教育の基本は、『教育勅語』「修身書」「唱歌」の三点セットに存す。「唱歌」には「美しい國、日本!」がある。「卒業の歌」をご存知だろうか? 文部省唱歌の最高傑作として、これを推奨します。
「卒業の歌」(尋常小學唱歌第六學年用)
一、うれし、うれしや、うれしやな。
人の子どもの、おしなべて
ふむを御國のおきてなる、
學の道の六年をば
卒へし今日こそうれしけれ。
柳櫻の春にほふ、
錦をそへて野も、山も。
二、うれし、うれしや、うれしやな。
いろはのいをもわきまへぬ
身のいつしかに積得たる、
西も、東も知らざりし
身のいつしかに分得たる、
世の人並の文字の數、
世の人並の道の筋。
三、うれし、うれしや、うれしやな。
六年の月日、手を取りて
敎へ給ひし師の君の
導なくば、いかで我が
心に開く、智は、德は。
思へばうれし、師の情、
思へばうれし、師の惠。
四、うれし、うれしや、うれしやな。
師の賜の智を、德を、
かぢに、しをりに、世の海を
わたりて行かん、なほ高き
學の高嶺よぢて見ん。
師の君さらば、健かに、
我が友さらば、健かに。
この心が、歪んだ現代社会を再生する。
2006年9月8日(金)の記事
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