チャイナ系ドラマは、台湾の女流恋愛小説家瓊瑤(チョンヤオ)若しくは香港の武侠小説家金庸(チンヨン)の映像化作品ぐらいしか視てないが、CSチャンネル銀河で『中国古典名作選』(2017‐2018年製作)と称するオムニバス番組を放送していた。歴史年代順に「三国志」「水滸伝」「紅楼夢」「包青天」といずれも有名な物語なので録画して視ている。
番組プロモ映像
「三国志」「水滸伝」は戦乱の世のチャンバラ時代劇。「紅楼夢」は少女趣味的で殆ど関心ないが、最後の「包青天」だけ、大岡政談や遠山裁きに似て興味深い。だが、人情噺風にならないところが如何にもチャイナ文化である。但し、「人治国家」の彼地にあって、”法治”を実現させた歴史上の人物として、現代中国でもその名を知らぬものはないらしい。。
なお、本編は全て15歳未満の子供らが演じている点が異色である。ゆゑに、物語が物語でも深刻ぶらず、まるで学芸会の如く寛いだ雰囲気で視れるのが好い。
このエンディング曲、何処かで聴き憶えがあると思ったら、台湾で買ったCDに入っていた。
新鴛鴦胡蝶夢(1994年)
by 費玉清(フェイ・ユイチン)
しかし、これが件の原曲ではない。台湾・中華電視台が1993年に制作したTV時代劇『包青天』のエンディング曲がオリジナルである。
新鴛鴦胡蝶夢(1993年)
by 黄安(歌・詞・曲)
好いなぁ、このドラマのDVDが欲しくなった。なお、包青天を主人公とするドラマは、『開封府』(中国/2017年)など他にもある。これも録画したが、韓流みたいな妙に陰惨でドロドロ、ジメジメしたところがなく、カラッとしていて観た目にも面白い。
『開封府~北宋を包む青い天~』プロモ映像
コメント