国を象徴する花として、「国花」がある。わが国は「菊」と「桜」だが、台湾では「梅」とされる。因みに、中共は「牡丹」、韓国は「むくげ」。花を題材にした二曲を並べてみた。どちらも「国家」に対する思い入れのほどが偲ばれ、涙なしには聴けない。
國民歌謡「愛國の花」(詞;福田正夫、曲;古関裕而、歌;渡辺はま子)
一、真白き富士の けだかさを こころの強い 盾として
御国につくす女等は 輝やく御代の 山ざくら
地に咲き匂う 国の花
二、老いたる若き もろともに 国難しのぐ 冬の梅
かよわい力 よくあわせ 銃後にはげむ 凛々しさは
ゆかしく匂う 国の花
三、勇士のあとを 雄々しくも 家をば子をば 守りゆく
優しい母や また妻は まごころ燃ゆる 紅椿
うれしく匂う 国の花
四、御稜威のしるし 菊の花 ゆたかに香る 日の本の
女といえど 生命がけ こぞりて咲いて 美しく
光りて匂う 国の花
「愛國の花」は、「あいこくのはな」ではなく、「くにのはな」と読むらしいです。。
『梅花』昭和四十七年 詞曲→劉家昌 台灣電影「梅花」
一、梅花梅花滿天下 愈冷它愈開花
梅花堅忍象徴我們巍巍的大中華
看那遍地開了梅花 有土地就有它
冰雪風雨它都不怕 它是我的國花
二、梅花梅花滿天下 愈冷它愈開花
梅花堅忍象徴我們巍巍的大中華
看那遍地開了梅花 有土地就有它
梅花堅忍象徴我們巍巍的大中華
一、まだ寒いのに、梅の花が一面に咲き乱れた。
梅の花は、耐え忍ぶ私たちの偉大な大中華の象徴。
見よ、あちこちに咲いた梅の花を。それは大地に根付いている。
氷雪風雨も恐れない。それが私の国の花。
二、まだ寒いのに、梅の花が一面に咲き乱れた。
梅の花は、耐え忍ぶ私たちの偉大な大中華の象徴。
見よ、あちこちに咲いた梅の花を。それは大地に根付いている。
梅の花は耐え忍ぶ、私たちの偉大な大中華の象徴。 《拙訳》
「梅花」は、テレサテン(鄧麗君)が歌ったCDがあるので、ぜひ聴いてみてください。香港公演の実況盤では、歌唱後、感極まり、泣き出してしまいます。
2006年3月1日(水)の記事
コメント