そろそろ雨季に入ったタイでは、俄雨がよく降る。たまたま時期が日本の梅雨と重なるものの、降り方が全く異なる。一極集中型(?)で台風並みの局地的な豪雨となるが、長くて一時間もすればケロッとして青空が広がる。ところが先ほどの夕立(もう止んだ)は、当地には珍しくジメジメしたおとなしい降り方だった。
先ほど撮った映像
まぁ、雨が降ると涼しくていいのだが、日中だと陽が差してきて蒸し暑くなるので、後々は具合が悪い。
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さて、せっかく買ったのだから、音楽メディア評といきましょう。まずは、次の一枚(MP3+DVDなので実質は二枚)から。
1.MP3 + DVD Karaoke RS - Retro Band Return
最近のタイ・レコード業界は、同一楽曲の映像(VCD・DVD)とオーディオ(CD・MP3)をセットにして商品化するのが流行りのようだ。VCDの場合、歌と伴奏が左右チャンネルに分離されていて聴きづらい。だから、同一音源のCDまたはMP3の音声と差し替える、といった需要が少なからずあろうことは想像に難くない。しかし、DVDにCD或いはMP3を付ける必要があるのだろうか。
DVDといえば、KaraokeDVDと唱ってあるからにはその機能があるわけだが、VCDの場合と違って、第一(主)音声に歌と伴奏が入っていて、第二(副)音声が伴奏のみ(いわゆる“カラオケ”)というのが一般的。ただRS社のDVDだけは、なぜか主音声がカラオケになっていて、最初聴いたとき、日本のカラオケディスクのように、もともと歌声が入ってないのでは、と疑ったほど。ひょっとして同様の苦情があったのだろうか、このDVDに限っては主音声に歌と伴奏が入っている。
DVDといっても、オリジナル映像自体が1980年代のMV(ミュージックビデオテープ)なので、HD画質というわけにはいかない。それでも画素数が多い分、VCDよりは遙かに画質は良好である。肝腎の中身はどうかというと、キリブーン、レインボー、フルーティの曲は大体持っているのでずいぶんとダブッてしまったが、VCDを敬遠していたため映像物がなく、その意味でDVDが真に有り難い。
まぁ、今更乍らの感はあるが、幾曲か聴いて(視て)みましょう。
4.ปลูกรัก(愛の植付け) by อ๊อด คีรีบูน(オード・キリブーン)
甘い歌声は好きではないが、曲は悪くないと思う。
5.อยากให้รู้ใจ(気持をわかって欲しい) by ต้อม เรนโบว์(トム・レインボー)
亡失せしタイポップスCDで書いた曲。かなり古くから気に入っていたことがわかる。どうでもいいけど、曲名の邦訳が同じでなくいい加減ですね。ごめんなさい。
6.คนข้างเคียง(寄り添う人) by ฟรุ๊ตตี้(フルーティ)
度々採り上げる曲だが、原曲は言わずと知れた浅田美代子『しあわせの一番星』(昭和49年)。
*ご参考*
คนข้างเคียง เวอร์ชั่นญี่ปุ่น ฟรุ๊ตตี้นำมาแปลง(フルーティ『寄り添う人』の日本語版)
原語(タイ語)を邦訳すると上記のようになるが、これじゃフルーティの曲を浅田美代子が日本語でカヴァーしたみたいで、あべこべになっちゃうじゃん。
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