前回書いたとおり、プムプァンさんのkaraokeVCD音声差し替えに没頭していたものの、面倒くさくなって頓挫したまま、此処の更新を怠けてしまいました。その間の関心事であった韓流ドラマ鑑賞が一段落し、再び挑戦意欲が戻ってきそう。
生前、彼女が国民的人気を得たのは、老若男女の誰もが歌える明朗快活な歌であり、外国人である当方が好むような湿り気の多い田舎風な曲は概して流行らなかったようだ。タイの人々にしてみれば、日常生活を想起してしまう辛気臭い曲よりも、愉快な気分にさせてくれる歌に走りがちなのは、ある意味当然と言えよう。
そんなわけで、karaokeVCD;の中でも我が好みの曲は、曲想に関係なく後年になって別の映像を引っ張ってきただけのものが多い。甚だしきはเอกลักษณ์ไทย(タイのお国柄)という曲に美女の水着姿、何をか言わんや、である。美女の水着姿が悪いからでなく、ミスマッチを指摘したいのです。
ところで、จูบแล้วลา(別れのキス)という曲。タカタンさんが歌うVCDを持っていて、わりかし好きな曲ですが、本来はプムプァンさんの持ち歌。YouTubeにありましたので、比較してお聴き下さい。
☆ จูบแล้วลา(別れのキス)-ตั๊กแตน ชลดา(タカタン・チョラダー) ☆
☆ จูบแล้วลา(別れのキス)-พุ่มพวง ดวงจันทร์(プムプァン・ドゥァンチャン) ☆
あくまで比較しての話ですが、明るく乾いた声質のタカタンさんに対し、本家本元は暗く湿っぽい歌い方ですよね。曲想からは本家に軍配を上げたいが、タイ人気質を知る上で興味深い。というのも、オリジナル盤発売時、ヒットしたかどうか知りませんが、今やタカタンさんのほうが本家の閲覧数を遙かに凌いでいることでわかるような気がします。個人的には、本家のほうが好みに合ってますけど。
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