近ごろ、言論・信教・個人の自由、人権、生活権、果ては子供の権利までが声高に主張され、喧しい。主張なさる方は、権利と責任は表裏一体であることをご存知なのだろうか。
権利の裏には必ず責任が伴なう。権利を行使するなら、行使した者の責任に帰すのは自明である。例えば、この日記は管理人(すなわち自分)が「言論の自由」という権利を行使して執筆している。したがって、記事の内容に問題が生じれば、すべてが管理人の責任に帰すことになる。責任転嫁しようにも、そんな人がいるはずもない。
しかし、これが誰かの指示で書かされているのであれば、裁量を許された範囲内で責任を負えばよい。管理人にまったく裁量の余地がなければ、入力ミスを除いて責任は完全になくなる。この場合の権利行使者は指示者であるから、その責任が指示者にあるのは言うまでもない。
ところで、子供の権利とはいったいなんだろう。子供に責任を取らせろということか。子供に権利などない。だから、児童福祉法で保護されている。子供がなした責任は保護者たる親にあるということだ。
実は子供の頃、列車を止める大バカをやって死に損なったことがある。そのとき、鉄道公安に呼び出されて絞られたのは、母親だった。自分にはなんのお咎めもなかった。あとで母にグチられたけど‥‥。保護されている者が、権利を主張すべきではない。
2006年2月5日(日)の記事
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