台湾総統、ツイッターで支援表明
熱海の土石流
7/4(日) 14:21配信/産経新聞WEB版
【台北=矢板明夫】静岡県熱海市で3日、大規模な土石流が発生し甚大な被害が出たことを受け、台湾の蔡英文総統は同日夜、ツイッターに「日本の必要な援助を提供できるよう用意している」などとするメッセージを日本語で投稿した。
土石流は3日午前、同市伊豆山地区で発生。4日昼時点で2人の死亡が確認され、約20人の安否が不明となっている。蔡氏は「被害を受けた方々に心からお見舞いを申し上げます」とした上で、「日本の必要な援助を何時でも提供できるように私たちは用意しています」と発信した。
コメント総数;61
一、台湾は日本で災害が起きた時、いつもこのように寄り添ってくれます。
日本も台湾や台湾の国民が窮地に陥った時には、絶対に力にならないといけないと思いました。
日本にとって台湾は、共通の価値観を持っていて、日本のことを良く思ってくれている、ただ一つの隣国です。大切な仲間です。
二、いつも有り難うございます。
台湾と日本が親密な平和的国際貢献国であり良かったと思います。
お互い民主主義国家として頑張っていきましょう。
三、本当にありがたいことです。
政府はこの関係を大切にしなければなりません。
国民同士ももっと関係を深めたいですね
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日本の窓口機関、蔡総統らお見舞いに謝意「心強い後ろ盾」
7/4(日) 12:34配信/フォーカス台湾(中央通訊社)日本語版
(台北中央社)日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会は3日深夜、大規模な土石流が発生した静岡県熱海市にお見舞いメッセージを出した蔡英文(さいえいぶん)総統や外交部(外務省)にフェイスブックで謝意を示した。
台湾各界から関心が寄せられたと紹介し、「海に囲まれた島である隣人から寄せられた愛は、われわれの心強い後ろ盾」だとした。
投稿には、蔡総統と外交部がツイッターに記した日本語のお見舞いメッセージの画像が添えられた。
(鍾佑貞/編集:楊千慧)
コメント総数;7
イ、いつもお気遣いいただき有り難うございます。
お互い、一刻も早くコロナから抜け出し災害に遭っても迅速に回復出来る強靭な国土を維持して行きましょう。
ロ、その気持ちが有難い。
被災地の1日も早い復興と、不明者の無事を祈ります。
ハ、心暖まるお気遣い本当にありがとうございます。
お互いにこれからも手を取り合って友好関係を築いていきましょう!
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「一つの中国論」というのがある。国連加盟時(1972年)に中国共産党(=中華人民共和国政府)が言い出した独りよがりな屁理屈で、台湾という「国家」の存立とは何の関係もない。要するに、国連における中国代表権が、中華民国(=中国国民党政府)から中華人民共和国へ移管された事務的事案に過ぎない。当時、たまたま中国国民党が台湾を不法占拠していたため、「そこ(台湾)もオレのものだ」と領土的野心まで露わにしたのが中共である。
そもそも論で言えば、中国共産党と中国国民党の中国人同士(←これ重要)の内ゲバなのだ。だから、昔も今も「中国は一つ」に決まっている。但し、終戦時(1945年)、日本領だった台湾は、日本軍武装解除の名目で渡来した中国国民党(中華民国)軍に占領されてしまったのだ。そして1947年、中国国民党は所謂「二・二八事件」を起こし、国際法上は未だ日本国領土の台湾で、10万人ともいわれる現地住民(つまり、国籍上の「日本人」)を大虐殺している。蒋介石が国共内戦に敗れて台湾に逃れる2年前の出来事である。
ことほど左様に、中国共産党(北方匪賊)も中国国民党(南方匪賊)も、掠奪・殺戮・強姦を専らとする匪賊の仮の姿という面で共通する。大戦のドサクサに乗じてチベット、ウイグル(東トルキスタン)、内モンゴル、満洲国を盗んだのが中国共産党なら、戦後台湾を盗んだのが中国国民党なのだから、お互い似た者同士なのだ。。始めに党利党略ありきの政体で、独裁・独善・独占傾向が強く、益々富を貪る。常に被害を受けるのが一般人民で、それこそ【溺れる狗を叩く(弱い者いじめ)】を地で行く世界なのだ。
この悪しき匪賊体質を、内部から改革したのが台湾人の李登輝であった。20世紀末から民主化へと流れを変えたのだ。結果として、中国と台湾は「別の国」になったということ。
何が言いたいか? 今日に於ける中台間では、目指す方向が正反対ということだ。具体的には、中国共産党が目指すのが「(一党)独裁体制(専制政治)」の堅持とすれば、台湾民進党は「台湾人による台湾人のための政治(民主政治)を目指している(と思う)。中国国民党支配下の専制政治とは、時代が違うのだ。
安倍前総理が提唱した【戦後レジームからの脱却】は、台湾にも当てはまる。ただし氏は、〝戦後憲法を頂点とする行政制度、教育、経済、雇用、国と地方の関係、外交安全保障などの基本的枠組み″と述べている。具体的には明示されていないが、〝連合国(GHQ)の影響力″だと想像に難くない。台湾の場合、それを〝中国国民党の影響力″と置き換えれば、目指す方向は同じだ。【戦後レジームからの脱却】に於いて、日台は価値観を共有していることになる。
だからこそ、心情面でも政治的にも日台間は近く、日中間・中台間は遠いということだろう。本ニュースの熱海土砂災害も、共同体(ゲマインシャフト)意識が強くなければ、なかなかこういう流れにはならない。中山泰秀防衛副大臣が言うように、「日台は兄弟であり、家族」なのだ。日中国交樹立時(1972年)、主に中国側から「一衣帯水」が流行語になった。
【一衣帯水】-いちいたいすい-
ひとすじの帯のような、幅の狭い川や海。
また、それを隔てて隣り合っていること。
「一衣帯水」は、単に地理的関係の近さを説明する熟語に過ぎないが、「運命共同体」となると心情的な繋がりの深さをも意味する。
【運命共同体】-うんめいきょうどうたい-
構成員が、繁栄するときも衰亡するときも運命をともにする集団。
また、その関係にあること。
もっと違いを強調するならなら、日台が「正直」「至誠」「勤勉」「協調」に価値観を置くとすれば、中国は「虚偽」「詐欺」「苦役」「対立」である。尤も、それに価値観を置いているとは思わないが、生き抜くためにやむを得ない所業なのだろう。
*ご参考*
Front Japan 桜】
歴史的転換!麻生副総理『台湾を守る』と明言
習近平演説を読む[桜R3/7/6]
キャスター:渡邉哲也・福島香織
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