5年ぶり貿易協議、日米台の連携強化
中国は中山副大臣発言に不満表明「誤った発言だ」
7/1(木) 16:56配信/夕刊フジWEB版
中国の習近平政権は、台湾を「核心的利益」と位置付け、「親中派」政治家の取り込み工作や、軍事的圧力を強めている。これに対し、ジョー・バイデン大統領の米国や日本は、蔡英文総統率いる台湾との連携強化を進めている。日米台による「民主主義の絆」が試されそうだ。
台湾と米国は6月30日、貿易投資枠組み協定(TIFA)に基づく協議をオンライン形式で開催したと発表した。約5年ぶりとなった協議では、半導体を念頭に「サプライチェーン(供給網)確保」などについて議論した。農業や知的財産、金融、医療などをテーマにした作業部会を立ち上げ、適宜開催することでも合意したという。
中山泰秀防衛副大臣は同28日、リモートで行った米シンクタンクの講演で、「中国による台湾への圧力に対し、目を覚まし民主主義国家として対話を守る必要がある」と発言した。日台連携をアピールしたといえる。
これに中国が噛みついてきた。
中国共産党の機関紙「人民日報」のニュースサイト「人民網」(日本語版)は同30日、中国外務省の汪文斌報道官が「中国側は日本政府高官が誤った発言をしたことに強い不満を表明する」「日本側に厳正な申し入れを行った」などと指摘したと報じた。
加藤勝信官房長官は同日の記者会見で、中山氏の発言を「個人的な考えを述べたと承知している」とし、問題視しない姿勢を示した。
コメント総数;43
一、>問題視しない姿勢を示した
国としての対応には問題はないのか。多くの日本人は台湾に親しみを抱いており、交流を活発化したいと願っていると思う。その台湾を守ろうという発言を個人レベルのものと切り捨てているようで納得できない。中国の批判を恐れているにしろ、あえて政府は沈黙を守るなどで同調の姿勢を示すべきだったろう。
二、菅首相も台湾を「国家」扱いしたから、ほとんどの人はそう理解していると言っていい。
日本は粛々とファーウェイ排除をしたり防衛費を増額して有事に備えるべきだろう。
そして米台国交回復を促し、その後日台国交回復を実現するのが現実的だと思う。
三、日本の近隣国の中には上辺だけ装った友好国とお金目的だけの友好国がいくつかある。その中で真の友好国と呼んで良いのは台湾だけだと思う。そしてまたきちんと感謝の意を表せるという当たり前の常識を弁えている数少ない国であることも忘れてはいけない。
在日台湾人団体が感謝表明
中山副防衛相の台湾支持発言に
7/1(木) 14:51配信/フォーカス台湾(中央通訊社)日本語版
(東京中央社)在日台湾人でつくる団体「全日本台湾連合会」(全台連)は6月30日、米シンクタンクとの討論で台湾を支持する発言をした中山泰秀防衛副大臣に対して感謝を表明する声明を発表した。同会は、中山氏と共に台日関係の強化に向けて尽力していく考えを示した。
中山氏は同28日、ハドソン研究所のリモート討論で、「台湾は兄弟であり、家族だ」と述べたほか、「われわれは台湾を守る必要がある」「民主主義国家は民主主義国家を守らなければならない」と発言した。
全台連は、中山氏の勇気ある発言に深く感動し、感激したと表明。「中山氏がこれほど強い決意を示したことは、内外の台湾人に大きな勇気と自信を与えた」とたたえた。
(楊明珠/編集:名切千絵)
コメント総数;15
イ、公の仕事のついている人はなかなかこう言う発言はできない。反発があるかもしれないが支持している人も多数いると言うことを示してほしい。
ロ、台湾を国歌と発言したとはニュースで聞いたが、「台湾は兄弟であり、家族だ」
この発言、日本のマスコミは一切流してないね。誰に対しての忖度なんだろ。
ハ、岸大臣の釈明通り、個人的発言なら、あまり意味がない。と思いきや、菅総理が習志野駐屯地の特殊作戦群を視察したそうな。オリンピック警護のためとか言ってるが、警察にも対テロ対応が可能な特殊部隊がいる。コロナ対応も正念場なのに? お忍びのはずなのに、マスコミにわざとバラしてる? 普通に考えれば、中国へのメッセージだろう。少なくとも、中国はメッセージを受け取ったはずだ。「日本には自衛隊がいることを忘れるな」と。
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前稿と同種のニュースだが、今回は中国共産党の酷評ではなく、台湾との関係について観てみたい。
敵対関係と言ってよい中共政府とは真逆の、善隣友好関係にある。ただし、'72年の国交断絶以来、政府レベルでは国民感情とは裏腹の込み入った付き合い方も事実がが、民間レベルでは【困ったときはお互い様】とばかりの相互扶助(=互助)精神に基づく極めて親密な関係を保っている。
政冷経熱の日中関係と根本的に異なるのは、ハートフルでフレンドリーな心情的血盟関係と言っても過言ではあるまい。地政学的見地からも日台両国は、「運命共同体」に他ならない。因みに「運命共同体」とは、【構成員が、繁栄するときも衰亡するときも運命をともにする集団。】という意味で、共同体(ゲマインシャフト)ならではが絶対条件である。〝カネの切れ目が縁の切れ目″でしかない利益体(ゲゼルシャフト)では、逆立ちしても決して成し得ない芸当だ。したがい、「運命利益体」なる語は、この世に存在しない。
*御浚(おさらひ)*
【ゲマインシャフト】
人間が地縁・血縁・精神的絆などによって自然発生的に形成した集団。
家族や村落など。 共同社会。
【ゲゼルシャフト】
人間がある特定の目的や利益を達成するため作為的に形成した集団。
都市や国家、会社や組合など。利益社会。
「台湾は兄弟であり、家族だ」との中山泰秀副大臣の発言が、日台間がゲマインシャフト的関係(つまり「運命共同体」)にあることをいみじくも証明した形になっている。日台間には国交がないため、正式な同盟関係にはないが、心情(精神)的には血盟関係に近い。親日的とされる台湾だが、その源流は何にあるのだろう?
余談ながら、台湾の近現代史を紐解くと、戦前の日本統治(1895-1945年)を経て、戦後も中国国民党(1945年~)による不当支配を受けてきた。要するに、異民族支配の歴史である。現在の蔡英文民進党政権は、台湾人自らの統治体制に相違ないが、国号(中華民国)など法体系自体が国民党時代をそのまま引き摺っているため、万人が認める「台湾人による台湾人のための国家」とは言い難い。
そんな歴史的経緯もあって、日本の台湾総督府と中国国民党(=中国人)の統治実態を通して、どちらが台湾住民のためになったかを比較した場合、日本統治時代のほうが遥かに良かった、という実感があるから「親日的」になったのではなかろうか。但し、戦後世代は、日本統治時代を知らない。特に、蔡英文総統再選の原動力となった若者層は、アニメやファッション、旅行などを通じて日本文化への憧憬乃至心情的な近似性があるようだ。翻って中国は、伝統文化を破壊こそすれ、世界に誇れる文化など殆どないではないか。
要するに、日台間は名実ともに「運命共同体」と呼ぶに相応しい。
*ご参考*
共産党・志位氏「共産党の名に値しない」
結党100周年の中国共産党を痛烈に批判
7/1(木) 16:42 配信/ハフポスト日本語WEB版
日本共産党の志位和夫委員長は7月1日、中国共産党が結党100年を迎えたことを受け、「東シナ海や南シナ海に対する行動、ウイグルや香港での人権侵害などの行動は、『共産党の名に値しない』とずっと批判してきた」とコメント。「世界が中国に『大きな誤りがある』『国際的なルール、国際法を守れ』という声を上げていくことが大事だ」と述べた。東京都内でハフポスト日本版の単独取材に応じた。
志位氏は、香港紙「リンゴ日報」が停刊に追い込まれた問題でも、6月24日に「香港の言論の自由を圧殺した中国政府の蛮行に、強く抗議する」「人権弾圧を即時中止することを、厳重に求める」などとツイッターで発信していた。
日本共産党は中国共産党との立場の違いを明確にしており、2020年1月の党大会では16年ぶりに党綱領を改定。「大国主義・覇権主義は、世界の平和と進歩への逆流となっている」と追記し、中国共産党を批判した。
中国共産党の結党は1921年。日本共産党はその翌年に結成された。当初はソ連共産党が指導する国際組織「コミンテルン」(1943年に解散)の中国支部と日本支部の役割をそれぞれ担っていた。
しかし、日本共産党はソ連のスターリン、中国の毛沢東の時代に中ソの共産党と対立して決裂した。
1998年には日本共産党の不破哲三委員長が江沢民総書記(いずれも当時)と会談。関係は一時正常化したが、中国の「大国主義」の台頭に伴い、両党の関係は冷え込んでいた。
小林豪(朝日新聞記者)
コメント総数;611
あ、ぶっちゃけエセ民主主義を掲げる中国の犬の立憲より、最近は共産党の方が気骨があるんだよね。尖閣の件もハッキリとモノを言い、今回の件も痛烈に批判する。共産は共産党の名前を変えて、自衛隊や天皇に対する考え方を改めていけば野党の中で相当票を伸ばす要素はあると思う。でもそれではもう共産党ではないから難しいんだろうけどw
い、だいたい共産党という名前、イデオロギー、マルクス思想そのものが瓦解しているのになぜ未だに名乗っているのか。いまや中身が中国のような専制主義になっているから、ええ加減、その名前をやめたらどうか。印象がとても悪い。
う、この中国共産党の100周年に関する意見としては一部の自民党や公明党の議員さん方より余程まともなことを言っているように見受けられる
あくまでもこの一件に関してですが
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