昭和31年(1956年)のパリーグ第4位は毎日オリオンズ。今ならBクラスだが、当時は8球団だったのでAクラスということ。そもそも、二リーグ制が発足(1950年)した初代日本一球団なのだから強豪チームに相違あるまい。
154試合84勝66敗4引分勝率.558
首位西鉄とのゲーム差13.5、監督別当薫(背番号25;35歳)
主力野手(打撃順)
・2・・小森光生(三塁手・24歳)/打率.229・打点34・本塁打12・盗塁12
・22・・荒川博久(右翼手24・歳)/打率.210・打点35・本塁打0・盗塁2
・3・・榎本喜八(一塁手・19歳)/打率.282・打点66・本塁打15・盗塁4
・8・・山内和弘(左翼手・23歳)/打率.304・打点72・本塁打25・盗塁16
・27・・三宅宅三(中堅手・35歳)/打率.274・打点37・本塁打7・盗塁2
・5・・葛城隆雄(遊撃手・19歳)/打率.250・打点64・本塁打13・盗塁6
・20・・佃明忠(捕手・20歳)/打率.198・打点25・本塁打11・盗塁4
・31・・須藤豊(二塁手・19歳)/打率.242・打点22・本塁打1・盗塁8
佃捕手を除き、全選手の名前を憶えている。パリーグ創成期は、西鉄、南海、毎日しか優勝経験がなく、これに概ねAクラス常連の阪急を加えた4球団で優勝を争っていたようなもの。勢い、平和台球場で観たのも対南海・毎日・阪急戦がほとんど。下位の近鉄、東映、大映、高橋(トンボ)との試合はあまり記憶にない。
控え野手(代打・代走・守備固めなど)
・28・・鈴木正(外野手・22歳)/打率.207・打点29・本塁打5・盗塁5
・4・・沼沢康一郎(捕手・25歳)/打率.178・打点13・本塁打1・盗塁3
・1・・橋本力(外野手・22歳)/打率.223・打点15・本塁打4・盗塁6
・24・・大竹仁(外野手・20歳)/打率.171・打点11・本塁打1・盗塁0
・7・・島田恒幸(内野手・?歳)/打率.220・打点6・本塁打0・盗塁2
・23・・呉昌征(捕手・38歳)/打率.159・打点4・本塁打0・盗塁1
・29・・鵜飼昭雪(捕手・20歳)/打率.135・打点1・本塁打0・盗塁0
・25・・別当薫(外野手・35歳)/打率.275・打点10・本塁打0・盗塁4
・6・・岡田守雄(内野手・19歳)/打率.268・打点4・本塁打0・盗塁0
・30・・本堂保弥(内野手・38歳)/打率.269・打点8・本塁打0・盗塁0
控え選手も結構知っている。但し、選手兼任の別当監督を除いて後年知った名前に過ぎない。代打で出てきて三振すると、汚い野次を浴びていた。面白いところでは橋本選手。後に大映・トンボと合併して「大毎」になってから、大映専属俳優に転身している(代表作「大魔神シリーズ」の主役、つまり大魔神役)。同じケースで東映八名信夫投手も悪役俳優としてのほうが有名ですね。
投手陣
・12・・中西勝己(右・20歳)/投球回数167.2/3・8勝11敗・防御率2.09・奪三振107
・17・・和田功(左・22歳)/投球回数211.1/3・14勝17敗・防御率2.55・奪三振118
・18・・植村義信(右・21歳)/投球回数232.2/3・19勝5敗・防御率2.01・奪三振161
・14・・山根俊英(右・28歳)/投球回数113.2/3・6勝5敗・防御率1.42・奪三振36
・19・・小野正一(左・22歳)/投球回数114.2/3・4勝1敗・防御率2.74・奪三振62
・21・・中川隆(右・19歳)/投球回数155.0/3・7勝7敗・防御率3.02・奪三振68
・11・・荒巻淳(左・29歳)/投球回数263.0/3・24勝16敗・防御率2.12・奪三振123
投手陣も錚々たる顔ぶれで大概憶えている。が、実際に投げるのを観たのは荒巻・小野・中西だけかも。西鉄は左投手に弱かったから、荒巻・小野によく捻られた。火の玉投手荒巻の外連味ないクイック投法が、敵ながらうっとりするほど好きだったなぁ。小三の児童から観たらオッサン選手ばかりと思ったけど、結構若い選手が多かったんですね。
今日の後継球団ロッテ・マリーンズで、背番号を受け継いでいるのは誰だろう。
1・・・清田育弘(外野手;32歳)、2・・・根元俊一(内野手;34歳)、
3・・・角中勝也(外野手;30歳)、4・・・藤岡裕大(内野手;24歳)、
5・・・安田尚憲(内野手;18歳)、6・・・井口資仁(監督;43歳)、
7・・・鈴木大地(内野手;28歳)、8・・・中村奨吾(内野手;25歳)、
11・・・佐々木千隼(右投手;23歳)、12・・・石川歩(右投手・29歳)、
14・・・大谷智久(右投手;33歳)、17・・・欠番、18・・・藤岡貴裕(左投手;28歳)、
19・・・唐川侑己(右投手;28歳)、20・・・東條大樹(右投手;26歳)、
21・・・内竜也(右投手;32歳)、22・・・田村龍弘(捕手;23歳)、
23・・・酒居知史(右投手;25歳)、24・・・吉田裕太(捕手;26歳)、
25・・・金澤岳(捕手・33歳)、27・・・山本大貴(左投手;22歳)
28・・・松永昴大(左投手;29歳)、29・・・西野勇士(右投手・27歳)、
30・・・大峰裕太(右投手;29歳)、31・・・菅野剛士(外野手;24歳)
う~む。60年以上昔と比べると、高齢化(?)してますねぇ。高学歴な世の中になったので、これも仕方ないか。
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