久し振りにオーディオを話題にしてみよう。放送録画三昧の日々が続いているため、オーディオはご無沙汰しがちであった。映像メディアが未だメジャーでなかったその昔(昭和期)、レコード・CDなどの音楽鑑賞が旅行と並ぶ我が趣味の筆頭であった。今やオーディオ界もデジタル時代、嵩張るディスクなど持ち歩かなくともデジタルオーディオプレイヤー(DAP)さえあれば旅先で聴くことも可能となった。もっと進んだ若者たちはDAPさえ省き、スマホ(携帯電話)で代用するらしい。
あれこれ弄くり回した結果、結局今ではすっかり“先祖返り”し、以下のシンプルな組み合わせで聴いている(但し専ら室内用途で)。
・DAP→NW-A30
・ヘッドホン→ゼンハイザー モメンタム On-Ear Wireless
DAP、ヘッドホンとも性能進化著しく、ヘッドホンアンプを介す必要を感じないため省いて聴いている。ところで、久し振りに韓流ドラマOSTを聴いてて、新しい発見があった。我国の場合、制作スタッフ欄には監督(演出)、脚本などと並んで音楽担当の名前も必ずあるのが通例だが、韓国では違うらしい。日本語版ウィキペディアにOST版の記事はあっても、音楽担当の名はどこにも載っていない。勝手な想像に過ぎないが、複数名で音楽を担当する分業制慣例のせいかも。日本では監督や脚本は分担するケースがあるものの、音楽だけは例外で大凡一人と相場が決まってる。苦心して調べたところ、たった一人だけ見つかった。
임세현(イム・セヒョン;林世賢)作曲の韓流時代劇OST(時系列順)
1.ホ・ジュン~宮廷医官への道~(MBC;1999年)
2.商道《サンド》(MBC:2001年)
3.宮廷女官チャングムの誓い(MBC;2003年)
4.薯童謡《ソドンヨ》(SBS;2005年)
5.イ・サン(MBC;2007年)
6.トンイ(MBC;2010年)
個人的な評価ながら、古いモノほどクラシカル(古典的)なオーケストレーションが時代劇にマッチしていて好感度抜群。逆に5と6の当世風主題歌などドラマ全体の印象を損なうほど酷い。その代わりと言ってはナニだが、3以降のエンディングほかに必ず用ゐられる童歌(わらべうた)風児童合唱曲が気に入っている。1~5は過去に採り上げたので、今回は6のみを紹介しておこう。
01. Overture
02. 靑雲祭 청운제
03. 天崖至口 천애지아 - 노래:장나라(歌;チャン・ナラ)
04. 恋恋 연련
05. Red Wind
06. Dusky Eyes
07. 愛別離 애별리 - 노래:임형주(歌;イム・ヒョンジュ)
08. Longing
09. 바람곳(風のあと)
10. 꽃멀미(花酔い)
11. 愛月浪 애월랑 - 노래:장윤정(歌;チャン・ユンジョン)
12. 念海 염해
13. 断崖 단애
14. 花聯堂 화연당
15. 애오라지(イェオラジ) - 노래:임세현(歌;イム・セヒョン)
16. 明賢 명현
17. The Returns of Destiny
18. 芙蓉花 부용화 - 합창(合唱)
「03天崖至口」が事実上の主題歌と言うことになろうが、例によって媚び甘えるような歌い方が気色悪い。因って気に入ってる児童合唱曲のほうを聴いてみることにする。
18.芙蓉花(ぷよんふぁ)
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