昨7日(木)よりタイ国チェンマイにやって来てます。
自宅を朝7:30に出て京王新線初台駅7:39発に乗車。後続電車の7:54発でも十分間に合うのだが、通勤通学ラッシュと重なってかなり混む。そこで、なぜか割と空いてる7:39発にしたというわけ。おそらく京王線からの直通電車に前後を挟まれているせいだろう。乗り換えに便利な先頭車両(10号車)にうっかり乗り込んだら、何と「女性専用車」だった。確かに女性客が大勢を占めるものの、私奴以外の男どもも一定数乗り合わせており、ホッと胸を撫で下ろした。現役を退いて十年以上経った今日、朝のラッシュ時間帯電車を利用する機会なそ皆無に等しいが、この間「女性専用車」の取扱基準が変わったのだろうか。
痴漢対策(?)として導入された「女性専用車」だが、そもそもが悪評紛紛で出だしから躓いていた。理屈を言えば、「女性専用」があって「男性専用」がないのは新たな差別(男性蔑視)に通じるし、男性客全てを「痴漢」と見なすか如き制度自体が可笑しい。導入当初、厳格に運用したがる駅員と男性客とのトラブルが絶えなかったことから、鉄道側が自主的にルールを緩めたか、或いは乗客間の【阿吽の呼吸】により落ち着くところに落ち着いた(制度の有名無実化)か、二つのうちどちらかだろう。個人的には後者の可能性が高いように思う。
都営新宿線馬喰横山駅で都営浅草線東日本橋駅乗り換え。ここで8:28発北総線経由アクセス特急成田空港行に乗り継ぐ。ラッシュ時間帯なのに乗客の流れとは逆方向ゆゑか、滅茶苦茶空いていてちゃんと座れた。北総線に入ると、電車は猛スピードで目的地へ向う。まるで開業当初の地下鉄東西線快速電車みたい。しかも、東西線よりレール幅が広いため横揺れが少なく、当時の東西線のような恐怖感(?)がない分、快適な乗り心地に満足。ただ、有料特急スカイライナーの追い越し待ちや、空港近くの単線区間での電車擦れ違い待ち時間が異常に長いのが唯一の欠点。
9:37に成田空港(第1ターミナル)に到着。真っ直ぐ4Fタイ国際航空(TG)チェックインカウンターへ辿り着くも人影まばら、搭乗客は私奴唯一人というありさま。おかげで、セキュリティチェック、出国審査ともほとんど並ばずに済んだ。数年前までの芋を洗うような人混みがウソのよう。2011年の羽田空港国際線本格再開以降、旅行客の流れが変わってしまったのだろうか。
ANA免税店でタバコ(メビウス10ボックス100粍)を買ったら、ANAカード会員特典とかで免税価格¥2,800-が一割引の¥2,520-だった。しかも、現金支払なのにマイレージも貯まって嬉しい限り。待ち時間に初めてANAラウンジを利用した。靜かで豪華なラウンジに入っただけで、何だか俄セレブになったみたいにリッチな気分に浸れる。
搭乗機TG641成田発11:00の機材は、B77W(機体記号HS-TKY)。昨年6月に登録されたばかりの最新鋭機材である。何時もなら三宅島→紀伊半島沖→奄美大島→沖縄→石垣島→台湾南部→ベトナム・ダナン→タイ東北部→バンコクの飛行ルートを採るのだが、接近中の台風1号を避けるため別航路を辿った。即ち、東京都街→富士山北→名古屋市街→山陽道→福岡市街→唐津市街→佐世保市街→五島列島→上海→武漢三鎮→桂林→南寧→ベトナム・ハノイ→ラオス・ビエンチャン→バンコクの航路。
機内食事前予約制度が先月から変更され、タイ食、洋食、和食、中華のうち当日メニューから選ぶ仕組み。迷わず和食にしたら、主菜は鯛の焼き物だった。これまで通り松花堂弁当風になっており、在成田の機内食メーカーが請け負っているのだろうからまずまず満足できる味であった。
バンコク・スワンナプーム空港混雑のためとかで、ナコンサワン上空を何度も旋回待機し、定刻より20分ほど遅れた15:50頃ランディング。勝手知ったる空港とて、国内線には設備がない喫煙室でまずは一服。入国審査を済ませて国内線区域に入ると、中国人団体客の群れ。これまでなら、タイ人の他は西洋人、日本人、韓国人、台湾人などが主流だったのに、ここ十年ほどで旅行客の流れが変わってしまったようだ。
搭乗機バンコク発17:20TG116チェンマイ行の機材はB773(機体記号;HS-TKE)である。同じB777-300でもこちらは末尾にERが付かない初期型。因みに2000年10月に登録されているから、機齢は16歳になる。成田、羽田、セントレア、関空、新千歳などにも度々飛来していて、日本でも馴染みの深い飛行機である。僅か一時間足らずの飛行時間なのに搭乗クラスに拘わらず機内食が出る。北京ダックではないが、鴨乗せ焼きそばだった。緑色の変わった焼きそばながら結構美味しかった。チェンマイ到着18:40、ああ疲れた。
コメント