バイデン氏、台湾有事の軍事関与は「約束」
海峡の平和と安定支持
2022/05/23 19:09 配信/フォーカス台湾(中央通訊社)WEB日本語版
(台北中央社)日本を訪問中のバイデン米大統領は23日、岸田文雄首相との会談後に開いた共同記者会見で、台湾海峡の平和と安定を支持する姿勢を示した。また、台湾有事の際、軍事的に関与するかとの質問に「イエス。それが私たちの約束だ」と答えた。
バイデン氏は、米国が「一つの中国」政策を取っていることに言及しつつ、「力によって奪えるという考えは適切ではない」と指摘した。
▽ホワイトハウス「台湾政策に変更なし」
ホワイトハウスは記者会見後、バイデン氏の発言について「台湾に関する政策に変更はない」と釈明した。米国の「一つの中国」政策と、台湾海峡の安定と平和への関与を改めて示したものだとし、「台湾関係法にのっとり、防衛に必要な軍事的手段を台湾に提供する約束についても確認した」と説明した。
▽外交部「心からの歓迎と感謝」表明
外交部(外務省)は「バイデン大統領と米国政府が、台湾との約束が盤石だと改めて示したことに心からの歓迎と感謝を表明する」とコメントした。
共同記者会見に臨むバイデン米大統領(左)と岸田文雄首相(右)=23日午後、東京・元赤坂の迎賓館、中央社記者楊明珠撮影
また、日米首脳が共同声明で、台湾海峡の平和と安定の重要性を「国際社会の平和と繁栄に必要不可欠な要素」と位置付けたことについても歓迎し、「米国政府と日本政府が台湾海峡の平和と安定を重要視し続けていることに感謝する」とした。
外交部は、今回の日米首脳会談によって台湾海峡の平和と安定の維持が国際的な共通認識となっていることが改めて示されたと言及。台湾はインド太平洋地域の一員として、民主主義や自由、人権、法の支配などの普遍的な価値観を堅持し続けるとし、米国や日本など理念の近い国々との協力を深化させていく立場を強調した。
(黄雅詩/編集:楊千慧
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安倍元首相の台湾訪問に反対
中国「日本は歴史的な罪を負う」
5/23(月) 21:20配信/共同通信WEB版
【北京共同】中国外務省の汪文斌副報道局長は23日の記者会見で、安倍晋三元首相が7月末に訪台する可能性があるとの台湾メディアの報道を巡り「日本は中国人民に台湾問題で歴史的な罪を負っており、言動を慎むべきだ」と述べ、訪台に反対する考えを示した。
「歴史的な罪」とはかつての日本による台湾の植民地統治を指すとみられる。
台湾のインターネットメディア「風伝媒」は22日、安倍氏が故李登輝元総統死去から2年となる7月30日に合わせて訪台する可能性があると報じた。
コメント総数;335
一、ひとつの中国と言いますが東日本大震災の時いちはやく救助隊を派遣したのが台湾です。北京の判断で日本に来たとでも?北京の判断でなく台湾独自の判断と国家予算で日本を助けにきたのです。何をもってひとつの国家と言えるんですか?確かに両国ともひとつの中国型文化圏だという事は認めますが台湾の領土の所有権は台湾にしかありません。中華人民共和国と台湾はまったく異なる独立した国と国です。習近平が画策しているのは中華民族の繁栄と復権という国内向けプロパガンダを現代の領有権の問題に繋げるこじつけです。ロシアとウクライナはもともとひとつの国家だったからと言ってウクライナはロシアの一部ではない。
バイデン大統領が台湾有事には行動に出ると明言したのですからアメリカ軍が攻撃されたら同盟国日本は台湾を助けるアメリカを助ける事になります。そういう条約締結国ですから。
中国は他の国の外交に干渉する権利も正当性もありませんよ。
二、ぜひ実現させてほしい。
コロナ前は、多くの台湾市民と直接接し、彼らが日本に親しみを感じていることを肌で感じることができた。
そんな「国」は東アジアでは台湾だけである。
彼らとともに発展することこそ日本の国益にかなうというもの。
蔡総統との会談を熱望する。
日台友好!
三、すごい昔だけど台湾に父が行ってた時に、父の母親が危篤になり、ほんまかいな?って話、旅客機チャーターしてくれて日本に父を送り出してくれた。乗客は父1人だったらしい。台湾の方は家族が大切で、父も母親の死に目に会えないなんて事がないようにと。父は今でも感謝を忘れることはない。
本当にすごい昔から日本人に対しても友好的で親切で。そんな独立してる国が中国に飲み込まれるのはなんだかな…。と思う。
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中国と台湾の関係については、多くの誤解がある。そもそも中国共産党が唱える「一つの中国論」は、今となっては〝中国人″しか理解不能の妄言に過ぎないことが明らかになりつつある。誤解が生じた原因は、国連の〝中国代表権″を巡る決議(1971年)に端を発する。
1971年当時の台湾(1952年まで日本領)は、国連原加盟国である「中華民国(蒋介石中国国民党)」に不法占拠されていた。件の決議は中国代表を「中華民国」から「中華人民共和国」へ移管するだけが目的であり、「中華民国」を僭称する「台湾」自体を排除した決議ではなかった。ところが中国国民党は、この決議を潔しとせず、脱退を宣言することになる。余事ながら、「中華人民共和国(=中国共産党)」は加盟前のため、当たり前だがこの決議には参加していない。
ややこしいのは、中国国民党が〝大陸反攻″を唱えて〝中国″に固執していたことだ。その意味で、中国人(国共とも)同士間では「一つの中国」が同床異夢ながら成立していたのである。傍迷惑なのは台湾人である。本来ならば「(日本からの)独立」を果たせる絶好の機会を、不法占拠した中国国民党によって妨害されてしまったのである。「中華民国」の台湾占領に法的根拠は何もない。要するに中国国民党(=中国人)が、戦後のドサクサに紛れて日本から領土を盗んだわけである。後のサンフランシスコ講和条約(中華民国不参加)で、日本は台湾の領有権を放棄させられたものの、当時台湾を不法占拠していた中華民国に返還したわけではない(←これ重要)。国際法上は、今なお帰属先未定のままになっている。つまり、我国の基本的立場は、当事者(台湾人)自身で独立を含めて帰属先を決めてくれ、というスタンスなのである。
台湾へは10度近く渡航しているが、いずれも国民党政権(蒋経国、李登輝総統)時代である。李登輝時代には、台湾が〝近代化″に向けて大きく変貌を遂げる息吹を感じた。同時期、返還前の香港と中国にも行っているから比較し易い。我国にもある文化的な共通点が香港と台湾にあっても、中国にはないことがとく分かった。
何が違うか? 人々の表情である。ロシア・旧東独・チェコ・スロバキア・ハンガリーなど旧共産圏に共通するのは、人々の顔が人形みたいに無表情としか映らないこと。そしてまるで活気がないこと。無論、中国も同様であった。待業青年(職に就けない若者はこう呼ばれた)が昼間から道路に寝そべり、冷暖房の利いた近代的ホテルに近づく人民を警備員が棍棒で追っ払っている。国営商店に貼られた「为人民服务(人民に奉仕しよう)」のスローガンが如何にも空々しい。この国(中国)に未来はない、そう思いましたね。
中国・北朝鮮(未見)・韓国の所謂〝特亜三国″は究極のゲゼルシャフト(利益体)社会である。言い換えると、人間味に乏しい。だが台湾と我国には、人間味に通じるゲマインシャフト(共同体)的要素が色濃く残っている。人間味即ち人情味のことである。
【人情味】
人間らしいやさしさ、思いやりなどのあたたかい心。
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