岸田首相、“親中”林外相起用で習氏の「国賓」来日再燃も!?
自民党内からも「中国に近すぎる」との懸念
門田隆将氏「貴国と仲良しのメッセージ」
2021.11.9配信/夕刊フジWEB版
岸田文雄首相は、茂木敏充前外相の自民党幹事長就任に伴う新外相に林芳正元文科相を起用する方針だ。林氏は、防衛相や農水相を歴任した政策通だが、政界屈指の「親中派」であり、超党派の日中友好議員連盟会長を務める。自由主義諸国が、中国の軍事的覇権拡大や人権問題を警戒・対峙(たいじ)するなか、日本に「親中派」外相が登場するのは、国内外に間違ったメッセージを与えないか。党内にも「中国に近すぎる」との懸念がある。岸田政権はまさか、習近平国家主席の「国賓」来日を進めるつもりなのか。
「林氏は日中友好議連会長で、(中国の巨大経済圏構想)『一帯一路』への支持を明確にするなど、中国にとっては“特別な人”だ。ウイグル人権非難決議でも毅然(きぜん)とした態度がとれるとは思えない。中国からすれば、『どうにでもなる人』とみているのではないか。岸田首相はこの人事で、中国に『私たちは貴国と仲良くやっていきます』というメッセージを送った。習主席の『国賓』来日は進みかねないが、中国が最も嫌がる憲法改正は期待できない」
ジャーナリストの門田隆将氏は、こう語った。
岸田首相は2日、英北部グラスゴーで、ジョー・バイデン米大統領と直接会って短時間会談した。両首脳は日米同盟をさらに強化し、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け緊密に連携していくことを確認した。
この背後で、岸田首相は林氏の外相就任を検討していた。党内から異論が出たため、自身が「外相を兼務」して調整を進め、起用を内定したという。
林氏は、政策通で、岸田派でナンバー2の座長を務める。米政界に太いパイプを持つ一方、父の義郎元蔵相とともに、親子2代で日中友好議連会長を務めるなど、党内屈指の「親中派」として知られる。
その対中姿勢は、月刊誌「文芸春秋」11月号の「次の総理はこの私」というインタビューにも表れている。林氏は、評論家の宮崎哲弥氏に「脱中国の強硬姿勢を支持する人が多いですが」と聞かれ、こう答えている。
「単純な強硬姿勢だけでは巧くいかないでしょう。日本と中国の経済は切っても切れないほど絡み合っており、『明日から日中貿易をゼロにします』というわけにはいきません」
「科学技術分野においても中国の成長は無視できない」「研究開発やイノベーションの進歩には、自由で民主的な体制・環境が不可欠だと言われてきました。ところが中国のような専制国家であっても、科学技術が発展することが証明されたのです」
中国は、サイバー空間などでの情報収集に加え、海外の企業や大学の優秀な研究者を集めるプロジェクト「千人計画」などを実行してきた。米国防総省は2018年6月、米下院軍事委員会の公聴会で、「千人計画」について「米国などの知的財産を獲得する(=盗み出す)ことにある」と警告している。
林氏は先のインタビューで、「千人計画」などには言及していない。
欧米などの自由主義諸国は、中国の軍事的覇権拡大を厳重警戒しているうえ、中国当局によるウイグルでの人権侵害を「ジェノサイド(民族大量虐殺)」だと非難している。来年2月の北京冬季五輪についても、「外交的ボイコット」を主張する声がある。
習氏は「台湾統一」をあきらめておらず、台湾の防空識別圏(ADIZ)に多数の軍用機を進入させている。「台湾有事」は「沖縄有事」「日本有事」に直結する。沖縄県・尖閣諸島周辺海域にも、海警局船が連日のように侵入している。
林氏は8日夜、BSフジの番組「LIVE プライムニュース」に出演した。中国の人権問題について、「どう考えても深刻に懸念すべき問題だ。中国でも基本的人権が保障されないといけない」と強調した。
さらに、林氏の外相就任に自民党内で「中国に寄り過ぎるのではないか」という懸念があるとの指摘に対し、林氏は「『知中派』はあってもいい。『媚中』ではいけない。交渉するうえで、相手をよく知っているのは知らないよりはいい」と主張した。
◆屋山太郎氏「今回の人事で支持率悪化するおそれ」
習氏の「国賓」来日について、今年4月に公表された2021年版の「外交青書」では、「日程調整をする段階にはない」と記述されている。だが、日中は来年、1972年の日中共同声明から50年の節目を迎える。
このタイミングで、岸田首相が「親中派」外相の起用をする「真意」は何なのか。岸田外交は大丈夫なのか。
政治評論家の屋山太郎氏は「林氏は、文芸春秋のインタビューで、『一般的な貿易と経済安全保障の線引きが重要になってきます』と語っていたが、これまで失敗してきた親中派政治家と同じ発言だ。(厳しい安全保障環境で)やわな気持ちでは外相は務まらない。茂木氏の幹事長起用から、外相人事に時間を要したのは安倍晋三元首相や麻生太郎副総裁らの懸念があったからではないか。岸田政権は現時点で支持率が高いが、今回の人事は国民の失望感を強め、支持率を悪化させるおそれもある」と語った。
コメント総数;48
一、>林外相起用で習氏の「国賓」来日再燃も
それはさすがに無理ですね。武漢ウイルスばら撒きましたから。自民党部会が紛糾しますよ。日本国民も納得しませんね。当時と状況が違いすぎる。
二、習近平が天安門の上で台湾侵略の雄叫びをし、日本人は、それを国賓で招待する。
アホとしか思えない。
三、衆院鞍替えしたての自派閥議員を厚遇し国際的に誤った媚中イメージを発信する
喜んでいるのは北京だけだろう
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総理大臣就任直後、岸田首相「私の特技は、他人の意見を聴くこと」と自ら語っている。もちろん、他者の言いなりになるのではなく、様々な考え方(情報)があることを知ったうえで自身が判断するという意味だろう。媚中派と見られる林芳正氏を外相に起用する人事案を誰に相談したというのだろう。
今日では同義語扱いされる「輿論(よろん)」と「世論(せろん)」は、大正期まで明確な区別があったとされる。同様に「庶民」と「大衆」も若干ニュアンスが異なる。
【輿論と世論】
「輿論」は人々の議論または議論に基づいた意見、
「世論」は世間一般の感情または国民の感情から出た意見。
【庶民】-しょみん-
世間一般の人々。特別な地位・財産などのない普通の人々。
【大衆】-たいしゅう-
①多くの人。多衆。
②社会の大部分を占める一般の人々。特に、労働者・農民などの勤労階級。民衆。
③社会学で、孤立して相互の結びつきを持たず、疎外性・匿名性・被暗示性・無関心などを特徴とする集合的存在をいう。
民主主義の欠点は、ヒットラー独ナチ党が合法的に政権を得たように、一歩間違うと大衆が独裁政権を作り上げてしまうことだ。無責任な大衆の批判乃至称賛を民意と錯覚し、それに従えば忽ちポピュリズムに陥いることになる。
【ポピュリズム】-populism-
①一般に、労働者・貧農・都市中間層などの人民諸階級に対する所得再分配、政治的権利の拡大を唱える主義。
②大衆に迎合しようとする態度。
、この人事(案)は、九割以上と言われる国民の反中国共産党意識が無視され、感情を逆撫でする結果になりかねない。尤も、就任前からあれこれ批判するのも、早計の謗りを免れまいが・・・。今後の言動が誰のためかを観察すればはっきりするだろう。
ところで、国語文を大別すると能動態と受動態に分けることが出来る。「独立不羈」を論ずる場合、案外と手軽な判断材料に使える。つまり、「独立不羈」とは、〝他人の力に頼らず、他人に影響されず、他から束縛されずに行動すること″だから、その行動は常に能動的でなければならず、受動態とは相容れない関係にある。
特亜三国が主張する『南京大虐殺』にせよ、『従軍慰安婦』・『徴用工』にせよ、日本国相手の〝芝居(フィクション)″だから、彼らを主語にすると総て受動態になる。曰く「(日本軍によって30万人もの中国民間人が)殺された」「(日本軍によって)従軍慰安婦にさせられた」「日本へ強制的に連れ去られ、炭鉱夫にさせられた」云云かんぬん。提出証拠は噓八百ばかり、「事件」を裏付ける証拠は何一つ出せない有様。そもそも「無かった」のだから当たり前だ。
それよりも不思議なことは、仮に彼らの主張を認めたとしても、事件当時、八路(中国共産党)軍も中華民国政府+中国国民党軍も大日本帝国政府に何ら抗議すらしていない。朝鮮人民とて然り。要するに、彼らにとって同胞であろうと所詮は他人ごとなのだろう。こんなウソつきで薄情な人たちにシンパシーを感じる日本人の気が知れない。まあ、弱みを握られ、厭々「同調させられて」いるのだろうけど。
【情けは他人の為ならず】]
人に親切にすれば、その相手の爲になるだけでなく、やがてはよい報いとなって自分に戻ってくる、ということ。
ただしこの俚諺は、伝統的な人生観を有する日本人若しくはこの心情を理解できる人(例;台湾人)などの仲間内しか通用せず、逆に悪意ある輩の口端にかかって餌食となりかねない。
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