昼時に旧知の日本語ガイドが訪ねてきた。三泊四日のイサーン(タイ東北地方)旅行を目論んでいたからだ。しかし、直前になって心変わりした。チェンマイ~ウドンタニ間は鳥さん飛行機(NokAir)が飛んでいて、これで往復するにしても、自分は車の運転が出来ないので、彼一人の運転で広いイサーンを周遊するのは無理。加えて、三泊ともなればホテル代が嵩むし、懐具合も心細い。
てなわけで、急遽ミャンマーとの国境の町メソットへ小旅行に出かけることとした。出発は来週の火曜日、6月24日の予定。
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さて、「タイの音楽メディア評」の第八回目です。
11.MP3 : Nititud - The Best of Saen Ruk Saen Kid Tueng - Vol.2
12.MP3 : Nititud - The Best of Saen Ruk Saen Kid Tueng - Vol.3
このシリーズは既にVol.1を持っていて、まずまず気に入ってたため、上記Vol.2&Vol.3を追加で購入せしめた次第。ポップス系なのでタイ情緒には乏しいが、グローバルスタンダード的なメロディラインがあるから当たり外れが少ない。
なお、ポップス系といっても、タイ人から観たジャンル分けであって、我々が考えるそれとはやや趣が異なる。例えば、渥美二郎『夢追い酒』、森進一『港町ブルース』のタイ語バージョンなどが含まれている。原産国(?)の我々から観れば紛れもない《歌謡曲》に違いないが、タイ人から観れば《外来曲=ポップス》という分類になるのであろう。
では、数曲聴いて(視て)いただきましょう。
11-11.เพราะเธอหรือเปล่า(君のため?)
by ดิ อินโนเซ้นท์(The Innocent)
どことなく西城秀樹的サウンドを想起してしまうのは、自分だけだろうか。'80年代のタイは、昭和40年代のグループサウンズよろしく、数多のバンドグループがタイポップス界を席巻していた時代でもある。
11-46.คอยใครคนหนึ่ง(独り誰を待つ)
by สาธิยา ศิลาเกษ(サティヤー・シラケット)
2012年12月21日付記事で採り上げた歌手。初訪泰時に買ったカセットテープのB面掉尾を飾って最後に入っていた。ネット検索では全くヒットしない超レア物ですよ。タイには珍しい寂寞とした曲調が、この歌手の特徴でもある。
12-39.อยากลืม(忘れたい)
by สาธิยา ศิลาเกษ(サティヤー・シラケット)
しつこいようだがもう一曲。前述の曲とは逆に、件のカセットテープA面“いの一番”に入ってた。アルバム名にもなっているので、カセット中の代表曲なのだろう。リンク先のカセットテープ音源とこのMP3音源を聴き比べてみるのも一興ではなかろうか。
12-44.เพื่อนเก่า(旧友)
by ไก่ นิภาวรรณ(カイ・ニパワン)
この歌手も前述リンク先記事で採り上げた。初訪泰時に買ったカセットテープA面第二番目の曲。YouTube音源は、アコースティックな響きからしてCDやMP3でなく、オリジナルのカセットテープから興したものと思われる。今回買ったMP3は、カセットテープ音源に比し、メリハリがはっきり(音が明快)していて、かなり派手な印象を持つ。
以上、おしまひ。
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