第六學年用第二四課「スキーの歌」(林柳波詞/橋本國彦曲)
一、輝(かがや)く日(ひ)の影(かげ)、はゆる野山(のやま)。
輝(かがや)く日(ひ)の影(かげ)、はゆる野山(のやま)。
麓(ふもと)を目(め)がけてスタートきれば、
粉雪(こゆき)は舞立(まひた)ち、風(かぜ)は叫(さけ)ぶ、
風(かぜ)は叫(さけ)ぶ。
二、飛(と)ぶ飛(と)ぶ大空(おほぞら)、走(はし)る大地(だいち)。
飛(と)ぶ飛(と)ぶ大空(おほぞら)、走(はし)る大地(だいち)。
一白(いつぱく)影(かげ)なき天地(てんち)の中(うち)を
ストツクかざして我(われ)は翔(かけ)る、
我(われ)は翔(かけ)る。
三、山越(やまこ)え、丘越(おかこ)え、下(くだ)る斜面(しやめん)。
山越(やまこ)え、丘越(おかこ)え、下(くだ)る斜面(しやめん)。
忽(たちま)ちさへぎる谷(たに)をば目(め)がけ、
躍(をど)ればさながら飛鳥(ひてう)の心地(ここち)、
飛鳥(ひてう)の心地(ここち)。
いま関心のある橋本國彦の唱歌です。スキーを歌った唱歌では、どちらかというと國民學校藝能科音樂初等科四(第六學年用)「スキー」のほうがよく知られていると思います。でもこの曲も知ってますし、捨てがたい佳曲です。
橋本國彦の曲として、「交響曲第一番」と交響組曲「天女と漁夫」のCDを持っています。交響曲のほうは、終楽章が式典歌「紀元節」を主題とするフーガになっており、ファンには堪りません。(沼尻竜典指揮東京都響)
* ご参考 *
「スキー」(時雨音羽詞/平井康三郎曲)
一、山は白銀(しろがね)、 朝日を浴びて、
すべるスキーの風切る速さ。
飛ぶは粉雪か まひたつ霧か。
お お お この身もかけるよ かける。
二、眞一文字に 身ををどらせて、
さつと飛び越す飛鳥(ひてう)の翼。
ぐんとせまるは、 ふもとか 谷か。
お お お たのしや、 手練の飛躍(ひやく)。
三、風をつんざき、 左へ、 右へ、
飛べば、 をどれば、 流れる斜面。
空はみどりよ 大地は白よ。
お お お あの岡われらを招く。
ありがとうございました。
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