台湾総統選挙うけ
中国“独立を断固反対”
1/12(日) 6:39配信/日テレNEWS24
4年に一度、台湾のトップを決める総統選挙は中国への対決姿勢を訴えた蔡英文総統が過去最多の得票で再選を決めた。中国にとっては打撃となる。
蔡総統は今回、過去の総統選挙の中で最も多い817万票あまりを獲得して圧勝した。
民進党・蔡英文総統「中国政府に理解してほしいのは民主主義の台湾と、その市民が選んだ政府は威嚇には屈服しないということだ」
選挙戦で、台湾統一を目指す習近平政権への対決姿勢を訴えた蔡総統。幅広い支持を集めたワケは去年から始まった香港の民主化デモ。台湾で、中国への警戒感が広がり大きな追い風となった。
また、中国政府が総統選挙を念頭に台湾への中国人旅行者を制限するなど、蔡政権に圧力を強めたこともかえって台湾市民の反発を招く形となった。
選挙結果を受けて中国政府はさっそく、「われわれの基本方針は一貫して、一国二制度による台湾統一だ」「いかなる形の台湾独立計画も断固として反対する」などとけん制した。蔡総統が再選を決めたことで中国と台湾の緊張関係は続く見通し。
さらに香港の民主化デモも再び勢いづく可能性があり、中国の習政権にとっては大きな打撃となりそうだ。
コメント総数;2076
1.元々台湾は中国じゃないだろう。
2.元々違う国なんだから、独立反対はおかしいと思うんですが。
香港変換(註;「返還」の誤変換?)時の約束を一年と守らなかったので、一国二制度を餌にしても誰も信じません。
3.独立というのに違和感が凄い。中国の併合を台湾が拒否しているというのが現状ではないだろうか。一国二制度は無理。台湾を併合したいなら中国が民主化するしかないだろう。どちらにしても台湾の民主主義を守れるかどうかは台湾人の断固たる決意とアメリカ次第だが。
有識者コメント;楊井人文氏(FIJ事務局長・弁護士)
中国の習近平国家主席の映像が使われているため、総統選の選挙結果を受けて習氏がコメントしたかのように見えますが、そうではありません。コメントを発表したのは中共中央台湾工作弁公室と国務院台湾事務弁公室という台湾政策担当部署のスポークスマンです。
全文はホームページで確認できますが、従来も使われてきた台湾政策の文言をそのまま繰り返しているだけで、特別なコメントは一切入っていません。中国は同時に行われた立法院(国会)の選挙結果(与党民進党が減少するも過半数維持、野党国民党が微増)も分析し、蔡総統の任期が満了する4年後の総統選も見据えて、台湾政策に何らかの軌道修正を加えるのかどうかが注目されると思われます。
一般庶民と思われる匿名コメントに比し、「有識者」に分類された楊井氏の習近平共産中国に与するかのような釈明コメントが浮いて見える、言っちゃ悪いけど。
要するに、日本は「普通の国」と違って、良くも悪くも「特別な国」だと言いたいわけ。今や廃れつつあるものの、【滅私奉公(我欲を捨てて世のため他人のために尽くすこと)】を是としてきた国民のレベル(民度)は高い。社会構造を観るに、多くは中国のように(貧富でなく識見の)上下格差が激しいのが常態だが、我国に限れば下層が無くて中間層が分厚い。だから、時として上層(指導者群)部より一般国民の見識のほうが真っ当なことも隠し難い事実である。
台湾も香港も、一時的にせよ日本や英国の統治下にあった土地柄である。それが「善政」だったかは別にして、現代中国の恐怖政治(圧政)より遥かに”まし”だったと痛感しているに違いない。一旦、この味を覚えてしまった民衆が、恐怖政治を受容する訳がないことぐらい、子供でも分かる道理ではないか。
共産主義(コミュニズム)対自由主義(リベラリズム)や民主主義(デモクラシー)のイデオロギー闘争なんかじゃないな。相手をまともな「国家」と見るから分かり難い。もっと平たく、反社会勢力(Anti-Social Forces;ヤクザやゴロツキの類)が民衆(中国人民)を人質に国家ごと強奪していると考えたほうが分かり易い。現に、国家が保護すべき国民を、平気で大量虐殺しているではないか。天安門事件、ウィグル、チベット、香港などでの修羅場を想い起してみるがいい。すなはち、米国が常々口にする「ならず者国家」そのものなのですよ。
この際、媚中派政治家・官僚(役人)・財界人らは糾弾されて然るべきだ。反社会勢力に加担するなんて許せない。その首魁(習近平)を国賓招待したいとの邪心を抱く安倍首相には、”ふざけるな!”と声を大にして叫びたい。
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