東京に住んでいると、なかなか季節を感じることが少ない、などと長いこと嘆いていたが・・・。
昼食を摂りに、自転車で新宿地下街に出掛けたら、入口附近を蜻蛉が軽く飛んでいた。カラスやハトならたくさん見かけるが、蜻蛉とは珍しい。
思い起こせば、昨秋、都庁前の銀杏並木が色づき、冬には落葉した。正月には和服姿の若い男女が破魔矢を手に街を歩いていたし、春に靖国神社にお参りしたときは、桜花が満開だった。
八月末には、新宿中央公園で蝉の鳴き声が激しく聞こえた。今日は、町内会鎮守の杜、新宿十二社熊野神社の祭礼である。ハッピ姿の若衆(とはお世辞にもいえないが)に担がれた御神輿が町内を練り歩いた。
なあんだ、ちゃんと季節感があるではないか。今まで気がつかなかったというか、関心がなかっただけなんだ。
人間(自分)ってなんてわがままなんだろう。不平不満を漏らしちゃいけませんね。自然の恵みに感謝しなくっちゃ。
戦前の映画を観るたびに、「美しい国、日本」を感じていたが、ようやく今、その状態を取り戻しつつある。次期首相候補安倍晋三氏の「美しい国へ」がもてはやされるのは、単なる偶然ではない気がする。
2006年9月17日(日)の記事
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