戦前の祝祭日を歌ったものに「四大節唱歌」があります。
「天長節」(4月29日)、「明治節」(11月3日)、「一月一日」、「紀元節」(2月11日)がそれです。( )内はいずれも戦前に於ける祝祭日。
祝祭日なのだから休校日であったのでしょうけれども、戦前は登校して当該唱歌が奉唱されていたそうです。
「天長節」(黒川真頼詞/奥好義曲)
今日(けふ)の吉(よ)き日(ひ)は、 大君(おほきみ)の
うまれ給(たま)ひし 吉(よ)き日(ひ)なり。
今日(けふ)の吉(よ)き日(ひ)は、 御光(みひかり)の
さし出(で)給(たま)ひし 吉(よ)き日(ひ)なり。
光(ひかり)遍(あまね)き 君(きみ)が代(よ)を
祝(いは)へ 諸人(もろびと) もろともに。
惠(めぐ)み遍(あまね)き 君(きみ)が代(よ)を
祝(いは)へ 諸人(もろびと) もろともに。
天長節とは、今でいう天皇誕生日です。当然、「四大節唱歌」を学校では教わっていませんが、なぜかみんな聞き覚えがあります。おそらく、ラヂオ等から流れてくるメロディを自然に覚えてしまったのでしょう。
ありがとうございました。
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