GHQの圧力とはいえ、焚書でもあるまいに、当時の国会議員が法律ではない『教育勅語』を廃除・失効させたのは、まさに国権の濫用ではないか、とさえ考えます。だからこそ「廃除・失効決議」の「無効決議」を国会で行って、粛々と「正常な状態」に戻すことが先決でしょう。そうすれば、少なくとも『教育勅語』の名誉回復が果たせると愚考します。「大道無門」の渡部昇一先生も似たお考えを示されていた、と理解しております。
誤解を恐れずに申し上げるならば、名誉回復後は、採用するしないも各人・各教育機関の自由。学校で日々読誦しようが、家庭で額に納めて床の間に掲示しようが、人それぞれの気持しだいということ。どうしても受け入れたくない人は、「教えない」学校に通い、「それが無い」環境で過ごせばよいのであって、仮に違法行為に及べば、然るべき法律・規則等に則って裁かれればよろしい。
日本は万世一系の天皇を戴き、屈服統治に非ずして悦服統治の類稀なる国柄、と固く信じています。如何に万人が認める普遍的道徳・慣習であっても、自然に受け入れられる素地を待ち、国権や権威・権力で強制したら逆効果、というのがわたくしの基本的スタンスでございます。
2007年4月21日(土)の記事
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