、98年夏の甲子園出場。早大から02年ドラフト自由枠でダイエー入団。03年に14勝で新人王。10年最多勝、MVP、ベストナイン。11年オフにFAでオリオールズ移籍。14年カブスでメジャーデビュー。16年にソフトバンクに復帰し、最多勝、最高勝率。昨季は球団最年長勝利を含む8勝。04年アテネ五輪、06年WBC、08年北京五輪日本代表。「松坂世代」で最後の現役選手。179センチ、80キロ。左投げ左打ち。今季推定年俸2億円。
コメント総数;8813件
♦ゴジキ(野球評論家)
衝撃的な出来事でした。
和田投手は、これまで大ベテランとして先発ローテーションを担っており、昨シーズンも8勝を記録しています。
ソフトバンクは補強により、打線は厚みが増していますが、精神的支柱の和田投手が抜けたことによる影響をカバーしきれるかがポイントになりそうです。
♦お股ニキ(野球評論家)
ミスターホークスでレジェンドなのは言うまでもなく、40歳を過ぎても自己最速を更新し、今季もローテーションの一角を期待されていた和田毅の移籍は流石に波紋を呼ぶだろう。
FAの人的補償では若手を多く守らなければならない一方で高額年俸のベテランはまさか獲得するはずがないと言った判断からリストから外れることがあるが、戦力としてだけなく人間的にも模範となる和田の流出はダメージも大きい。多くの功労者への処遇にも疑問が残る。西武としては揃ってきたローテーションの下位を埋め、若手の模範ともなるから大きな戦力となるだろう。
♦田尻耕太郎(スポーツライター)
正式発表前ですが、これは衝撃でした。
西武は先発投手が豊富で、左腕も若手の隅田投手やドラフト1位の武内投手らがいるので、その辺りを考慮してプロテクトから外していたのかもしれません。
繰り返しになりますが、衝撃でした。
♦楊枝秀基(スポーツライター)
多くのエキスパートの方々がすでにコメントを残されていますが一言。
大昔にはFAの人的補償に関して
当該球団同士のおおまかな希望のすり合わせなど
存在した旨を聞くこともありました。
ただ、もう近年はそんなことはないですね。
これはホークスにとっては痛い話と見てとれます。
まさか、ここにくるとは想像していなかったのでしょうけど…。
山川選手が考えることではないですが
自分の代わりにホークスのレジェンドが他球団へ流出するわけです。
ホークス内の選手たちの心象なども鑑みても居心地がいいものではないでしょう。
西武にそういった狙いがあるのかどうかはわかりませんが
どうにも衝撃の大きい記事であることは間違いありません。
♦中溝康隆(スポーツライター)
18年オフに西武から巨人へFA移籍した炭谷選手の人的補償で、当時36歳の内海哲也投手が西武に移籍しました。
新天地で内海投手は練習に取り組む姿勢や若手へのアドバイスなど成績面以外でもチームに大きな貢献をしました(引退後は二軍投手コーチに)。今回の和田投手の件も内海投手がひとつのロールモデルになったのだと推測されます。
♦西尾典文(野球ジャーナリスト)
記事に対するコメントの多さにインパクトの大きさがよく表れていると思います。西武はこれまでも江藤選手、内海選手というベテランを人的補償で獲得しており、他にも横浜が工藤選手、広島が長野選手を獲得した例もあります。戦力としてはもちろんですが、自チームの若手に対する好影響を期待してという部分も大きいのではないでしょうか。また、ソフトバンクからそんな影響力のある選手が抜けることのマイナスの大きさを狙ったということも考えられます。
一方で長期的に見た場合には和田選手が一軍で1年を通じて働ける期間は長くない可能性が高いです。若手の有望株がプロテクトから漏れていた可能性も高く、そちらを選択するというやり方もあったのではないでしょうか。
ただそれ以上に和田選手の与えるチームへのプラスが大きいと判断したとも考えられます。この選択が今季、また来季以降どうでるか引き続き注目したいですね。
一、
チームの功労者で、かつ2023年シーズンにおけるチームの左の勝ち頭。さらに若手選手からも慕われているという和田が人的補償とか普通に事件だよ。
これが事実だとしたら西武目線からしたら、不祥事を起こした人間の代わりに和田と金銭を獲得できたわけだから、大勝ちでしかないでしょ。
二、
これはホークスからしたら、山川選手を取った代わりに和田選手プラス1.3億ほど取られるという、前代未聞のことが起きましたね。
和田毅選手は、年齢云々以前に貴重な先発投手として、来季も戦力でした。
痛すぎます、そして大レジェンドに対する扱いが可哀想です。
三、
これはびっくりですね
和田選手といえばソフトバンク一筋で、すでに40台
まさか西武は選ばないだろうとプロテクトから外したのだろうが、松井監督は現役時代、和田を苦手として打てなかったし、現在も8勝をあけれるだけの力がある和田選手を尊敬はしてるのだろう
チームを引っ張ってくれる選手としても期待してるだろうし、投手陣への投球術の伝授などもお願いしそう
ソフトバンクとしてはチームの精神的な柱がいなくなり、代わりに誰がやるか考えないといけないし、ここの山川が入ってくる
チームワークとして、ソフトバンクは懸念材料増えた気しますね
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球団の公式発表がまだない段階なので、或いは記者のトバシ(取材に依らない単なる憶測記事)である可能性も否定できないが、事実とすれば驚天動地の「事件」に間違いあるまい。ただ、日刊スポーツは、捏造・やらせ・誤報で名にし負う朝日新聞系ですからねえ。
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西武 甲斐野央の獲得を発表!山川の人的補償
「突然のことではありましたが、ホークスには感謝」
渡辺GM「救援投手は補強ポイント」
1/11(木) 17:32配信/デイリースポーツ電子版
西武は11日、ソフトバンクにFA移籍した山川穂高内野手の人的補償として、甲斐野央投手(27)を獲得したと発表した。
甲斐野は18年ドラフト1位でソフトバンク入り。150キロ後半の速球が魅力のリリーフ右腕で、ルーキーイヤーの19年には65試合に登板した。昨季は46試合の登板で防御率2・53だった。
甲斐野のコメントは以下。
「突然のことではありましたが、ホークスには本当にお世話になり感謝しかありません。ドラフト1位で獲ってもらったものの、期待に沿えるような活躍はできなかったと思いますが、チームメイト・監督・コーチ・スタッフ・フロントの皆さんには温かく見守ってもらい感謝しています。
今回僕を評価・指名してくれた西武球団にも感謝しています。チームの雰囲気が明るくファンの方も熱いイメージがありますので、ベルーナドームでプレーするのが今から楽しみです。
最後にホークスファンの皆さんにも感謝を伝えたいです。良い時も悪い時も声援を送ってくれ、福岡の街を歩いていてもよく声をかけてもらいました。ケガから復帰した時にマウンドで受けた声援はずっと忘れません。今後のホークス戦でも、こっそり僕だけ応援して欲しいです。
これからも野球人としてやるべきことは変わりませんので、ブレずに自分らしく頑張っていきたいと思います」
投手陣は昨季、チーム防御率はリーグ2位。一方で、山川移籍による影響で、野手の獲得が有力視されていたが、リリーフ投手を獲得した。
渡辺久信GMは「チームにとって、救援投手が大きな補強ポイントでした。真っすぐとフォークで打ち取ることができるライオンズにいないタイプの魅力的な投手です」とコメントした。
コメント総数;46件
イ.
和田じゃなかったんですね。。。
あの記事を見てびっくりしましたがひとまずソフトバンクにとっては良かったと思います。
甲斐野がプロテクトから外れるということはリリーフは足りるという判断なのでしょうね。
西武としては本当は野手が欲しいところではあったと思いますが、あまりほしい選手がいなかったかな?いずれにしても一人期待できるリリーフが増えたので良い補強だと思います
ロ.
①日刊の飛ばしだった
②事務的な取り違いミスだった
③指名を受け和田投手が引退を仄めかしたため再度両球団で調整(岩瀬投手の事例)
さて、どれでしょう。
ハ.
すでに書いてる人もいるけど岩瀬パターンあり得るな。
和田本人に通告したところ引退を突き付けられたと。
もし完全に誤報だったらニッカン廃刊レベルでしょ。
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やっぱり日スポのトバシだったのだろうか?筑紫で生まれた自分は、ライオンズ創設(1951年)以来のファンでして、ホークスとは当時からライバル関係にあった。西鉄(当時太平洋クラブ)が西武に買収されて所沢に移転したと思ったら、平成の御代になって今度はホークスが本拠地を大阪から福岡に移すという歴史の皮肉が起こった。
FA制度とか人的補償とかドラフト制度とかなかった時代を知ってる者からすれば、この騒動は一体なんだって感じである。そもそも論で言えば、金満人気球団に有望選手が集まっては戦力のバランスが取れず、戦う前から結果が判るようでは勝負する意味がなくなる、との危惧から導入された制度である。何れも米大リーグ(MLB)に倣った制度導入だが、内容自体は我国独自の部分が採り入れられている。
例えばドラフト制度、MLBは完全ウエーバー制だが、NPBは競合クジ引き制度を採り入れている。FA制度にしても、人的補償はNPB独自のものである。国民性の違いがそうさせたと言えなくもない。米国流はビジネスライク(事務的)で単純明快なのに対して、日本流は良くも悪くも共同体的意識が強く、とかく義理とか人情が絡み易い。
何が言いたいのか? 米国式ベースボール(BaseBall)が野球と邦訳された時点で、野球が日本文化と融合して既にベースボールとは別物になったことを示している、というのが持論である。MLBのパワー・ベースボールに対するNPBのスモール野球が、違いを端的に言い表している。
国際試合で交流が盛んになるにつれ、近年では不思議なことに、MLB・NPB双方がお互いの長所を採り入れることに腐心しているように思われる。NPB選手が力一杯投げ力一杯打ち返す米国式パワー・ベースボールを目指すとすれば、MLB監督・コーチが犠牲バント・進塁打・出塁率などの重要性に目覚めて日本式スモール野球を導入するなどがそれである。
米国が個人主義を標榜する国とするなら、日本人は多分に集団主義的国民性を有しているわけで、勢いスポーツの世界にもそれが反映するのであろう。
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