チェンマイ暮らしの二日目(実質初日)である。タイバーツの所持金は、6月訪泰時からの繰り越し金503฿のみ。それも昨日、予定外のタクシー代150฿が消えてしまった。まずは、ライフライン(?)確保とばかりに、最寄りのセブンイレブンで飲料水6ℓ(52฿)を購入。つまり昨日の段階で手持ち金は、僅か301฿という何とも心細いありさまだったのである。
そこで朝のうちにいそいそと行き付けの両替商へ出向き、金拾萬圓也を両替した。交換で受け取ったタイバーツは27,500฿。6月訪泰時が31,200฿だったから、3,700฿(12%)分も目減りしたことになる。要するに、¥100,000-が半年前の¥88,140-分にしかならないということ。もっと有り体に言うなら、¥11,860-が何処かへ消えて無くなったも同然なわけ。
まぁ、愚痴を言っても円高に戻るわけでなし、大金(?)を手にしたところでリムピンスーパー(ナワラット店)へ買い出しに向かう。此処はスーパーといえども、どちらかといえば輸入品を含めて高級食材を扱う店なので、他のスーパーに比べると決して廉くはない。
ご参考までに値段を列挙してみましょう。
*ネーブルジュース(1ℓ紙パック)・・・・・・・・・・・ 55฿
*タイ国産アラビカコーヒー(200g)・・・・・・・・138฿
*コーヒーメイト(粉100g)・・・・・・・・・・・・・・・ 17฿
*サンドイッチパン(480g)・・・・・・・・・・・・・・・ 33฿
*コーヒーシュガー(8g×30袋)・・・・・・・・・・・ 40฿
*台所用洗剤(160mℓ)・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10฿
*米国BUD's社アイスクリーム(280g)・・・・・ 159฿
*チキンソーセージ(250g)・・・・・・・・・・・・・・・・78฿
*減塩バター(227g)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・89฿
*タイ国産醤油(100mℓ)・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16฿
*プチトマト(13粒)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15฿
*サラダ用野菜パック・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35฿
*卵パック(Lサイズ6個)・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34฿
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合計 719฿
値段的には6月時とあまり変らないが、商品によっては同価格なるも内容量が減っているものもある。更に円安が進んだため、日本円に換算すると15%ほど物価が上がったような印象を受ける。
どうでもいいけど、【サンドイッチ】という外来語。昔は【サンドヰッチ】または【サンドウィッチ】と書いたんだけどなぁ。何時の間にか【サンドイッチ】と書くようになってしまった。綴りが【sandwich】だから、発音からすると【イ(i)】よりも、【ウィ(wi)】【ヰ(wi)】のほうが原語に近いはず。【デジタル】だってそう。遣われだした頃は、【digital】に沿って【ディジタル】と表現されもしていたのに。
尤も、外来語は《カタカナ》で表記された時点で、もはや《日本語》化されてはいるのだが、どうも釈然としない。例えば【ウィーン(wien)】という地名にしても、現地の発音では【ヴィーン】となるのだが、歴史的仮名遣いの【ヰ(wi)】【ゐ(wi)】【ヱ(ye)】【ゑ(ye)】が用いられなくなって以来、現代日本人は【ウィ】【イェ】の発音を苦手としている。つまり、【ウィ(wi)】でなく【ウイ(ui)】と【イ】を大文字と誤認してしまうのである。日本円もローマ字にすると【NipponYen】だから、本来ならば【にっぽんいぇん】と読むべきなのだが、【Y】を意識して発音する人はまずない。
一般に現代人は、小書きの【ぁ】【ぃ】【ぅ】【ぇ】【ぉ】を区別せずに発音する傾向がある。一例を挙げると、ソニーの【ウォークマン(Walkman)】なら、【ウオークマン(Uohku-man)】といった具合。したがって、日本人の英語やタイ語の発音は、それを母国語にする人々にとって冗長に聞こえるらしい、とか。
良し悪しが言いたいのではない。これが国民性ならば、功罪半ばといったところである。逆に外国人の日本語発音を聴いてご覧なさい。華人やタイ人は濁音が苦手。【正直】が【しょうちき】と聞こえる。某インドネシア人は、【マイルドセブン(タバコの銘柄)】を【みるどすぶん】と読んだ。つまり、【MildSeven】を母国語読みしたわけですね。
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