「すげぇじゃん日本のサポ」
ドイツ戦の中継に一瞬映っていたゴミ拾いの“伏線”が話題
11/24(木) 17:05配信/THE ANSWER 電子版
■カタールW杯のドイツ戦の日本人サポーターが称賛の的に
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は23日、グループリーグ(GL)E組で日本がドイツに2-1で逆転勝ち。衝撃の大金星を挙げた試合は選手のみならず、日本人サポーターが客席のゴミ拾いを行ったことが話題に。しかし、ネット上では試合前から、その“伏線”があったことに感動の声が上がっている。
大金星に浮かれることなく、客席のゴミ拾いを行っていた日本人サポーター。青のゴミ袋を手に、客席に残された食べ物や飲み物の残りなどを拾い集め、いくつもの袋が満杯になった。その様子はあらゆる海外メディアに報じられ、選手たちの戦いとともに称賛を浴びていた。
しかし、その準備は試合前からあった。まだ観客はまばらの状況。日本人サポーターたちは青のゴミ袋を一帯の席に1枚ずつ配布していく。試合中はサムライブルーの応援に使用でき、試合後はゴミ拾いに使える。その模様は観戦していたとみられる海外サポーターがツイッターに投稿し、「大きな敬意。日本のファンは試合前、非常に落ち着いている様子。ドイツ戦へ向けた彼らの準備を見て」と感激をつづったほど。
また、試合後も一部のサポーターは他のサポーターにゴミ袋を配布。中継した「ABEMA」でも同様の様子が映っており、ネット上に「日本のサポーターさんゴミ袋を持っているのが見えた」「すげぇじゃん 日本のサポ、ゴミ袋配ってるじゃん」「日本サポーターがゴミ袋出してるの映ってて感動した」などの声が上がった。
コメント総数;61件
一、この記事の内容は素晴らしい内容だが、これが世界に広まっているのだろうか?
そもそもゴミがなければ拾わなくてもよくなる。
逆に、拾ってくれる人がいるから安心して散らかしても大丈夫みたいな報道がされてたら非常に憤慨。
使ったところは綺麗にしましょう。っていうのがこの行動の原点だと思う。
拾ってくれるからいいやではなく、拾って貰う必要のないくらいゴミがないですよ。といって貰えるようになったらいいなと個人的には思います。
二、他の映像でサポーターが片づけしている場面を見たが、もの凄い散らかり方だった。足の踏み場もないほど。W杯観戦慣れした日本サポーターは、スタジアムが酷い状況になるのをわかっているので、準備した上で応援に望んでいるのでしょう。
現地の人の仕事を奪うという声もありますが、あの散らかり様を見れば、日本人がスタジアム全体の清掃を出来るはずもないので、その心配は無用かと。
三、Jリーグの試合後ってサポーターがゴミ拾いをするチームとしないチームはあるよ!
特にアウェイサポーターってやらない所が多い気がする
自分は某赤いユニフォームのサポーターですが、かれこれ15年以上ゴール裏にいて、毎試合後ゴミ袋数枚持ち来た時よりもキレイにって思いでやってます、アウェイに行った時は特に入念に
Jリーグサポーターの中でもっと広まって多くの人が自主的にやれたらいいですね
最近はゴミ袋を持参でゴミ拾いをする人が増えたから嬉しい気がしますね
ワールドカップでのこの行為、日本人らしいって言えますよね
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対ドイツ戦勝利に酔い痴れる国内サッカーファンをよそに、現地カタールで観戦した日本代表サポーターは、人知れず黙々と観客席の清掃をしていた。これですよこれ、我が日本人の滅私奉公の精神。「滅私奉公」は戦時中のスローガンだったことから、戦後敗戦利得者どもによって戦争遂行者(軍部)に盲従加担する愚劣な行為であるかのように喧伝されたが、全くの濡れ衣である。本来が「滅私」+「奉公」=「滅私奉公」の四字熟語なのだ。
【滅私】
私利私欲を滅すること。我身を顧みないこと。
【奉公】
① 他人の家に雇われて、その家事・家業に従事すること。
② 国家や朝廷のために一身を捧げて働くこと。
③ 封建社会で、主家に対する従者の奉仕義務。
④ 主家に対して功績があること。忠義であること。
どちらも戦前までは、一般庶民に至るまで普通に是としてきた徳目である。我ら日本人は、神代の昔から「私(わたくし)」より「公(おほやけ)」を重視してきた。共同体(ゲマインシャフト)意識の原点である。人間は独りでは生きられないから、常に集団(パブリック)生活を営んでいる。家族と離れた単身者の場合、自宅では個人(プライベート)生活を営むことになるが、概ね一日の大半は、何らかの形で外部の人々と接触して暮らすことになる。日々の暮らしの中で、どうすれば周囲との軋轢を生ぜずに済むかを生活の知恵として身につけてきたのであろう。
そもそも「共同」とは何ぞや? 類似語に「協同」「協働」もある。
【共同】
二人以上の者がいっしょに事を行なうこと。また、二人以上の者が、一つの事物について同等の資格で所有したり、利用したり、一緒に活動したりすること。
【協同】
二人以上の人や団体などが一つの仕事のために心や力を合わせること。
【協働】
同じ目的のために、対等の立場で協力して共に働くこと。
何れも一人では成り立たないのがミソ。要するに、得手不得手を補完し合う役割分担型社会の建設を目指しているわけ。その基本中の基本が、〝自分のことは自分でする″〝他人に迷惑をかけない″。これが人を動かす原動力になるのだ。
*ご参考*世界が驚く日本人の衛生観念|小名木善行
むすび大学チャンネル
欧州には伝統的にノブレスオブリージュ()という貴族道徳の考え方がある。しかし、我国の場合は、一般庶民に至るまで高い道徳観を具備しているのだから、外国人が驚嘆するのも無理はあるまい。
【ノブレスオブリージュ】-noblesse oblige-
身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観。もとはフランスのことわざで「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞いをしなければならぬ」の意。
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