岸田首相が内閣改造
浜田防衛相、加藤厚労相
8/10(水) 13:21配信/KYODO(共同通信社)WEB版
岸田文雄首相(65)は10日、第2次岸田改造内閣の顔触れを決め、松野博一官房長官(59)が閣僚名簿を発表した。19閣僚のうち初入閣は9人、留任は5人。再入閣5人のうち厚生労働相の加藤勝信前官房長官(66)、防衛相の浜田靖一・自民党元国対委員長(66)は再び同じポストに就いた。経済産業相には西村康稔前経済再生担当相(59)。物価高や新型コロナウイルスへの対応が急務。防衛力強化にどのように取り組むかも課題だ。
女性閣僚は改造前と同じ2人。皇居での認証式を経て、10日夕に正式発足する。
【新内閣の顔ぶれ】
首相 岸田文雄(65) 岸田派 衆<10>
総務相 寺田稔(64) 岸田派 衆<6> 初入閣
法相 葉梨康弘(62) 岸田派 衆<6> 初入閣
外相 林芳正(61) 岸田派 衆<1>参<5> 留任
財務相 鈴木俊一(69) 麻生派 衆<10> 留任
文科相 永岡桂子(68) 麻生派 衆<6> 初入閣
厚労相 加藤勝信(66) 茂木派 衆<7> 再入閣
農水相 野村哲郎(78) 茂木派 参<4> 初入閣
経産相 西村康稔(59) 安倍派 衆<7> 再入閣
国交相 斉藤鉄夫(70) 公明党 衆<10> 留任
環境相 西村明宏(62) 安倍派 衆<6> 初入閣
防衛相 浜田靖一(66) 無派閥 衆<10> 再入閣
官房長官 松野博一(59) 安倍派 衆<8> 留任
デジタル相 河野太郎(59) 麻生派 衆<9> 再入閣
復興相 秋葉賢也(60) 茂木派 衆<7> 初入閣
国家公安委員長 谷公一(70) 二階派 衆<7> 初入閣
少子化担当相 小倉将信(41) 二階派 衆<4> 初入閣
経済再生担当相 山際大志郎(53)麻生派 衆<6> 留任
経済安保担当相 高市早苗(61) 無派閥 衆<9> 再入閣
地方創生担当相 岡田直樹(60) 安倍派 参<4> 初入閣
※<>の数字は当選回数です。
コメント総数;1133件
・白鳥浩(法政大学大学院教授)
岸田首相が内閣改造を行った。19閣僚のうち初入閣は9人にのぼる。この内閣改造では留任は5人のみであり、再入閣5人を含めて14人が新たに職務を始めるという大幅な内閣改造であった。
こうした中で、下がり始めた支持率を維持し、回復に向けられるかどうかは現在のところ不透明である。日本を取り巻く多くの課題に対する新たな岸田内閣はどういった特徴があるだろうか。
まず、安全保障に対する浜田氏の防衛相への起用と、コロナ対策の管轄官庁に加藤氏を厚労相としてあてるということにあるように、これまでそうした政策的な知見のあるものを選ぶ傾向が見て取れる。
日本を取り巻く多くの課題を解決しようと試みている様が理解できるかもしれない。
一、正直人を変えたくらいでは政治への不信感は拭えない
統一協会とのかかわりもある人物も入閣しているみたいでし
自民党としては切っても切りきれないのが統一協会だと思います。今まで支援や票を集めて貰っていたのだから直ぐには切れないだろうな
内閣はコロナ、豪雨被害、物価高騰など他にもやることが沢山あるなかで優先順位は国民より自分達なんだなと感じました。
今後支持率は今のままなら低下していくと思いますが岸田内閣が大胆なことをするとは思えないし期待もできない
二、岸田さんは総理になる前からテレビの討論番組などで度々見てきたが、なんでも注視はするんだけど結局何がしたいのかハッキリ言わない。
いつも当事者意識が薄く遠い国の事を子供が夢を語る様に話し、目的地もハッキリしないし方法論など具体策も無く決断力、実行力も無い。
担がれた神輿は担ぎ手によって彷徨っているだけ。
政治家を目指す段階で清廉潔白なんて期待していないので外交、防衛、経済、コロナ対策等、強い指導者を望むよ。
三、経済安全保障担当大臣と経済産業大臣と少子化担当大臣の働きに注目せざるを得ない。
かねてからの高市氏の政策の上位にあった重要案件を担当する事で、それらの課題を大きく前進させる事を切望している。敵である中国は待ってくれない。
経産大臣はエネルギー資源開発に期待したい。
また、経済再生担当大臣と良く協力して、日本を再び成長軌道に乗せられるように期待する。
少子化大臣は言うまでもなく、緊急事態的課題だ。将来の安全保障にも関わる。
年齢が若いのは期待できるが、老獪な年寄り先輩議員に縮こまってしまわないか心配である。
真剣にかつ実際の成果を見せてほしいと思う。
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高市氏が「第2位」
改造内閣の「首相臨時代理」順位が決定
8/10(水) 21:31配信/FNNプライムオンライン(フジTV)WEB版
政府は10日、第2次岸田改造内閣の発足後、初めてとなる閣議を開き、首相の臨時代理について、第2位に高市経済安保相を指定した。松野官房長官が閣議後の会見で明らかにした。
臨時代理は、首相が亡くなった時や、病気、海外出張などで不在となった時に、職務を代行するため、あらかじめ指定されるもの。
松野長官は会見で、臨時代理の第1位を改造前に続き、松野長官自身が務め、第2位には高市経済安保相が指定されたことなどを発表した。以下、3位には林外相、4位は鈴木財務相、5位に河野太郎デジタル相となった。
改造前の順位では、1位が松野長官、2位に野田地方創生相が指定されていた。岸田首相の外遊と松野長官のコロナ感染の関係で、2日には野田地方創生相が、女性初と見られる閣議の主宰者となり、話題となっていた。
コメント総数;211件
一、高市さんにはこの際、岸田総理をしっかり支え安定した内閣の構築に貢献いただきたい。党員も国民も活躍を見守っている。
今の姿勢で臨めば、いずれ更なる活躍の場が訪れると思う。
期待しています。
二、高市さん閣内にいなければならない理由がこれ。縁起でもないが万が一の時には米国で言う実質序列2位が高市氏で米下院議長のペロシ氏と同じだ。
某保守系チャンネルでは、高市氏が入閣したからと喜んでいる保守派ネット世論を上から目線で笑っていたが…。あの人たちも参院選で自分たちの実力と評価が分かったとは思うんだが。
三、総理候補が、何人か入ったけど
これでは、総理へ立候補する
準備が出来ないね。高市氏がいても
この政権は、リベラルカラーが強すぎて
誤魔化せないと思うし…
官邸主導から、官僚政治に戻ってるから
高市氏の政策について
意見だけは、聞きそうだけど…
官僚の考えた通りに、進みそうだし…
むしろ政権から、高市氏は外れてた方が
政策が近い菅ちゃんと
派閥つくって、動けたんじゃないかな?
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〝人事を尽くして天命を待つ″のことばがあるが、コメント欄を観てもわかるように、大臣が交代したからといって、劇的に政治がよくなると期待する声は、一部の御用学者を除けば皆無に等しい。「人事」といっても、単なる人事異動(配置転換)のことではない。人間が出来る最善を尽くしたうえで、後は天命(天運)に任せる、という意味である。
現代の西側共通価値観として、〝民主・自由・人権・法治″を挙げる向きが多いが、これらは何れも西洋近代主義から生まれたもので、たかだか此処三世紀程度の歴史しかない。学術研究の分野からすると、未だ評価が定まっていない理論に過ぎないということだ。マルクスが存命だった時分、まさか共産主義理論が破綻するなどとは当のマルクス自身が思いも寄らなかったに違いない。
そんな主義主張に価値があるとは思えない。人間の人間たる所以(いわゆる「尊厳」)にこそ価値があるのだ。換言するなら、「矜持」を有する人間のことであって、ただ生きてればいいというものではない。「矜持」の淵源は〝自信″である。〝自信″とは《自分(おのれ)自身を信じtる》ことであり、裏を返せば他人に頼らない人物を言う。つまり、「独立不羈」であることが必須要件となる。
【独立不羈】-どくりつふき-
他からの束縛を全く受けないこと。
他から制御されることなく、自らの考えで事を行うこと。
しかし、人間は一人では生きて行けないし、現実が多分に見知らぬ他人の恩恵に浴しているわけだから、完全なる【独立不羈】など有り得ない。飽くまで程度の問題なのだ。
話を戻して、「尊厳」ある人間を形成する要素とは何であろう?
ここからは個人的見解に過ぎないが、『葉隠聞書』に出て来る三種の神器に准えた「知・仁・勇」ではないかと考える。
葉隠に曰く、【知とは(他)人の話をよく聞くこと。仁とは(他)人の願いを叶えてやること。勇とは歯を喰いしばって我慢すること】とある。
*知=智慧
[仏教語]この世の真理をはっきりと理解した状態。
*仁=仁愛
思いやり深くめぐみをかけること。人を憐れみ慈しむこと。慈愛。
*勇=勇気
勇ましい意気。物事を恐れない強い気力。
内閣改造のニュースが妙な話になってしまった。言いたかったことは、世の中を変えたいならば、他人に頼らず自分自身が変わること、に他ならない。
卒業生におくることば
僕のように気むつかしやの人間を今日まで先生先生といって、共に勉強してくれたことを大変嬉しく思う。
自分のことは自分でやることだ。親にも先生にも頼ってはならぬ。最後まで自分ただ一人と思って頑張るのだ。
苦しみやq悲しみに負ける人間は、何事もなしとげることが出来ない。歯をくいしばって頑張ろう。
~小学校卒業文集(昭和35年3月)より~担任教師の送辞
ところで、〝らしさ″という言葉がある。「男らしさ」「女らしさ」などと言い出すと、フェミニストどもが差別として口角泡を飛ばさんばかりにいきり立つ。
【フェミニスト】
①男女同権論者。女性解放論者。女権拡張論者。
②転じて日本語では、女性を大切に扱う男。女に甘い男。
フェミニズム自体が、男性優位社会だった西洋ならではの男女平等思想に基づくものだ。西洋思想は、概ね〝奪い獲る″〝勝ち取る″との闘争史観に基づくかなり好戦的思想である。我国の場合、「対立」を〝ならびたつ″と訓読み(大和言葉)させるが如く、無用な争いを避けて共存共栄・互助互譲互恵の世の中を目指してきた。即ち、役割分担型社会である。
それは、「夫」「父」は男の務め(役割)、「妻」「母」は女の務め(役割)という考え方に基づいて成り立っている。「妻」「母」の座を、男が女から奪い取ることは決して出来ないのである。逆もまた真なり。男女同権(平等)思想が如何にインチキ(ウソ=偽善)であるか、この普遍の真理でお判りいただけると思う。
【らしさ】
①名詞や形容動詞の語幹に付いて、そのものの特徴がよく出ていることを表す語。
②その人や物事の特徴。
縄文人に倣い、古典的思想で考えてみよかし。「人間らしさ」「男らしさ」「女らしさ」「政治家らしさ」「マスコミらしさ」「日本人らしさ」などなど、この「らしさ」にこそ、本来の務め(役割=本分)のヒントが秘められているのである。では『第二次岸田内閣らしさ』とは何か?
まだ始まったばかりで何も見えてこないが、少なくとも主権者たる国民の期待(外敵への備え、国民生活の向上など)を裏切らない姿勢が望まれよう。
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