今週末に姪っ子(実妹の末子)の結婚式がある。現役を退いてもはや7年になるが、この間、礼服はおろか背広さえ着る機会がなく、日がな作業着姿で過ごしてきた。いざ引っ張り出してみると、現役の頃に比べて、ポンポンだけが15㎝以上も腫れ上がり、体型がすっかり変わってしまってどれも着用不能。仕方なく、上から下まで買い換えることとした。
それで以て午後になり、昨年ネット通販で買った自家用自転車をゆるゆる走らせて、新宿高島屋まで行ってきた。デパートへ寄るなんて、何年ぶりだろう。暫く観ないうちに新宿駅南口の変わり様が凄い。甲州街道JR脇からは入れず、回り道して東急ハンズ前の跨線橋を渡るハメに。
6階の紳士用品売場に着いて、まず眼にした光景は、昔のイメージとは大きく様変わりしていて戸惑った。男店員は背広に女店員は制服着用とばかり思い込んでいたのに、そんな姿は何処にもない。デスク傍のオッサンも、左胸に着けたネームプレートを発見するまで客の一人と見誤った。おそらく、年齢相応の売場役席だろうが、柄物の開襟シャツに綿パン姿。紳士服売場の男店員がですよ。
訊くと、夏だから“クール・ビズ”なのだそうな。そういえば、現役最後の頃、我が社も流行を追って、直接顧客に接しない本社勤務者は、毎週金曜日を“カジュアルデー”とし、ネクタイ禁止(女は制服禁止)だったなあ。それでも、営業の現場は盈盈として背広姿だったけど・・・。その後、女子事務員の制服は廃止されてしまった。
これも“時の流れ”というものでしょうか。やっぱり、十年一昔ですね。
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