《 Sei Lob und Ehr dem höchsten Gut 》 BWV117
Kantate für Alt, Tenor, Baß und Chor
Lotte Wolf-Matthäus, Alt
Gert Lutze, Tenor
Friedrich Härtel, Baß
Thomanerchor Leipzig
Gewandhausorchester Leipzig
Günther Ramin
aufnahme; Leipzig Thomaskirche 9/1949
大好きなカンタータですが、あいにく上記のラミン盤しか所有しておらず、邦訳なしのライナーノーツでは転載しようがありません。さいわい、ネット検索により、邦題が《いと高きところに讃美と栄光あれ》であることだけは判明しました。
ネットは便利ですね。親切な方がこちらで対訳全歌詞を掲載してくれていました。さっそく主要部分をパクらせていただきます。
☆ 第一曲 Choralchor
Sei Lob und Ehr dem hochsten Gut,
いと高きところに賛美と栄光あれ
Dem Vater aller Gute,
慈しみあふれる父
Dem Gott, der alle Wunder tut,
あまねく奇跡を行なわれる神
Dem Gott, der mein Gemute
私の心を
Mit seinem reichen Trost erfullt,
豊かに慰めで満たし
Dem Gott, der allen Jammer stillt.
あらゆる嘆きを沈めてくださる神
Gebt unserm Gott die Ehre!
その神に栄光を捧げよ!
☆ 第七曲 Aria(Alt)
Ich will dich all mein Leben lang,
わたしはこの世にある限り、生涯あなたを
O Gott, von nun an ehren;
おお、神よ畏れ敬います
Man soll, o Gott, den Lobgesang
あなたへの賛美の歌は
An allen Orten horen.
あらゆるところで聞こえるでしょう
Mein ganzes Herz ermuntre sich,
わたしの心を勇気づけ
Mein Geist und Leib erfreue sich.
わたしの霊と肉体を喜び楽しませてください
Gebt unserm Gott die Ehre!
神に栄光を捧げよ!
☆ 第九曲 Choralchor
So kommet vor sein Angesicht
神の御前に進み出て
Mit jauchzenvollem Springen;
歓呼し、舞い踊りつつ
Bezahlet die gelobte Pflicht
(神との)誓いを果たし
Und last uns frohlich singen:
喜び満ちて歌おう
Gott hat es alles wohl bedacht
神はすべてにおいて思慮深く
Und alles, alles recht gemacht.
すべてにおいて完全で正しい
Gebt unserm Gott die Ehre!
神に栄光を捧げよ!
なかでも、第七曲「アルトのアリア」が堪りませんね。フルートの伴奏に乗って、直立不動の緊張した姿勢で、小母さん(?)が真剣に歌っている様子が伝わってきます。ロッテ・ヴォルフ-マタイさんって、たいそうな御名前ですが、お幾つの方だったのでしょう。
ありがとうございました。
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