「二枚舌」岸田・林外交に国内外から厳しい視線
象徴的な日米首脳「オンライン会談」直後にカタールとは対面
…政府関係者も嘆息
2/25(金) 17:00配信/夕刊フジWEB版
【ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか!】
岸田文雄首相と、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領との電話首脳会談が予定されていた15日、外務省では林芳正外相が、ロシアのマクシム・レシェトニコフ経済発展相とテレビ電話会議で、日露経済協議に臨みました。
林氏は冒頭、ウクライナ情勢への重大な懸念を表明したものの、「経済分野での日露協力が(中略)日露関係全体を発展させることに資する」などと発言しました。
この岸田・林外交について、国内外から批判が上がっています。
ウクライナで取材・発信を続ける国営ウクルインフォルム通信編集者の平野高志氏は、私が担当するニッポン放送「飯田浩司のOK!COZY UP!」(月~金曜午前6―8時)で、次のように指摘しました。
「今苦しんでいるウクライナの人から見れば、日本政府は二枚舌に見える」「『対露制裁は行うが、経済協力もするから許してほしい』という誤ったメッセージを送ることになりかねない」「日本が国際社会の連帯に穴を作ってはいけない」
どっちつかずのスタンスが、自由主義諸国の連携に水を差しかねなかったのは、北京冬季五輪の「外交的ボイコット」決定の遅さとも重なります。国際社会、とりわけ米国はそんな日本をどう見ているのでしょう。
象徴的な出来事が先月末にありました。
岸田政権は発足以来、日米首脳会談を対面で行いたいと、米国と必死に交渉してきました。国会召集前の1月上旬訪米も模索しましたが難航し、「コロナ再拡大」や「ウクライナ情勢」を理由に、同月21日、オンライン形式による会談を実現させました。
この直後、米国が、日本政府が説明したロジックを否定する行動をとったことは、あまり知られていません。ホワイトハウスで先月31日、米国とカタールの首脳会談が対面で行われたのです。
カタールは年間7700万トンものLNG生産量を誇る「天然ガス大国」です。ロシアは、ウクライナ情勢をめぐり、天然ガス供給をカードにするため、カタール産のLNGは有力な対抗カードです。ウクライナ関連の会談ともいえますが、カタールはこの会談まで米の同盟国とは認められていませんでした。
戦後一貫して米国の同盟国だった日本は、対面での首脳会談すらかなわない冷たい対応でした。一部報道では、政府関係者が「日本があれだけ動いて実現できなかったのに…」と嘆息したとも伝えられます。
岸田首相は「日米同盟の抑止力・対処力を一層強化し、地域の平和と繁栄、そして、より広く国際社会に貢献する同盟へと導いていく」と施政方針演説で言いました。
こうもチグハグだと、基軸である日米同盟が揺らぎ、地域の平和と安定が揺らぎかねないと思うのは、杞憂でしょうか?
コメント総数;46
一、岸田総理がコロナ感染拡大やウクライナ侵攻のこの非常時の宰相としては、誠に心もとない感じがして仕方ない。
昨日の国会でも蓮舫議員に催促されて国家安全保障会議を開催するといった情けなさで、いつもの後手後手感を演出してしまった。
何事に対しても岸田さんの迫力の無さと優柔不断さは、やはり力不足の感を強く感じる。
二、岸田首相のいい加減さ、林外相の不信感は他国にも広まったという事。コロナ、ワクチン対応から始まって、オリンピック、ウクライナ危機と芯の見えない対応であまりにも頼りがないという印象。大きく動いている今の世界情勢の中で、心もとない。大事になる前に交代して欲しい。
三、林外務大臣のロシアへの抗議をテレビで観ましたが、ロシア大使と目も合わすことのできない腰抜けよう。手元の文書を読み上げるだけで全く気概も感じられず。 抗議にもなってない。もっとマジメにやれ!出直して来い! のほほんとした感じが更にムカつく。高市早苗を待望す。
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岸田総理、林外相、茂木自民党幹事長の媚中派トリオは、評判が悪いですね。ところが、国内マスコミは真逆の論調で理解に苦しむ。戦争を喧嘩の延長線上で考察すると、岸田内閣は喧嘩の仕方を知らなさすぎる。喧嘩も戦争もルールがあってなきに等しい。喧嘩や戦争を「絶対悪」と想い込むから、いざ始まったら逃げることしか頭に浮かばない。
「戦後レジーム」とは何か? 第二次世界大戦の戦勝国(米英蘭支蘇)が対戦相手国(日独伊)を〝悪い国″に仕立て上げた戦後国際体制の密約(ヤルタ会談)のことである。GHQ占領政策はその一環に過ぎず、目的は「日本の弱体化」に他ならない。敗戦利得者どもが、今なお「戦後レジーム」維持に励んでいるわけ。ところが、当時とは国際的枠組が大きく変わった。即ち、先進七か国(米英日独仏伊加)対支那(中共)旧蘇聯(ロシア)という構図だ。ヤルタ密約で〝悪い国″とされた日独伊が連合国側に迎え入れられ、逆に支那(中共)と旧蘇聯(ロシア)が仲間外れにされた形だ。理由は単純明快、中共とロシアは現代の〝悪い国″と認定されたからだ。
我国はGHQ占領軍に拠って〝(軍国主義の)悪い国″という濡れ衣を着せられたままだった。『古事記』に倣えば、究極のウシハク国家から、「お前はウシハクだから悪い」と言われたようなもの。しかし、上述の如く時代は移って今日では我がシラス思想が国際標準になりつつあるのだ。
シラス(知らす・治らす・統らす)とは?
天地万物(人間・動植物も含む)を自然界の共有財産とする考え方
悦服(徳を以て自発的に従わせる)統治≒徳治政治(儒家で言う「王道」)
互助互恵・共存共栄・国際協調を旨とする衆議に基づく近代的民主主義国家
G7諸国に代表される大多数の健全なナショナリズム国家
ウシハク(主履く)とは?
天地万物を主(あるじ=支配者)の私有財産とする考え方
屈服(強権で無理矢理従わせる)統治≒武断・恐怖政治(覇道)
私利私欲に塗れた弱肉強食型前近代的絶対主義独裁国家
中共・ロシアに代表される一部のグローバリズム(純粋左翼)国家
上記分類は飽くまで個人的な見解に過ぎず、異論があるかもしれない。が、「公(おおやけ)私(わたくし)」の概念で峻別できるような気がする。。つまり、どちらかというとシラスが公(利他)を尊重するのに対し、ウシハクは私(利己・エゴ)丸出しであるまいか。
自分が神道や仏教の信者という意識はないが、なぜか仏教的輪廻思想に惹かれる。
【輪廻】-りんゑ-
車輪が廻転してとどまることのないように,次の世にむけて無限に生死をくり返すこと。
原始段階では,人の死後,霊魂が鳥獣草木や他の人間に転生するという観念が抱かれたが,やがてインドやギリシアにおけるように,生前の行為と転生後の運命が因果的に結びつけられ,洗練された輪廻観が説かれるようになった。
仏教で謂う「輪廻」でなくても、自然界は循環の仕組みになっているように思う。例えば、人間は酸素がないと生きられないが、樹木は二酸化炭素を吸収して酸素に変えてくれる。人間の排泄物(糞尿)は役立たずの代名詞に過ぎないものの、野菜にとっては肥料(栄養素)になるなど枚挙に暇がない。脱炭素を掲げてSDGsなる頓珍漢な国際環境問題が最重要課題であるかのように喧伝されているが、人間の傲慢不遜ぶりもここまでくるとマンガの世界としか形容しようがない。神(創造主)ではあるまいし、自然界を人間の能力で変えられると思うほどバカバカしい過信はない。西洋的エゴイズムの成れの果てを視た感を否めない。
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