岸田首相、大統領当選の尹氏に祝意…「関係改善ため緊密に協力」
3/10(木) 13:35配信/中央日報(韓国)WEB日本語版
岸田文雄首相が10日、韓国大統領選挙で当選した尹錫悦(ユン・ソクヨル)氏に「次期大統領の選出を歓迎する。心よりお祝いを申し上げる」と述べた。
岸田首相はこの日午前、記者らに「地域と世界の平和、安定、繁栄において健全な日韓関係は不可欠だ」とし「電話会談については現時点では具体的には決まっていないが、1965年の日韓の国交正常化以来築いてきた日韓の友好、協力関係に基づいて日韓関係を発展させていく必要がある」と述べた。続いて「新大統領のリーダーシップに期待したい。関係改善のため緊密に協力していく」と話した。
しかし韓日間の懸案については日本の従来の立場を繰り返した。「強制労役と日本軍慰安婦問題に対する韓国の姿勢が変わらない限り、日本の立場は今後変わらないということなのか」という記者の質問に対し、「日韓関係は大変厳しい状況にある」とする一方「このまま放置することはできない」と原則的な返答をした。続いて「国と国との間の約束を守るということは基本。日本の一貫した立場に基づいて健全な関係を取り戻すべく、新大統領、新政権と緊密に意思疎通を図っていくことは重要だ」と強調した。
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一、いずれにしても日韓基本条約という両国関係の基盤を反故にする判決を容認してきた韓国。文在寅の負の遺産を精算できるかどうかという問題。ボールは向こう側にあり、それをどう投げ返すかは尹新大統領の手腕にかかっている。
こちらから手を差し伸べてはいけない。まずは韓国側の言葉ではなく行動を見極め、それからこちらの出方を考えるべきだ。
二、いやいや関係改善なんて無理ですよ! そもそも僅差でのなので勝利なので、反対派の方からしたら日本との関係が近くなったら、あーだ、こーだ騒ぐにきまってるし「歴史問題」と掲げているということは、未来志向ではなくバックギヤに入れるようなもんでしょう。1歩進んで2歩下がるみたいな感じなので、ここ2~3年の関係性で十分だと思います。これ以上進展しても日本・韓国にとっても、あまり良くないんじゃないでしょうか??
三、先日は、アメリカが韓国の対ロシアについて韓国を褒めちぎりました。
これは、明らかに中国へのメッセージであり・・・どっちつかずの態度ができなくなりました。
そういった流れ、アメリカの意向を受けての発言でしょう
首相の辛いところです
けど、国民から批判されても、他の政治家は助かりますから。頑張っておられると、おもいますよ。
ただし、関係改善のためには、相互の努力が必須でしょう。
まずは、過ちをただし、考え方を変えねば日本の人々は決して納得しません。
200年くらい、かかりますかねぇ・・・
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首相、尹錫悦氏に祝意も韓国新政権の対応見極め
3/10(木) 16:19配信/産経新聞WEB版
岸田文雄首相は10日、韓国大統領選で保守系野党の尹錫悦(ユン・ソンヨル)氏が当選したことを受け、祝意を示した。尹氏は日韓関係について「未来志向」を掲げており、日本政府内にも関係改善のきっかけになるとの見方がある。一方で、いわゆる徴用工訴訟や慰安婦訴訟問題をめぐって韓国側に事態打開に向けた動きがあるかどうかは未知数で、新政権の対応を見極める構えだ。
「尹次期大統領の選出を歓迎する。心よりお祝い申し上げたい」
首相は東京都内で記者団にこう述べた。同時に、「1965(昭和40)年の国交正常化以来築いてきた友好協力関係の基盤に基づき、関係を発展させる必要がある」とも語った。
首相があえて国交正常化に触れたのは、65年の日韓請求権協定で請求権問題の「完全かつ最終的な解決」を定めたにもかかわらず、日本企業に賠償を命じた徴用工訴訟判決など、韓国側が国際法や両国間の合意を無視し続けているためだ。「祝意を伝える場面なのでオブラートに包んだ」(政府関係者)ものの、尹氏に改めて対応を求めた形だ。
慰安婦合意の破棄や警察庁長官の竹島上陸など、文在寅(ムン・ジェイン)政権は反日政策を取ってきた。未来志向をうたう尹氏の選出で、日本政府にも「新しいチャンスを生かし、日韓関係を前に進めたい」(外務省幹部)との声がある。ロシアのウクライナ侵攻や、北朝鮮や中国への対応で、日米韓連携の重要性も一層増している。
首相は10日の参院予算委員会で、尹氏との会談について「具体的な政治日程を考えたい」と述べた。
もっとも同じ保守系の朴槿恵(パク・クネ)氏も大統領就任後、慰安婦問題などで厳しい姿勢を取った。政府関係者は「韓国の世論を考えると、誰が大統領でも難しい。新政権がどう動くかを見て、対応を考えていく」と話す。
(田村龍彦記者)
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イ、現在最悪と言われる日韓関係ですが、実は現在がもっともあるべき姿ではないかと思います。理屈や常識の通用しない相手と同じ土俵で話をすることはできません。このまま距離をとり続けるのがお互いにとって良い関係でしょう。近いというだけでは友邦国とは言えません。岸田総理には、原理原則を曲げずに毅然とした対応を期待します。
ロ、まぁ祝意は儀礼的なものだから良いけど、関係改善は期待出来ないし、無理やりすべきではない。どうせ自身の支持率がダウンすれば日本叩きを始めるだろうし、国民全員が反日教育を受けているのだから、そうそう簡単に良くはならない。現在の距離感で何の問題もなく、ちょうど良い案配だと思う。個人的には断交が望ましいと思っているくらいだ。
ハ、内政干渉とかでは無く新大統領の自らの保身の為に、大統領の2期制の導入と疎逆法の改正だけでも助言しては、と思う。
この二つの欠陥がある限り政権後半の対話が出来ない国家にならずに済む。
各機関の統制が取れず各々の主張に走り、側近と呼べる者も次の候補者への取り入りに忙しく、大統領は世論しか味方が居なくなり、新大統領によって過去の行為(自身じゃなくとも)を取り締まる法律を作られて、不遇な措置を受け続ける。
まだ権力が続く可能性があるからこそ、任期後半も統制が取れるし、疎逆法が無いからこそ、現在の法律内で動けば任期後も安心して政治活動が可能になる。
韓国の民主制にはまだ欠陥があるが、とにかくこの二つを改善しない限り友好な国家間の関係も進んでは戻るを繰り返し、延々と政権後半の政治的空白が埋まらないままです。
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久し振りの韓国ネタである。しかし、今やロシアのウクライナ侵略戦争一色のため、配信するメディアも少なく、ネットユーザーの関心も薄い。日韓両国の観方の違いを知るため、敢えて韓国紙(中道系中央日報)と国内紙(親米保守系産経新聞)を比べてみた。中央日報は韓国紙ながら日本語版なので、或いは韓国向け韓国語版の単純な邦訳かも知れない。韓国語を解さない在日韓国人向けとも考えられるが、日本語で掲載する以上、不特定の日本人が読むことも想定のうえだと思う。
韓流ドラマに『信義-シンイ-』(SBS/2012年)というのがあった。未見なので物語自体が不明なるも、番組紹介サイトによると「神医」と題される場合もあるとか。要するに、原題「신의」を単純に音訳しただけらしい。グーグル翻訳に依れば「信じる」「神の」の意味になるのは事実のようだ。
【信義】-しんぎ-
約束を守り相手に対する道義的な務めを果たすこと。
【信義則】-しんぎそく-
社会共同生活において、権利の行使や義務の履行は、互いに相手の信頼や期待を裏切らないように誠実に行わなければならないとする法理。
信義誠実の原則。
伝統的にシナ・チョ~センは、権謀術数が渦巻く土地柄である。良し悪しは別にして、相手を欺くこと自体、相手への裏切り行為であり「信義則」もヘチマもない。
【権謀術数】-けんぼうじゅつすう-
相手をたくみに欺くはかりごと。種々の計略をめぐらすこと。
人間関係力学に照らしても、共同体(ゲマインシャフト)に於いて個人と個人を有機的に束ねているいるのが他ならぬ「信義則」なのである。対する利益体(ゲゼルシャフト)は極論すれば営利目的で結びついた個々人の集団に過ぎないから、〝カネの切れ目が縁の切れ目″となり易いわけ。尤も、共同体と利益体に明確な境界線などないし、その狭間で生活している個人個人の心の在り方が大いに関係してくる。物事を損得でしか考えない人や拝金主義者どもは多分に利益体的であり、損得抜きの信義則に基づく交友こそが真の親友であり、それが共同体の在り方だと思う。
【共同体】-Gemeinschaft-
ドイツの社会学者テンニエスの用語。生得的、有機体的な本質意志によって結びついた自然的、有機的統一体としての社会。血縁に基づく家族、地縁に基づく村落などを含む。現在では共(協)同社会、コミュニティーと同義。
【利益体】-Gesellschaft-
テンニエスが設定した社会類型の一。人間がある特定の目的や利益を達成するため作為的に形成した集団。都市や国家、会社や組合など。利益社会。
我国の場合、テンニエスの分類に収まらない別格の存在である。なぜなら古代の村落共同体がそのまま近代国家になった歴史があるからだ。〝共同体国家″と呼ぶべき自然発生的国家であって、人為的に作られた利益体国家とは根本的に異なる。
巷間、昨今の国際情勢を民主主義対全体主義(≒専制主義)の鬩ぎ合いと捉える傾向が強いが、自分はこの説に与しない。共同体的文明と利益体的文明の衝突と捉える。早い話がハンチントンが唱えた〝文明の衝突″である。テンニエスは、文明の発展とともにゲマインシャフトがやがてゲゼルシャフト化すると説いた。つまり、ゲゼルシャフトのほうが先進社会というわけだ。彼が今日でいうグローバリストだったかどうかは定かでないが、当時流行りの進化論的トンデモ学説に過ぎない。21世紀の今日、彼の説によれば、拝金主義のシナ・チョ~センが先進国で、我国は発展途上国という位置付けになる。
ところが、先進7ヵ国(G7)にアジアで唯一我国が参加している。戦時中の国際枠組で言えば、枢軸国(日独伊)が全て参加国なのに、連合国だった支那(中国)、蘇聯(ロシア)が外されているのが現実だ。もともと戦後レジーム(体制)自体が米国主導の戦勝国が一方的な論理に基づいて形成したものだ。従い、形骸化したとはいえ、国連(UN)などあらゆる国際機関の前提に、嘗ての敵国(日独伊)を〝悪″とすることで成り立ってきた。
潮目が変わったのが1970年代である。戦時の対立構造を解消するため(だと思う)、国際協調路線に舵を切った。そのため、中国代表権を「中華民国(「台湾」ではない)」から「中華人民共和国」へ移管した。中共を国際社会の「仲間」として取り込むことで、信義則に遵うだろうと考えたからだ。
だが、実際は違った。何故か? ひと言で言えば、典型的なゲゼルシャフト国家だからである。もっと言えば、究極の利己主義(エゴイズム)国家だからである。分かり易く換言するなら、中国共産党・朝鮮労働党を匪賊に喩えて、北方匪賊が乗っ取った国家が中国・北朝鮮だと思えばいい。更に、南方匪賊中国国民党に乗っ取られたのが台湾なのだ。
【匪賊】-ひぞく-
徒党を組んで掠奪・殺人・強姦などを行う盗賊集団。
中台関係・南北朝鮮関係を語る場合、上記の〝出自″が念頭にあれば、観方も大いに変わってくる。即ち、中台関係は、ヤクザ同士(中国共産党・中国国民党)のシマ(台湾)争いに、素人衆(台湾良民)が巻き込まれているという構図だ。南北朝鮮も同様。根が匪賊だから、国民の幸福など眼中にあるはずもない。韓国は、在韓米軍のお蔭で、自由を享受してきた分、まだマシとは言える。
なお、独裁国家の最大弱点は、野望を遂げることしかアタマにないから、戦略が攻勢一辺倒な反面、守勢に立たされた時は意外に脆い。旧ソ連をはじめとする東欧諸国の体制崩壊を観ればお分かりのとおり。それに〝溺れる狗は叩く(弱い者いじめ)″を文化とする土地柄。弱腰では却って舐められるだけ。今こそ〝弱きを救け強きを挫く″我国正義の精華を発揚すべきときだ。
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