高市早苗氏「ショック」
岸田首相が中国配慮した発言を周囲に漏らした一部報道に言及
10/13(金) 18:04配信/日刊スポーツ電子版
高市早苗経済安全保障担当相が13日までに、Xを更新。岸田文雄首相が中国を配慮したとみられる発言を周囲に漏らしたという一部報道について「ショック」と書き込んだ。
高市氏は「IAEA総会で中国代表が『核汚染水』と日本を批判したので反論したのですが、岸田総理が『中国を再び刺激しないか』と周囲に不安を漏らしておられたとの記事」と紹介。続けて「私は日本の水産関係者を守りたい一心だったのですが、結果的に国益を損ねたという事なのか…」とつづった。投稿は11日付。「いいね」は6万を越えた。
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一、岸田首相のそうした発言があったことは知りませんでした。
事実を言うことにさえ、何故、懸念を示すのでしょうか?
理解に苦しみます。
事実を発信することこそ風評被害を防ぐために最も必要なことです。
岸田首相のそうした軟弱姿勢はさらに中国の強硬姿勢を誘引することになります。中国はそうした足元を見透かしてきます。
言うべきことは言う、こうした毅然とした姿勢こそ必要なことです。
二、この報道が事実なら岸田内閣を倒閣して
彼の政治生命を断つべきだろうとさえ思う。
高市早苗さんの発言は日本の国益を守る為の発言であって決して国益を損ねてなどいない。日本の国益を損ねてこの国を駄目にしているのは紛れもなく岸田内閣総理大臣です。
尖閣に対する中国のブイ設置にも反応せずに「中国を刺激しはしないか」などと
とてもの事日本国内閣総理大臣の発言とは
言い難いし言語道断の発言としかいい様がない。
三、高市氏は政治家として職務を全うしている。
言うべき事は言い信念を持ち貫いている。
次期首相は高市氏しかいない。
それを派閥で拒むような事はあってはならない。
男のくせにやり方が汚い。情けない事を自覚した方が良い。
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日刊スポーツは朝日新聞系列である。だからというわけではないが、政治絡みのニュースをなにゆゑスポーツ紙で採り上げねばならぬのかが疑問である。閣内不一致を想起させる悪意に満ちた内容では、天下の朝日新聞なら流石に躊躇したのかもしれない。ところが仄聞によると元ネタは讀賣新聞なのだとか。とかく〝御用新聞″と見紛うほど政府擁護で知られる讀賣がねえ。それほど岸田政権に批判的な意見が多いということなのだろう。
我国と中国(古称;支那)とでは、真逆と言っていいほど文化が異なると、これまで幾度となく書いて来た。台湾の文筆家黄文雄氏に拠ると、双方の文化を漢字一文字で表すと【誠(日本)】対【詐(中国)】になるのだとか。また、中国人のルーツを昔は漢人と呼称していたが、氏に拠れば外来人との混血が進んだ結果、宋時代(960-1279年)期には絶滅たそうだ。漢民族滅亡が事実なら、習近平皇帝(?)が宣う『偉大なる中華民族』など現実から眼を逸らした妄言に過ぎないということだ。
ところで、「つくる(作る・創る・造る)」という言葉がある。自分の子供時分は「拵える」とも言ったものだが、今では死語同然の扱いになってしまった。何が同じで、何が違うのか。
【拵える】-こしらへる-
① ある材料を用いて、形の整ったものやある機能をもったものを作り上げる。
また、結果として不本意なものを作ってしまう。
② 手を加えて、美しく見せるようにする。化粧したり衣装を整えたりして飾る。
③ 工夫を巡らし、ないことをあるかのように見せかける。
④ 手を尽くして、必要なものを整える。用意する。
⑤ 友人・愛人などを作る。
⑥ なだめる。とりなす。
【作る・創る・造る】-つくる-
① 材料・原料・素材などを用いたり、それに手を加えたりして、まとまりのあるものや意味のあるものに仕上げる。建物・器具・物質・芸術作品などを製造・製作する。
② 農作物などを、世話したり力を注いだりして、育てあげる。土地を耕す。
並べてみると、「拵える」にはどことなく下心というか作為的な意図を感じるなあ。因みに、「拵える」「作る・創る・造る」をgoogle自動翻訳機で漢文化したところ、どれも「製作」になりました(「制作」でないところがミソ)。
【制作】-せいさく-
芸術作品などを作ること。
【製作】-せいさく-
① 道具や機械などを使って品物を作ること。
② 映画・演劇・テレビ番組などを作ること。プロデュース。(=制作)
③ 詩文・美術作品などを作ること。(=制作)
以上を踏まえて思料すると、日本に在って中国にないものが見えてくる。1985年8月に「シルクロードの旅(上海・蘭州・敦煌・西安・北京)」という近畿ツーリストのツアーに参加したことがある。JAL123便墜落事故を知った直後に搭乗した西安発北京行中国民航イリューシン8型プロペラ機がエンジントラブルで西安に引き返したのでよく憶えている。
余談はさておき、秦始皇帝兵馬俑抗も見学したが、精巧ではあるもののどれも機械彫りみたいに同質かつ無表情で如何にも人形(拵え物)然としているのに対し、日本の埴輪や仏像などは一体とて同じものがない、要するに一体一体が個性的なのだ。芸術面に於いての没個性は、作品の価値を著しく損ねる致命的欠陥と言える。
このことはドラマ作りにも当て嵌まるわけで、華流韓流時代劇ドラマは題名こそ違え部品を取り替えただけの安易な類似品にしかみえないが、我国の時代劇は作られた年代や制作スタッフ・キャスト毎に趣が全く異なるのが通例だ。従い、個人的に『銭形平次』は大川橋蔵、『鬼平犯科帳』なら松本幸四郎(八代目)、映画『水戸黄門』は月形龍之介、TV版は東野英治郎となるわけだ。ところが、香港の武侠小説家金庸(1924-2018年)の『天竜八部』は七度ほどTV映像化されており、そのうち2013年版と2021年版を見たが、どちらも代わり映えしなかった。
米国とそれに追随する我が日本など、中国を全体主義国家と非難するが、その対義語は個人主義なのだ。
【全体主義】
① 個に対して全体を優先させる主義。
② 個人の権利や利益、社会集団の自律性や自由な活動を認めず、
すべてを国家の統制下に置こうとする主義。独裁や専制政治などと同義に用いられる。
【個人主義】
① 国家・社会の権威に対して個人の意義と価値を重視し、その権利と自由を尊重することを主張する立場や理論。
② 「利己主義」に同じ。
なお、戦前の『國體の本義』(文部省)で、利己主義に繋がるとして西洋個人主義を批判している。とは言え全体主義的統制は大戦末期だけで、それまで個人的権利や自由が制限されることがなかったのも事実。
個人主義=利己主義なら全体主義=利他主義なのか? そうではない。全体主義とは個性の否定(即ち「没個性」)形なのだ。利他主義の根本は〝自分の個性が大切″なら〝他人の個性も同様に大切″なはずに行き着く。ゆゑに利他主義も個人主義の延長線上にあるのである。
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