昼過ぎに昼餉と買い出しを兼ねて出かけたら、俄雨に遭った。しかし、激しく降り出す前に行き付けの『だるま食堂』に駆け込んだので、ズブ濡れにならずに済んだ。肉野菜炒め定食(125฿)を喫食する間に雨は上がって、青空が広がる気まぐれぶりである。
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それでは、『タイ音楽メディア評』の二回目です。
2.MP3 Grammy - 30th Anniversary - Female
タイ最大のレコード会社GMMは創立三十周年を迎えたのか。逆算すると1983年(昭和58年)創立ということになる。わりかし新しい会社なんですね。世界的にはミュージックテープ期を経て、そろそろCDへ移行しようかといった時期。
つまり、レコード会社と言っても、SP盤、EP盤、LP盤のいわゆる“レコード盤”以後の世代(?)ってわけ。、だからといってタイにだけレコード盤がないはずなく、現にSP盤の復刻CDだってちゃんと市場に並んでいる。別稿で記すが、そうしたMP3オーディオも今回買ってある。
本論に移ろう。本ディスクは、30年間にわたってGMM社がリリースしてきた曲の女性歌手篇である。ただし、ルークトゥン・モーラム系は誰一人おらず、ロック、フォーク、ポップス系ばかり。となると“30周年”との触れ込みは、このジャンルに限ってのことかもしれない。
全50曲をざっとつまみ食いしたところ、聴き憶えのある曲は皆無ながら、国際標準のポップス系楽曲のせいか、どれも耳に馴染みやすい。このうちウォークマンに落とす歌を選んでいたら、日本でも名の知られた歌手がぞろぞろ出てきた。
ウェン・ティティマーは初訪泰時にテープを買った個人的に思い入れのある歌手にすぎず、一般的でないかも知れないが、ボウ・スニータ、ニコル、タタヤン、ヤヤイン、ブライオニー、パンチ、パーミー、マーシャなど錚錚たる顔ぶれが並ぶ。
個人的な好みで、幾曲か聴いて(視て)いただきましょう。
2.บอกหน่อยได้มั้ย(ねえ話して) by นันทิดา แก้วบัวสาย(ナンティダ・ケウブサイ)
買ったのはMP3だから映像はない。このYouTube版はオリジナルMVかどうかは不明だが、ビデオテープに相違なく時代を感じさせる。
3.ฟ้ายังมีฝน(雨空) by แหวน ฐิติมา(ウェン・ティティマー)
ロック系歌手にしては声量に乏しく、絶叫調で歌っても威圧的でないのがよろしい。映像にないのがアレだが、容姿端麗な歌手ですよ。尤も、初訪泰時(1989年)の話で、今はどうだか知りません。
22.ทำไมเป็นคนแบบนี้(何故この人が居る) by นิโคล เทริโอ(ニコル・テリオ)
アイドル系歌手にも拘わらず、歌い方がしっかりして好感度急上昇。今をときめく日本のアイドルなんかとは、格が違う。
以上、おしまひ。
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