タイの三人娘สาว สาว สาวは、既に解散(1990年)している。しかし、人間の欲望(ファン心理)とは不思議なもので、もはや無い(解散)となると余計に欲しく(知りたく)なるものだ。グループの活動期は前稿で書いたとおり、1982~1990年。初訪タイ(1989年)のときは、まだ現役(?)だったことになる。
では、デビュー時のสาวたちを視てみよう。
☆デビューアルバム(1982年)よりแรกสาว(若い女の子)
リアルタイムのMV映像かどうかは判りませんが、髪型などから判断してさほど時期のズレはなさそうです。なお、デビューアルバムのオリジナル音源は次のクリップ。
CDでなく、カセットテープであるところが“当時”を偲ばせてくれます。価格も60バーツ(当時のレートで約240円)というのだから凄い。そう言えば、タイ國に於いて、ついぞ音盤(レコード)にはお目にかかったことがなかったなぁ。
余事ながら、同じ訪タイ(泰・台)でも、台湾へはひと昔前の1980年が初めて。そんなわけで、カセットテープ主体なれど、レコード盤も売ってありましたし、後にはCDをチラホラ見かけましたよ。それで以て、自慢じゃないけど《台語懐念金曲》なる30糎LPレコードを所有しておりますです。
さて、件の三人娘ですが、キャンディーズのように、曲によってメインボーカルを交代していたようですね。歌声の違いを聴き較べてみるのも一興かと。年齢順に聴いてみましょう。
☆ปุ้ม อรวรรณ(プム・オラワン)
รักครั้งแรก=初恋(1982年)
前稿で聴いたรักคือฝันไป(夢見る恋)とはまるで正反対。アイドル御用達風の歌ですね。
☆แอม เสาวลักษณ์(エム・サワラック)
คืนใจ=心がえし(1986年)
曲趣が全く違うけど、曲名はキャンディーズの「微笑がえし」を捩ったのだろうか。フォークソング調の佳曲。同名異曲もあるようです。
☆แหม่ม พัชริดา(マム・パチャリダー)
รักทำไม=恋の理由(1983年)
はっきり言って、曲も歌声もたいしたことない、悪いけど・・・。
どちらかと言えばどれも感傷的な傾向の曲なので意外でした。個人的にはわたくし好みですが、たぶんどれもヒットしなかったろうと思います。いつも明るく陽気なタイ人気質には、やっぱり前稿のような曲がピッタリするようですね。
さて、こうなると、キャンディーズがそうであったように、彼女たちの解散後の動静が気になりますね。
では、次稿のお愉しみ、ということで。
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