今年もプロ野球ペナントレース開幕が迫ってきたが、タイ旅行を挟んだため、連載中だった「背番号」の話題をコロッと忘れていた。
さて、昭和31年(1955年)のパリーグ(8球団)第3位は阪急ブレーブス。
154試合88勝64敗2引分勝率.578
首位西鉄とのゲーム差10.5、監督西村正夫(背番号30;43歳)
主力野手(打撃順)
8・・・R・バルボン(二塁手・23歳)/打率.239・打点31・本塁打6・盗塁55
26・・・藤井道夫(三塁手・33歳)/打率.265・打点39・本塁打1・盗塁23
24・・・古川清蔵(中堅手・24歳)/打率.251・打点47・本塁打3・盗塁31
27・・・戸倉勝城(右翼手・41歳)/打率.293・打点72・本塁打8・盗塁11
5・・・岡本健一郎(一塁手・23歳)/打率.240・打点75・本塁打8・盗塁10
23・・・渡辺清(左翼手・23歳)/打率.248・打点56・本塁打3・盗塁34
11・・河野旭輝(遊撃手・21歳)/打率.270・打点70・本塁打5・盗塁85
3・・・山下健(捕手・24歳)/打率.191・打点31・本塁打4・盗塁9
選手名と背番号を憶えているのは、バルボン、戸倉ぐらい。河野は後に西鉄へ移籍してきたから名前の記憶はある。ベテランが多い球団だと思ってたけど、そうでもないですね。小三の坊やにはみんなオッサンに映ったのかも。ビジター用ユニホームは黒一色に白の縦縞。失礼ながらバルボン選手なんか、全身真っ黒けのまるで忍者みたいだった。ユニホームのせいでもあるまいが、後に三年連続盗塁王に輝いている。
控え野手(代打・代走・守備固めなど)
29・・・常見昇(外野手・28歳)/打率.218・打点17・本塁打0・盗塁7
1・・・木織武美(捕手・23歳)/打率.186・打点11・本塁打0・盗塁2
9・・・増田浩(内野手・20歳)/打率.192・打点2・本塁打0・盗塁2
25・・・土井垣武(内野手・34歳)/打率.186・打点8・本塁打1・盗塁1
48・・・岸上守(外野手・21歳)/打率.232・打点3・本塁打0・盗塁1
22・・・伊勢川真澄(捕手・34歳)/打率.174・打点14・本塁打1・盗塁0
41・・・野々村寛(内野手・25歳)/打率.200・打点2・本塁打0・盗塁2
控え選手は誰一人記憶にありませんねぇ。土井垣は戦前から阪神→毎日→東映→阪急と渡り歩いた捕手で、選手としての記憶はないものの、野球解説者としてなら知っている。
投手陣
15・・・種田弘(23歳)/投球回数242.2/3・17勝8敗・防御率1.56・奪三振95
33・・・梶本隆夫(20歳)/投球回数364.1/3・28勝17敗・防御率2.24・奪三振327
14・・・阿部八郎(31歳)/投球回数191.2/3・14勝12敗・防御率2.48・奪三振108
12・・・柴田英治(25歳)/投球回数192.2/3・12勝8敗・防御率2.52・奪三振77
16・・・原田孝一(27歳)/投球回数86.2/3・5勝3敗・防御率3.31・奪三振35
18・・・米田哲也(18歳)/投球回数204.0/3・9勝15敗・防御率2.38・奪三振167
投手陣では梶本と米田ですね。梶本は国鉄金田正一と投球フォームが似てた。さして速くないと思えても、バッタバッタと三振に斬って取られましたね。帽子を目深に被った米田も小憎らしかった。この年、高校(鳥取県立境高校)を出たばかりの新人だったんだ。。阪急投手陣の特徴は、打者としても優秀な投手が多かったこと。因みに、梶本は控え野手全員を上回る打率.245で打点20を記録。米田も負けずに控え野手を超える2本塁打している。
現在の後継球団オリックス・バッファローズでは、誰が背番号を受け継いでいるのかな。近鉄を吸収合併しているので、近鉄の背番号を継承しているとの観方も出来るため、ちょっとややこしい。。
1・・・中島宏之(内野手;35歳)、3・・・安達了一(内野手;30歳)、
5・・・西野真弘(内野手;27歳)、8・・・後藤駿太(外野手;25歳)、
9・・・S・ロメロ(外野手;29歳)、11・・・松葉貴大(左投手;27歳)、
12・・・C・マレーロ(内野手;29歳)、14・・・吉田一将(右投手;28歳)、
15・・・佐藤達也(右投手;31歳)、16・・・欠番、18・・・岸田護(右投手;36歳)、
22・・・伊藤光(捕手;28歳)、23・・・伏見寅威(捕手;27歳)、
24・・・宮崎祐樹(外野手;31歳)、25・・・西村凌(捕手;22歳)
26・・・東明大貴(右投手;28歳)、27・・・A・アルバース(左投手;32歳)、
29・・・田嶋大樹(左投手;21歳)、30・・・K・鈴木(右投手;24歳)、
33・・・縞田拓弥(内野手;31歳)、41・・・欠番、48・・・斎藤綱記(左投手;21歳)
相変わらず平均年齢が高そう。継承した背番号に十代が皆無とは。せめて「18」だけは、米田級の豪腕な若手が着けて欲しい。
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