8月6日付中華民国の愛国歌曲の記事で、愛国歌=軍歌ではない旨を書いた。「軍歌」といえば、広義には軍隊生活を題材にした諸々の歌と解釈される。しかし、狭義には軍隊用に作歌された歌(例;礼式歌、聯隊歌など)を指す。なお、どうでもいいけど韓国・北朝鮮の国歌はそれぞれ別曲なれど、曲名自体はどちらも『애국가(愛國歌)』と称するのだとか。知りませんでした。
軍歌にもその國の「お国柄」が表出されているはず。百聞は一見に如かず。兎に角、極東(中台韓日)四カ国軍歌を聴き比べてみよう。
中国人民解放军军歌
中華民国(台湾)三軍軍歌
韓国軍歌「男の一命」
戦前と違い、表向きは軍備(武力)を放棄した恰好の戦後日本に、当然ながら「軍歌」が存在するはずもない。しかし、如何に詭弁を弄しようと、他国から観れば自衛隊は、やはり歴とした「軍隊」である。
陸上自衛隊「この国は」
海上自衛隊「海をゆく」
航空自衛隊「蒼空遠く」
う~む、国内外から白眼視されているせいか、これは文字通り「音楽隊」の演奏であって、「軍楽隊」の響きとは別物ですね。果たして何処がどう違うのか。正真正銘の「日本軍(皇軍)」だった戦前の演奏と、聴き比べてみてください。
軍艦行進曲 - 海軍軍楽隊
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