次の動画をご覧あれ。発信元は《TaiwanVoiceチャンネル》、つまり、「台湾の声」を届けようとの趣旨である。動画タイトルをみて、「台湾で3万人もの日本人大虐殺? 何かの間違いでは?」と訝しんで視たところ、そうではなかった。
知られざる「日本人大虐殺事件」
- 日本政府が無視したエリート3万人の命
所謂「2.28事件」のことだった。昭和22年2月に台湾全土で発生した中国国民党軍による現地住民大虐殺事件である。自分が生まれる一年前なので、当然ながら子供時分は全く知らずに過ごしてきた。事件を知ったのは、1980年代の台湾旅行に熱中していた頃である。『悲情城市』(1989年)という、この事件を描いた台湾映画も観ている。
然るに、犠牲になったのは現地住民(つまり、「台湾人」)であって「日本人」ではなかったと、まるで他人ごとのように思い違いをしていた。しかし、YouTubeで林建良(日米台関係研究所理事)氏が指摘するとおり、我国が台湾の領有権を放棄したのは、事件より5年後のサンフランシスコ講和条約(1952年発効)に於いてである。つまり国際法上は、日本領内で起きた外国人(中国国民党軍)による「日本人」大虐殺事件にほかならない。要するに、明らかに我国の「主権」が侵された事件なのに、何らの抗議すらしていない。百歩譲って事件直後は、連合国軍占領下(日本に「主権」がない)であって物言えなかったとして、少なくとも主権回復(1952年)後、直ちに言上げすべきであった。
おのれの不明を恥じるしかない忌まわしい「事件」であった。
当方を含む戦後日本人による〝長いものには巻かれろ″式の悪しき事勿れ主義という名の「不作為」は、今なお続いている。
【DHC】2020/6/9(火) 百田尚樹×西岡力×居島一平【虎ノ門ニュース】
あくまで勝手な個人的見解ながら、伝統的な「日本人の心」を象徴しているのが〝三種の神器″だと思っている。すなはち、
草薙剣=勇気
八咫鏡=誠(まこと)
八尺瓊勾玉=仁愛
三種が揃って初めて【神器】なのであって、何れか一つでも欠けたら意味を成さなくなる。にも拘わらず、「剣=勇気」を〝人殺しの道具″と決め付けた敵性プロパガンダに幻惑され、まるで悪の象徴であるかのような固定観念を抱いてしまったのがそもそもの間違い。「勇気」がないと、「誠実」、「仁愛」の美徳さえ活きてこない、というより何れ奪われてしまうのである。自国政府やサヨクのせいにするのは簡単だが、戦後歴代政府は間接的にせよ我ら有権者が選んできたのであって、決して第三者(傍観者)的立場ではない。つまり、我国政府の有様こそ、現在の〝おのれの姿”を映し出す鏡(鑑)なのだ。
「勇気」は、「日本人の心(所謂〝大和魂”)」の核心にあるもの、特亜三国の嘘八百歴史プロパガンダに騙されず、先人たちの生き様を想い出し、今こそ〝先祖返り”すべき秋(とき)ではないのか。
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