《 第34話 》 「死かそれとも」
【 あらすじ 】 アジトに連れ込まれた柳木博士はジョー発爆弾の秘密を渡すよう脅され、どくろ仮面は見せしめに目の前で赤星博士を殺す。アジトを突き止めた月光仮面を見張りの男たちが銃で狙い、ビルの屋上に追い詰めるが、月光仮面はヒラリと地面に降り立った!
連れ込まれた柳木博士。黒衣の男が赤星博士を拷問している。
どくろ(声) 「はっはっはっは。とうとう来たな。ここまで来たら、もう科学者の血統もへちまもないぞ。強情を張れば命を亡くするだけだ。見ろ、これがお前の友達、赤星の姿だ。」
柳木 「あっ、赤星博士。」
どくろ(声) 「ふっはっはっはっは。柳木博士、痛い目をみないうちに、おとなしくHOジョー発爆弾の機密を渡せっ。ふっはっはっはっは。」
柳木 「あ、悪魔。・・・悪魔。」
どくろ(声) 「ふっはっはっはっは。この俺を神にするも悪魔にするも、お前たちの覚悟一つだ。柳木、赤星、お前たちの機密の在処を白状しろ。それが嫌なら・・・。」
赤星 「嫌だ。お前たちに降参するぐらいなら、死んだほうがましだ。」
黒衣 「なにを、この野郎。強情を張りやがって。」
どくろ(声) 「こいつ(赤星)を永久に眠らせろ。いくら言ってもわかる男ではない。柳木への見せしめのためにも、殺してやれっ。」
黒衣 「よ~し、首領の命令だ。死を選ぶか、それとも機密を渡すか、どっちだ。言え。」
赤星 「殺せ。殺されたって口を割るものかっ。」
黒衣 「え~い、死ねっ。」 と至近から赤星めがけて拳銃発射。
柳木 「あっ、赤星博士。」
どくろ仮面の正体が赤星であることを我々は知っているわけですが、この場はいったい何でしょう。本当に撃ち殺されたなら、その後の筋書きが破綻するはずですが。実弾ではなく、「演技」ということか。
この場面、どくろ仮面は声だけで、映像に姿はありません。黒衣の男は声からタイガーのようです。俳優の赤尾関三蔵さんも大変ですね。黒衣の男になったり、タイガーになったり、風間になったり・・・。果ては偽月光仮面まで演じます。ご苦労さま。
コメントを投稿
コメントは記事の投稿者が承認してから表示されます。
アカウント情報
(名前とメールアドレスは必須です。メールアドレスは公開されません。)
コメント