高市大臣、中国への反論は「急きょ入れた」
処理水めぐりIAEA総会で激しい応酬 「突出した輸入規制は中国のみ」
9/26(火) 20:57配信/FNNプライムオンライン(フジTV)電子版
オーストリア・ウィーンで9月25日、IAEA(国際原子力機関)の総会が始まった。日本からは高市早苗科学技術相らが参加。福島第一原発の処理水放出をめぐり、中国側と激しい応酬を繰り広げた。
■中国側“核汚染水”と批判…高市氏「突出した輸入規制は中国のみ」
やや険しい表情で会場に入った、高市早苗科学技術相。中国が福島第一原発の処理水放出を非難したことに対し反論した。
中国政府は処理水の海洋放出に反発し、1カ月以上にわたり日本産水産物の輸入禁止措置を続けている。中国の代表団は「“核汚染水”の海洋放出は、原子力の安全性をめぐる重要な問題だ」と今回も処理水を“核汚染水”と呼び、処理水放出を厳しく非難した。
その会場で、何やら慌ただしく動き出した高市科学技術相。黒いバインダーを広げ、硬い表情で資料を確認し始めた。その後、一転して笑みを浮かべながら登壇した。
そして、「突出した輸入規制をとっているのは中国のみです。日本としては引き続き、科学的根拠に基づく行動や正確な情報発信を中国に対して求めていきます」と述べた。
中国の代表団は高市科学技術相の演説中、何やら言葉を交わすと、国名が書かれたプレートを立て、反論する機会を要求した。
一方、演説を終えた高市科学技術相は「急きょ入れました、反論。ここ(IAEA総会)で言うか~。国連で言わはれへんかったのにね。最初から中国に対する反論は想定せずにきたので、バタバタでした」と話した。
高市科学技術相の退出後、中国の代表団は「処理水を海洋放出しないよう努力すべきだ」と再び日本を批判。これに、日本の引原大使は「中国には、トリチウムの年間排出量が、福島第1原発の5倍から10倍の原発もある」と再び反論した。
(「イット!」9月26日放送より)
コメント総数;368件
一、何時も遺憾砲しか出さない日本政府の対応に忸怩たる思いの方も多いと思います。
高市大臣、現総理や外務官僚の皆さんにお手本を見せてあげてください。
可もなく不可もない事なかれ主義的な発言は日本の立場を著しく毀損してきました。
日本にも発言力のある大臣が居る事を世界に発信し、次期総裁選でダメダメ総理を蹴落とし日本初の総理大臣を目指して下さい。
二、きちんと名指しで、コメントを出したのはよかったと思います。
増税メガネの感性だと、「ごもごもごも・・」ってな感じで何を言いたいの変わらないコメントで、意味のないものになっていたでしょう。
「中国のみ」と言い切ったのは中国の孤立、突出ぶりを印象付ける意味でも大変効果があると思います。
三、岸田より高市さんと小野田さんのほうが断然国民感情に寄り添った行動をしていますね。内閣改造でも、岸田本人は国民の生活や外交といった喫緊の問題よりも、派閥やら当選回数優先で人事のバランスとってるつもりでしょうけど、あれじゃ支持する気になれません。
高市さん・小野田さんとその同志が岸田を失脚させ、窮地の日本を救ってくれるポジションに立ち国民の圧倒的支持を得ることを期待してます。
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リベラルな岸田政権への反動からか、右派ネットユーザー(いわゆる「ネトウヨ」)の間では高市早苗経済安全保障担当大臣の人気が跳び抜けて高い。なお、「左派」「革新系」に代わって現代では「リベラル」が用ゐられるようだが、正確にはどういう意味なのだろう。
【リベラル】-liberal-
① 政治的に穏健な革新をめざす立場をとるさま。
本来は個人の自由を重んじる思想全般の意だが、主に1980年代の米国レーガン政権以降は、保守主義の立場から、逆に個人の財産権などを軽視して福祉を過度に重視する考えとして、革新派を批判的にいう場合が多い。自由主義的。
② 社会の規律や習慣、権威などにとらわれないさま。自由であるさま。
何だか分かり難いが、どうやら「右派」「保守系」とは相容れない概念のようですね。ならば、昔のとおり「左派」「革新系」に戻したほうが、よっぽどすっきりして宜しいのではないか。ソ連や東欧など社会主義諸国の崩壊以降、左翼勢力の旗色が悪くなり、その隠れ蓑として「リベラル」とか「(新)自由主義」とかの旗印を捻り出したのであろう、悪知恵では彼らに敵いませんからね。
国際政治経済學的に観るなら、かつて左翼、左派、革新系などと呼ばれたマルクス(社会・共産)主義を堅持するグループを今日では一括りにグローバリズム勢力と呼ぶようだ。対する右翼、右派、保守系のグループはナショナリズム勢力と見做され、双方が混然一体となって鬩ぎ合いを続けているというのが大方の観方だろう。
【ナショナリズム】-nationalism-
国家という統一、独立した共同体を一般的には自己の所属する民族のもと形成する政治思想や運動を指す用語。日本語では内容や解釈により国家主義、国民主義、国粋主義、国益主義、民族主義などとも訳されている。パトリオティズム(愛国心)とは区別される。
【グローバリズム】-globalism-
地球全体を一つの共同体と見なして、世界の一体化(グローバリゼーション)を進める思想である。字義通り訳すと全球主義であるが、通例では、多国籍企業が国境を越えて地球規模で経済活動を展開する行為や、自由貿易および市場主義経済を全地球上に拡大させる思想などを表す。
人口比ではナショナリズム派が圧倒的大多数を占めるものの、少数派に過ぎないグローバリズム派は声がデカいうえに虚偽・騙しのテクニックに長けており、それが正論ないし多数意見であるかのように騙され易いし、かつ目立つので厄介である。しかも、我が日本の政財官学マスコミ界に限れば、リーダーたちの殆どがグローバリストという真逆の構造になっているから困った事態である。
ともあれ、高市早苗さんは我国政治家で希少なナショナリストであることに疑いの余地はない。安倍派の領袖が未だに決まらない現在、無派閥ながら安倍元総理の後継者は高市さんしかないように思う。何かと戦いを避けて逃げ惑う政治家が大勢を占める今日、真の「国士」と呼べるのは、高市大臣を除いて他にあるまい。
【国士】-こくし-
① 国家のために身命をなげうって尽くす人物。
② その国で特にすぐれた人物。
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