台湾・総統がバルト三国議員団と会談
民主主義保護へ協力呼びかけ
11/29(月) 16:52配信/産経新聞WEB版
【台北=矢板明夫】台湾の蔡英文総統は29日、バルト三国のリトアニアとエストニア、ラトビアの国会議員団と総統府で会談した。蔡氏は台湾とバルト三国がそれぞれ中国とロシアからの脅威にさらされていることを念頭に、「世界は今、権威主義の拡張と偽情報の脅威に直面している」と強調し、「一緒に民主的で自由な生活様式を守っていきたい」と協力を呼びかけた。
訪問団はリトアニア6人、エストニア2人、ラトビア2人の計10人で構成され、28日に台湾入りした。蔡氏は会談で「台湾とバルト三国には自由のために戦った共通の歴史がある。苦労して獲得した民主主義を大事にしなければならない」と述べた。これに対し、マルデイキス議員団長(リトアニア)は「自由と、ルールに基づく国際秩序の維持は、双方にとって重要な利益だ」と応じた。
バルト三国はいずれも台湾と公式の外交関係を持っていないが、最近は新疆ウイグル自治区の人権弾圧などを理由に中国と距離を置き、台湾に接近している。リトアニアは今月、「台湾」の名を冠した出先機関の設置を認め、中国から猛抗議を受けている。
マルデイキス氏は29日の会談で「台湾と友好関係を構築することはリトアニア国民から広く支持を受けている」と強調した。
議員団は滞在中、台湾の蘇貞昌行政院長(首相に相当)らとも会談し、12月2日から台北で開かれるシンポジウムに出席する予定。
コメント;
*バルト三国の動きと逆行するかのように、日本岸田政権は共産中国に外相を送ろうとしている。そんな事したら、日本はレッドチームかと思われるゾ!
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台湾と欧州、民主主義守るため協力必要=蔡総統
11/29(月) 13:10配信/ロイター通信WEB日本語版
[台北 29日 ロイター] - 台湾の蔡英文総統は29日、訪台しているリトアニア、ラトビア、エストニアのバルト3国の議員らに対し、台湾と欧州は協力して権威主義や偽情報から民主主義を保護する必要があるとの見解を示した。
蔡総統は、台湾とバルト諸国は権威主義的な支配から脱却し、自由のために戦ったという類似の経験があると指摘。「われわれが現在享受している民主主義は、苦労して獲得したものだ。このことはわれわれ皆が最も深く理解している」と述べた。
また「世界はいま、権威主義の拡大と偽情報の脅威がもたらす課題に直面している。台湾は欧州の友人たちと偽情報対策の経験を共有することに前向きだ。われわれは自由で民主的な生活様式を確保するため、共通の価値観を守らなければならない」と語った。
リトアニアの親台湾派議員団を率いるマタス・マルデイキス議員は台湾との結束を示すために台北を訪れたと応じた。
「リトアニア政府の対台湾政策はわれわれの社会で広く支持されている。自由と規則に基づく国際秩序を維持することは台湾とリトアニアの双方にとって重要な利益だ」と述べ、経済的・文化的な協力の機会が大いにあるとの認識を示した。
リトアニアは、「台湾」の名を冠した事実上の大使館である代表機関の設置を認めて以降、中国からの圧力に直面している。
欧州連合(EU)加盟国で台湾と公式な関係を持つ国はない。
コメント;
*台湾有事へ加速し始めた。なるべく引き延ばした方がいいと思っていたが、当の本人が走り始めては止めようもない。
*あれ? 蔡英文総統イメチェンされました?
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岸田政権「対中非難」どうなった?
臨時国会でも採決は不透明、外交担当は政界屈指の親中派・林外相
仏下院は台湾の「国際機関参加」支持
2021.11/30 15:30配信/夕刊フジWEB版
欧米諸国が、台湾の国際的地位を高めようと尽力している。フランスの国民議会(下院)は29日、台湾の国際機関への参加を支持し、政府に対して実現に向けた外交努力を強化するよう求める決議案を賛成多数で可決した。米国も来月の「民主主義サミット」に台湾を招待した。岸田文雄政権や日本の国会は、毅然(きぜん)とした姿勢を示すことができるのか。
「台湾はアジアで、特に民主主義が成功している」
仏下院での決議を主導したエマニュエル・マクロン大統領の与党、共和国前進(REM)に属するフランソワ・ドルジ元環境相はこう指摘した。
決議案では、中国がオブザーバー参加も認めないWHO(世界保健機関)など国際機関への、台湾の参加を支持することが盛り込まれた。
審議に出席したジャン=バティスト・ルモワンヌ外務副大臣は、台湾がWHOに参加できない現状を「遺憾だ」と述べ、中台間の軍事的緊張にも「強い懸念」を表明した。また、「航行の自由」を訴え、フランス海軍の情報収集艦が10月、台湾海峡を航行したことも明らかにした。
上院は同様の決議を5月に可決している。
ジョー・バイデン米政権は12月9、10日に開催する「民主主義サミット」に台湾を招待している。11月25日には、超党派の米議員団が米軍機で訪台した。同月28日には、バルト3国のリトアニアとエストニア、ラトビアの国会議員団が訪台した。
こうした欧米諸国の動きに対し、中国は人民解放軍の戦闘機や爆撃機を台湾の防空識別圏(ADIZ)に進入させるなど軍事的威圧を繰り返している。
一方の日本は、中国当局による新疆ウイグル自治区などでの人権弾圧を非難する国会決議案が先の通常国会で見送られた。12月6日召集の臨時国会でも、非難決議の採決は不透明なままだ。岸田政権で外交を担当するのは、政界屈指の「親中派」林芳正外相だ。
拓殖大学海外事情研究所の川上高司教授は「欧米諸国による中国やロシアなどの全体主義に反対する動きが強まっている。次のステップは、米国が台湾を国家と認めるかであり、民主主義サミットに注目が集まっている。こうしたなか、岸田政権は経済的に密接な中国に対し、強い態度を示しきれていない状況だ。東アジアの最前線である日本の態度が、『自由主義と全体主義の戦い』における勝敗を決めかねない」と指摘した。
コメント総数;14
一、岸田政権に対中非難は無理。というよりも相手の嫌がることはできないのが日本人。中共・王毅の恫喝に"謝謝"と応えた外務大臣がいた。韓国の声高な慰安婦に謝罪、賠償で応えた日本。
二、やはりC国やK国とつながりのある人物は、外務大臣としてふさわしくない。
もっと言えば、日本の首相としても不適任。
三、日本人であることが恥ずかしくなるね。
情けない。
しっかりしろ日本!
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英語の《LOVE》に相当する文字は、日本の漢字および台湾の繁体字(正字)では「愛」と綴る。ところが、現代中国で遣われる簡体字では「爱」となる。即ち、「愛情」表現に最も肝要な「心」が、中国文字「爱」から抜け落ちているのだ。つまり、中国共産党の言う「愛」は「爱」でしかなく、文字通り「心」が伴っていないということ。つまり、相手を騙すための〝偽装″に過ぎないのだ。簡体字化を促進した中国共産党が意図的に抜いた? いや、そこまでの深謀遠慮があったとは思えないが、人民の愚民化を企図したことは間違いあるまい。結果とは皮肉なもので、中共の覇権欲に反して〝心ない政策(帝国主義的植民地化)″が世界中の人々の知るところとなり、国際的な嫌われ者に成り下がっているのが現状だ。
ところで、米中対立に端を発した国際関係の二極化を巡り、やれ「民主主義対全体主義」だの、それ「民主国家対専制国家」だとかの政体論争が喧しいが、そうした議論を離れて倫理的観点から捉えると、違った観方が出来るかもしれない。
チャイナウオッチャー石平氏に依れば、中国共産党が発する北京語は罵倒口調と相俟って品性下劣で野蛮に聞こえるが、台湾側の北京官話は概ね上品で美しく響くのだとか。石平氏に言われるまでもなく、強面一辺倒の中共「戦狼外交」とやらの言行は、チンピラ・ヤクザか暴力団と何ら変わらない。今日風に言い換えると、まさしく反社会的勢力(所謂「反社」)そのものである。
1990年代後半頃から、コンプライアンスの重要性が叫ばれるようになり、その一環として我社も「反社」との関係を根絶する旨の宣言を出している。付随して社会貢献なる言葉が持て囃され、東京都庁周辺清掃のため〝勤労奉仕”に動員させられたことがある。「奉仕」とは本来自発的(能動的)行為で成り立つ語なので、受動的な「動員」とは相容れるはずがない。
コンプライアンス(compliance)は、企業のみならず、あらゆる個人・組織・国家等とて適用除外されるべき概念ではない。例外こそが所謂「特権」を産む温床になりかねないのだ。
【コンプライアンス(compliance)】
経済用語-(企業内に於ける)法令遵守のこと
辞書を引くまで、「コンプライアンス」を「企業倫理」と誤解していたため、話が回りくどくなってしまった。そもそも「反社」との関係を禁ずる法令など存在しないのだ。それこそ「企業倫理」に遵って個別企業が自発的に宣言しているだけのことであった。結果として、コンプライアンスからは、「法治主義対人治主義」の対立軸を追認するに終わってしまった。
「倫理」に話を戻そう。
【倫理】-りんり-
人として守り行うべき道。善悪・正邪の判断において普遍的な規準となるもの。
道徳。モラル。
個人的には、海軍兵学校の所謂「(海軍)五省」を想い起させる。
一、至誠に悖る勿かりしか
一、言行に恥づる勿かりしか
一、氣力に缺くる勿かりしか
一、努力に憾み勿かりしか
一、不精に亘る勿かりしか
ここで問いたいのが、二番目の自省である。我国は「恥の文化」とも言われる。
【恥/辱/羞】-はじ-
①恥じること。自分の欠点・失敗などを恥ずかしく思うこと。
②それによって名誉や面目が損なわれる行為・事柄。
辞書によると、名誉・面目等を損なう負の語であることが分かる。即ち、「恥を知る」とは、裏返せば何より名誉を重んじる、となる。これに対して朝鮮半島は「恨(ハン)の文化」とされる。シナに対してはこううした概念自体が存在しないが、台湾文筆家黄文雄氏は「诈(ザァー)」と名付けている。因みに日本は「誠」なのだとか。黄氏説を採れば、中国は「诈(ザァー)の文化」か。ピッタリだな。
【詐】-さ-
いつわる。あざむく。うそをいう。だます。
文化的に観ても、日本と中国とでは真逆の社会と言ってもよいほど隔たりがある。ましてや、ペテン師中共の正体が白日の下に暴かれた今日、なおも「日中友好」を唱える寝言宗(しんごんしゅう)信者の見識を疑う。
中国共産党をG7諸国と同じまともな政党と錯覚しているのがそもそもの間違い。その言行から、「反社」が中国という国家ごと乗っ取っている、と視たほうがいい。共産党の看板に騙されてはいけない。本を糺せば、殺戮・強姦・掠奪を専らとする匪賊(ヤクザ・ならず者集団)という出自からして、弁えておくべき当然の認識だろう。
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