第二學年用第二六課「母の心」
一、朝(あさ)早(はや)くから井戸(ゐど)ばたで、
母(はは)はせいだす洗物(あらひもの)。
たらひの中(なか)にあるは何(なに)。
これは太郎(たらう)の小倉(こくら)の袴(はかま)。
太郎(たらう)昨日(きのふ)は運動會(うんどうくわい)で、
泥(どろ)によごしたこの袴(はかま)。
二、夜(よる)遅(おそ)くまで奥(おく)の間(ま)に、
母(はは)はせい出(だ)す針仕事(はりしごと)。
ひざの上(うへ)には何(なに)がある。
これはお春(はる)の晴着(はれぎ)の羽織(はおり)。
お春(はる)明日(あした)は雛樣祭(ひなさままつり)。
着(き)せてやりたいこの晴着(はれぎ)。
母親の慈愛が滲み出るかのような唱歌ですね。メロディーを知らずとも、歌詞を見るだけで涙がこぼれてきます。
まったくこの唱歌は知りませんでした。戦後に録音された復刻CDでは、児童合唱団が、感情移入することなく淡々と歌っているところに好感を抱きます。
今時のギャルが歌うと、どんな出来栄えになるのでしょうか。
ありがとうございました。
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