本日(18日)付読売新聞衛星版に「給食費滞納問題」がありました。識者の見解です。当然ながら、滞納を是認する意見は一つもなし。識者とはいえ、名前を知っていたのはアグネスチャンのみ。「そもそも親が何不自由なく育っており、総じて感謝の気持が失われている。」と彼女は述べていました。
滞納者(親・保護者)と学校側双方が非難の対象でした。やれ、滞納者を厳しく罰せよ。やれ、学校側が保護者に対して弱腰すぎる。云々
もっともな意見だとは思いつつ、同時に空しさがよぎりました。記事にした記者・意見を言う識者とも、所詮「他人ごと」です。ありていに言えば、「社会問題」を食い物にする輩さえいます。もちろん、そういった人たちばかりではありませんが、「何とかしなければ」という真剣な意思が感じられません。おそらく、世間が見向かなくなったら、ハイそれまでヨ。要するに、一億総「無責任」世代(自分を含む)なんですね。すべては、ここに病巣が潜んでいると思います。日教組や木っ端役人のせいにするのは簡単ですが、誰も汗や涙や血を流したくない。これがホンネなんでしょう。情けないですね。歯がゆいですね。
自分一人で大きくなったような顔をしたバカ親は、どの程度いるのでしょうか? 仮に一割を超えているようなら、大問題です。私に言わせれば、諸悪の根源は見て見ぬ振りをする傍観者です。
毎度、子供時分の話で恐縮ですが、先生からも親からも悪事をすれば当然叱られましたが、悪事を止めなかった時の方が、もっとこっぴどくやられました。こうして「傍観者になるのが一番いけない」と教えられました。
どんな場合でも、傍観者にだけはなりたくないものです。
2006年12月18日(月)の記事
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