CS放送「チャンネル桜」を知ったのは、昨年八月のことだ。音楽が好きで、郡修彦先生監修の「海ゆかば」SP復刻CDを探し求め、ネット検索したら、当該サイトに行き着いた。
サイト内の無料BB放送を試聴したり、週間番組表をみると「今日の自衛隊」「拉致問題アワー」「子ども寺子屋」など、知りたかった情報が満載ではないか。即契約した。同時に、バカ騒ぎ地上波放送は見るのを止め、新聞の購読も中止した。もともと新聞は義理契約であり、ほとんど見たり読んだりしていなかったので、ちょうどよかった。いうならば、受け取る情報を子供の頃に戻した、といったところか。
現在、情報源は「チャンネル桜」とインターネットのみである。関心のない情報を意図的にカットした生活は快適そのもの。これまで、いかにくだらないものを見せられていたかがよくわかる。日本國と日本人が、こんなに素晴らしかったんだ、と改めて感慨にふける毎日だ。歳をとると子供に戻るというが、この感情は、小学生の頃に抱いていた心情と変わらない。
裏を返せば、マスコミ界があまりにも左に偏りすぎている、ということか。個人的には、真に中立な報道など、ありえないと思う。だから、マスコミは、「事実」を伝えるのであれば、いろんな角度から報道してよい。問題なのは、保守系の放送局がなかったことであろう。「チャンネル桜」の出現で、溜飲が下がる思いだ。
多チャンネル時代にあって、TV局は旧来の総合デパート型から、専門店型に変貌していくだろう。そして、おかしな番組を垂れ流す局は、競争原理が働けば、自然に淘汰されていく。
「見たいものを見る。見たくないものは見ない。」
現状においては、これが自分にできるせめてもの抵抗である。
2006年8月25日(金)の記事
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