こんなニュースを眼にした。
「紅白」後半視聴率
安室出演も歴代ワースト3位39・4%
前年下回り2年ぶり大台40%割れ
1/2(火) 10:32配信(スポニチアネックス)
昨年大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)が前半(第1部)は35・8%、後半(第2部)は39・4%だったことが2日、分かった。今年9月に引退する安室奈美恵(40)のラスト紅白など話題は多かったが、後半は40%の大台に届かず。2部制になった1989年以降、2015年の39・2%、04年の39・3%に次ぐ歴代ワースト3位となった。
安室は特別枠で14年ぶりに出演。リオ五輪・パラリンピックのNHKテーマソング「Hero」を披露し、テレビ生歌唱は7年ぶりとなった。同じく特別枠の桑田佳祐(61)は年越しライブ会場の横浜アリーナから中継を結び、昨年前期の連続テレビ小説「ひよっこ」の主題歌「若い広場」を熱唱。「ひよっこ」紅白特別編、短編ドラマが2本放送され、桑田は昭和の大作曲家・浜口庫之助を演じた。
ほかにも、X JAPANのYOSHIKI(年齢非公表)が昨年5月の首の手術以来、封印していたドラムプレーを解禁。欅坂46と総合司会のウッチャンナンチャン・内村光良(53)の共演パフォーマンスの最後に、欅坂センターの平手友梨奈(16)志田愛佳(19)鈴本美愉(20)が軽い過呼吸のような状態になるハプニングがあった
紅組のトリは石川さゆり(59)が2年連続8回目、大トリはゆずが初の大役を務め、石川は「津軽海峡・冬景色」、ゆずは「栄光の架橋」を熱唱した。
テーマは「夢を歌おう」。総合司会は内村が初の重責。紅組司会は女優の有村架純(24)が2年連続、白組司会は嵐の二宮和也(34)が単独初の大役を担った。
内村の安定した司会進行ぶりに、インターネット上には絶賛の声が続出。「LIFE!~人生に捧げるコント~」のキャラクター・三津谷寛治氏にも扮し、お茶の間の笑いを誘った。
白組が3年ぶりに勝利し、対戦成績を37勝31敗とした。審査方法について、16年は視聴者から「分かりづらい」と批判が相次ぎ、物議を醸したため、17年は視聴者、ゲスト審査員、会場の観客が投票権を持ち、その票すべてを1票として数える方式に変更。紅、白の22対戦ごとに集計し、白組=223万7644票(視聴者審査員=223万6339票、会場審査員=1305票)、紅組=143万2371票(視聴者審査員=143万1292票、会場審査員=1079票)(会場審査員にゲスト審査員含む)。約80万票差がついた。
「紅白歌合戦」に続く「行く年来る年」を視つつ新年を迎えるのが若い頃の越年スタイルだったが、自身の暮らし方の変化とともにテレビそのものを殆ど視なくなったせいもあって、当該番組から遠ざかって久しい。因みに、歴代視聴率ベストテンをご参考に供しよう。
01.第14回【1963年(昭和38年)】・・・81.4%
02.第23回【1972年(昭和47年)】・・・80.6%
03.第13回【1962年(昭和37年)】・・・80.4%
04.第35回【1984年(昭和59年)】・・・78.1%
04.第22回【1971年(昭和46年)】・・・78.1%
04.第16回【1965年(昭和40年)】・・・78.1%
07.第30回【1979年(昭和54年)】・・・77.0%
07.第21回【1970年(昭和45年)】・・・77.0%
07.第28回【1977年(昭和52年)】・・・77.0%
10.第19回【1968年(昭和43年)】・・・76.9%
註;第12回【1961年(昭和36年)】以前の視聴率記録無し。
ランクインしたのは昭和期のものばかり。平成の御世になってからは一つもない。即ち、一家団欒で視ていたテレビ黄金期と符合する。但し、自分がリアルタイムで視ていたのは昭和50年代初頭頃まで。したがって上記のうち「第30回」と「第35回」は、垣間視たとしても番組全体を通して視ていない。個人的には最新流行歌に興味を失くしていたからだ。かといって、歌謡曲を全く聴かなくなったわけでなく、“懐メロ”に宗旨替えしたまでのこと。
もともとはラジオ放送(正月番組)として始まった(1951年)。本来は「歌」をじっくり聴かせることが最大の眼目であり、それ以外の紅白(男女)の勝敗などに拘りはなかった。それが第4回(1953年大晦日)以降テレビ同時中継されるようになって、歌謡番組というより総合娯楽番組的要素が強まっていく。白組司会者は歴代NHKアナが務めていたが、何時の間にか紅白とも芸能人が担っているし、曲間に寸劇が入るのが恒例となってしまった。
大晦日番組となった第4回(もちろんテレビでなくラジオで)から記憶しているが、初期の頃は必ずしもその年流行った歌ばかりでなく、クラシックや民謡・懐メロ系の歌手も出場していた。ウィキペディアの出場歌手や曲目データを見ると、錚々たる歌手に今や“懐メロ”と化した佳曲がズラリ。懐かしいなぁ、あの頃。
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