ふと、半世紀前を考えてみた。自分の身の周りをざっと見渡して、50年前にあった物、なかった物を比べてみた。
昭和31年頃、自分の家にはなかった物
パソコン、TV、電話・FAX、携帯電話、AV機器、洗濯機・乾燥機、
冷蔵庫、コーヒーメーカー、電気炊飯器、電気ポット、掃除機、
冷暖房機、温水器、ベッド、電卓、ライター、たばこ、持家等。
昭和31年頃、自分の家にあった物で現在はない物
神棚、天皇皇后両陛下のご真影、在加祖父母の写真額、釜戸、
布団、簾、蚊帳、蚊取線香、団扇、炬燵、火鉢、七輪、炭団、
石炭、薪、湯たんぽ、浴衣、真空管ラジオ、にわとり、
家庭菜園・花園等。
自分が何を得て何を失ったか、よくわかる。心を育むものや季節感があるもの、人間味のあるものを総じてなくしているように思う。人間の五感に直接訴えかけるようなものほど消えている。その代わり、日常生活に便利なものを手に入れている。
自分が怠け者になった証拠かな。
好みの問題もあるので、一概には言い切れないが・・・。言葉は、消えてしまうので記憶に頼るしかないのだが、当時は、親や大人に対して敬語を遣っていたような気がする。気づいてみると現在は、親に対しても敬語を遣わない。
“心の動き”は言葉に表れるようだ。諌める者がいないので、知らないうちに傲慢になってしまった。まだまだ“若い”のかなあ。
もっと、修行を積もうっ~と。
2006年8月7日(月)の記事
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