ジェンダー・フリー(Gender Free)? いったい何のことだ。
3年ほど前、社内の人権研修会ではじめて聞いたとき、言葉の意味がさっぱりわからなかった。最近になって、ようやく“社会的性差をなくす運動”であることを知った。
確かに、男が優秀で女は劣る(男尊女卑)、という考え方は否定されるべきだろう。だからといって、何でもかんでも男女同一にせよ、という主張も間違っている。男女では明らかに性差がある。男は逆立ちしても子供を産めないし、女だって機能はあっても男がいなければ産めない。わかりきった話だ。
このところ、鉄道には「女性専用車両」が登場し、ホテルでは「レディスフロア」なるものが出現した。男性専用を作れとはいわない。しかし、女性を優遇しているようで結果として“隔離”しただけではないのか。企業にあっては、男女片方だけの求人募集はできないそうだ。学校では、男女同室で着替えさせられた、といった問題も起きている。
男女の性質差と性差別を混同してはいないか。女性が働き、男性が家事をする時代が来るのではないか、と不安で眠れない。
ところで、「ジェンダーフリー」をネット検索したら、上野千鶴子女史(東大教授)の名前がびっしり並んだ。先日、上野教授の記者会見(外国人記者クラブ)の模様を見た。失礼ながら、男性かと思った。あ~、やだ、やだ。上野教授の講演など頼まれても聞きたくない。
2006年2月7日(火)の記事
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