W杯ギリシャ戦の応援、まことにお疲れ様でした。意地悪で言う訳じゃないけれど、未勝利のままグループリーグ敗退という大預言(?)が、どうやら良からぬ方向で当たりそうそうな気配ですな。だから謂わんこっちゃない、「侍ジャパン」なんて美称は痴がましいのですよ。最後に付け入るスキがあるとすれば、第3戦の相手コロンビアが、当該試合の勝ち負けに関係なく決勝トーナメント進出を決めてること。
午前中の涼しいうちに、リムピンスーパーへ食糧の買い出しに行こうと思いたった。が、外へ出るとカンカン照りで早くも目論見が外れる。途中、ピン川に架かる名物鉄橋(写真)を渡るのだが、一方通行にも拘わらずうっかりするとバイクが逆走(しかも歩道を)して来ることがある。しかし、《天網恢々疎にして漏らさず》とはこのことか、橋を渡り終える辺りに交通パトロール警官二人組が待ち構えており、切符きられてやんの。世の中悪い事が出来ない仕組みになっているのですよね。
スーパーでは、“夕張メロン MADE IN JAPAN”の文字も鮮やかに、半分の切り身ながら89฿(¥290-)という衝撃の価格で売ってあった。オウム真理教麻原彰晃じゃないけれど、メロンに目がないのですよね。だがよく観ると、“夕張メロン”部分が日本では見慣れない梵字みたいな怪しげな書体だった。なんだかウソっぽいので、パッケージの違う56฿のほうを買ったけど、食してみたら意外に美味かったですよ。
ちょうど正午頃、あんなカンカン照りだったのに一天俄に掻き曇り、タイミング良く逗留先に着く間際にポツポツ降り始めた。日本の雨は西からやってくると相場が決まっており、西空を観察すればよいが、此方(タイ)の雨は気まぐれで一筋縄ではいかない。時と場合によって東西南北どこからでもやってくる。ただ一点、はっきりしていることは、普段は無風なのに妙な心地よい風が吹いてきたら要注意。これは雨の予兆である。過去何度も煮え湯を飲まされた苦い経験から、幾らおバカな当方だって多少は「学習」するもんね。
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「タイの音楽メディア評」の第七回目。追加購入した分に入ります。
10.CD+DVD : RS. Gold Collection - Noppakao
RSレーベル・ポップス系'80年代懐メロ企画物であるRETRO BANND、รวมดาว(るあむだう;群星)、นพเก้า(のっぱかう;九つの宝石)、มรดกไทย(もろどくたい;タイ遺産)の各シリーズは、タイへ来る度に買わされてる感じで、曲目にかなりのダブりがある。だいたいRS社も、似たような内容なのに装丁を替えただけで、よくも毎年飽きもせず再発売してくるものだ。レコード会社とて営利企業の一つである以上、売れない盤を再三再四出すとは考えにくい。要するに、私奴みたいな“懐メロファン”が、タイ国内にも一定数居るのだろう。
実際、《論より証拠》で、YouTube統計によるとこれらの閲覧者は、主に30~50歳代女性、つまり流行当時に青春時代を過ごしたママさん世代が圧倒的多数を占めている。
曲目にダブりがあるものの、今回はDVDであるところが有り難い。というのも、映像が鮮明であることのほか、VCD盤の音声を差し替えしようとしても、映像がアナログ・ビデオテープのせいか、CD(orMP3)盤の歌声とは微妙にズレてしまって、何とも具合が悪かったのですよね。
ご参考までにนพเก้า(のっぱかう;九つの宝石)の歌手名を列挙しておきましょう。
・โอภาส ทศพร(オーパス・トサポン♂)=บรั่นดี(ブランデー)
・สุทธิพงษ์ วัฒนจัง(スティポン・ワタナチャン♂)=ฟรุ้ตตี้(フルーティ)
・รณชัย ถมยาปริวัฒน์(ロナチャイ・トムヤープリワット♂)=คีรีบูน(キリブーン)
・มานิตย์ พาชิยานุกูล(マニット・パシヤヌクーン♂)
・ประวิทย์ เปรื่องอักษร(プラヴィット・プルンアクソン♂)
・ธนา ศิริจันทร์สว่าง(タナー・シリチャンサワン♂)
・เพ็ญโพยม เรืองโรจน์(ピンパヨム・ルンチョロー♀)
・จุฑามาศ อิสสรานุกฤต(チュタマ・イッサラヌクリット♀)=ปุยฝ้าย(プイファイ)
・อัจฉรพรรณี หาญณรงค์(アチャラパニー・ハンナルン♀)=ปุยฝ้าย(プイファイ)
・อาริตา ปัจฉิมาภิรมย์(アリダー・パッチマピロム♀)=ปุยฝ้าย(プイファイ)
ありゃりゃ、“九つの宝石”がいつの間にか十人ですね。タイ人気質なのか、ネーミングがかなりいい加減。上記のごとく、RETRO BANDとは相関関係にあるみたい。
二曲ほど聴いて(視て)みましょう。アイドル歌手(当時)の歌唱力なんて所詮はこの程度、と妙に納得するに充分な学芸会並みの酷さ。
10-2.คนข้างเคียง (寄り添う人)
by สุทธิพงษ์ วัฒนจัง+จุฑามาศ อิสสรานุกฤต
うんざりするほどの浅田美代子『しあわせの一番星』タイ語バージョンです。映像でおわかりの通り、男声は6月13日付記事のฟรุ้ตตี้(フルーティ)その人。どうでもいいけどこのお二人、実生活でもご夫婦らしいですよ。
10-8.ดั่งนกเจ็บ(傷ついた鳥のように)
by โอภาส ทศพร+เพ็ญโพยม เรืองโรจน์
買ったDVD盤と同じ映像。ただし、音声をモノラルに落としてあるみたい。気に入ってる歌だが、VCD盤音声差し替えに失敗した曰く付きの曲でもある。しかし、このDVD盤を手にしてもう心配が無くなった。
以上、おしまひ。
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