仕事に対する心構え(博愛・徳器成就>)
仕事は、他人に役立てるためにある。他人に尽くすことは、いずれ返ってくる恩を期待してやることではない。そのこと自体が、自分を高める行為である。まず、他人を幸せにするために働くこと。そうすれば、見返りを待つことなく、すぐに自分の喜びになる。「人々のお役に立っている」という喜びである。
自発的な行動(智能啓発・公益世務)
ボランティアは、志願者という意味である。命令によらず、自発的に行動することを指す。必ずしも無料奉仕の意味ではない。報酬を得ていても、ボランティア精神は、必要である。世の中に役立つと信じ、自分がどうしたらお役に立てるかを自発的に考え、相手からの見返りを求めることなく、行動する。自発的な仕事は、命令されてやるのではなく、自分の成果を利用する相手を幸せにする行動である。
成功する組織の鍵(謙遜)
旧来の率先垂範型でなく、統率者としての役割を担うのが、今日の指導者である。部下が意欲を持ち、協調して行動するようでなければならない。そのため、指導者は、「部下も我が師」という謙虚な気持ちで、自分にない力を持つ若者に敬意をはらうべきである。
上司・年長者への戒め(修学習業)
「今時の若い者は…」という批判は、いつの時代にも年寄りが口にしてきた言葉である。もし、年寄りがそう感じるのが正しければ、世の中は太古の昔からどんどん悪くなり続けてきたはずである。確かに、環境破壊など、昔にはなかった問題が出てきている。しかし、人類は必ずそういう問題を乗り越えてきた。人間は着実に賢くなってきている。先人の知恵を蓄積しているからだ。「今時の若い者はすばらしい」と言いたい。それぞれの時代で、人々は世の中を良くしようと努力してきた。次の時代を担う若者も、必ず世の中を良くしてくれると信じよう。
職場の人間関係(義勇)
職場の人間関係を良くしようと思うなら、コミュニケーションの活性化が必要である。そのためには、職場のリーダーはいろいろ配慮しなければならない。部下は上司より弱い立場である。強い立場の人が弱い立場の人に歩み寄ろうとしなければ、良いコミュニケーションは生まれない。
2006年3月8日(水)の記事
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