その昔、故名越二荒之助教授(1923-2007年)の【日の丸三兄弟】なる講義を、チャンネル桜で聴いたことがある。我国及びバングラディッシュとパラオの国旗デザインに由来する言葉である。下記記事を採り上げるに当たって、当時を思い出して掲題とした次第。
【オーストラリア】【オセアニア在外公館便り】第10回
在パラオ共和国日本大使館
コロナ感染ゼロ!の親日リゾート国
3/15(月) 11:31配信/NNA(共同通信社系アジア経済情報サイト)
読者の皆さんはパラオと聞いて何を思い浮かべるでしょうか。世界遺産にも指定された美しい海に囲まれたリゾート地、かつて日本の委託統治領であったことによる日本との深い歴史的・文化的つながり、第二次世界大戦の最終局面での日米激戦地、現在の上皇上皇后両陛下による御訪問などかもしれません。一方、世界的なコロナ禍が続く中、パラオが依然、世界でも数少ない感染者ゼロの国の一つであることを知る人は少ないでしょう。今回は、そんなパラオの「今」を中心にお伝えしたいと思います。
【柄澤彰・在パラオ共和国特命全権大使】
■コロナフリーでマスク着用なし
日本では、コロナが日常のこととなって既に1年以上が経過し、非常事態宣言が継続している地域もある中で、まだまだ大変なご苦労が続いていることと思います。一方、パラオでは未だ感染者が1人も出ていませんが、これはひとえに、徹底した水際対策により実現されていると言えます。
2020年3月下旬以降、パラオ発着の定期フライトが全面運休となっている他、チャーター便で来訪する限られたエッセンシャルワーカーなどについても、極めて厳しい検疫措置が講じられています。
パラオにはコロナウイルスは存在しないという前提で日常生活が営まれているため、日本では常識となっているマスク着用、街中でのソーシャルディスタンス、リモートワークなどは基本的に行われておらず、物理的にはコロナ禍以前と同様の生活を送ることができています。
一方で、パラオは産業や経済をほぼ観光関連産業に依存しているため、外からの観光客が事実上ゼロとなっている状況の中で、ホテル、レストラン、ダイビングショップなどは経済的に極めて厳しい状況に陥っており、これらの産業に携わる在留邦人の中には既に日本に帰国された方もいらっしゃる状況です。
そのような中で明るい話題もあります。パラオではワクチンの接種がかなり早く進んでおり、人口が少ないこともあって、あと数カ月で人口の大半が接種を済ませる可能性があります。そのような状況を見ながら、少しずつ国境を開き、再び観光客を呼び込み経済を活性化させていこうという機運も生まれてきています。
■ツイッター、海外公館で3位に
このような状況の中、私ども在パラオ日本大使館としては、来たるべき観光客の再訪に備え、SNSでパラオに関する情報を積極的に発信し、日本の方々にパラオへの関心を高めていただこうと努力しています。
特に、ツイッターを主として日本の方々向けの情報発信手段と位置づけ、日本の方々が関心をお持ちと思われる情報をほぼ連日発信していますが、そのフォロワー数が最近3万人を超え、世界中の200を超える日本大使館、総領事館全体の中で、なんと3位(!)になりました。
多くの日本の方々は、長引くコロナ禍の生活の中で、美しい海、自然があふれるパラオをいつの日か訪れてみたいというお気持ちから、私どものツイッターをフォローしてくださっていると考えています。
今後とも充実した情報発信に意を用いていきたいと思いますので、まだご覧いただいていない方がいらっしゃれば、是非一度、在パラオ日本大使館のツイッターアカウント(https://twitter.com/OfPalau)を覗いていただき、フォロワーとなっていただければ幸いです。日本の皆様が、いつの日かパラオにいらっしゃるのを心よりお待ちしております。
<次回掲載の3月22日はサモア大使館が担当します。お楽しみに>
バングラディッシュ(旧東パキスタン)は未だ訪れたことはないが、パラオなら一度だけある。台湾が親日国と言われるが、パラオはそれ以上と言っても過言ではあるまい。バングラディッシュもそうで「親日三兄弟」と呼びたい。台湾も青天白日旗(中国国民党旗)を即刻破棄し、紅地に白い「日の丸」を国旗に制定していただきたい。
彼らが親日になったのは、先の大戦中、【弱きを救け強きを挫く】シラス思想を身を以て体現した先人の偉業に負うところが大きい。ところが、戦後ニッポンの政財官学マスコミ界お偉いさんどもは、その遺産を食い潰し、欲望(カネ・モノ・色)の代償としてウシハク勢力に魂(やまとごころ)を抜かれたのである。
ウシハク勢力とそれに加担する輩は捨て置き、シラスを知る一般国民同士が心と心で結束する時ではなかろうか。
・シラス(知らす・統らす・治らす)
万物を総員の公共物と見做す考え方
→互助互恵・共存共栄の共同体(ゲマインシャフト)型社会
・ウシハク(主履く)
万物を主(あるじ)の私有物と見做す考え方
→独占・独裁・独善を産む弱肉強食の利益体(ゲゼルシャフト)型社会
《追伸》
パラオの総人口は約2万人。公用語はパラオ語+英語だが、日本語由来のパラオ語も多い。因みに、アンガウル州(島)のみ先述公用語に日本語が加わる(ただし、今日では日常会話で日本語が用ゐられることはないとか)。
〈日本語起源のパラオ語五例〉
アクシュ=握手
アジダイジョウブ=味大丈夫(転じて「美味しい」)
カツドウ=活動写真(つまり、映画)
キンロウホウシ=勤労奉仕(ボランティア)
エモンカケ=衣紋掛け(ハンガー)
動く写真だから「活動写真(MOVIE)」とは素晴らしい訳語。「写真(PHOTO)」は真(まこと;在りのまま)を写すこと。言い得て妙ではないか。なお、中文(中国語)で映画は「電影」、写真は「照片」と綴り、日本語とは全く異なる。道理で、嘘八百政治プロパガンダ映画や捏造写真を捻り出しても恥じないわけだ。
コメント