岸防衛相、中国念頭に毅然スピーチ!
拡大ASEAN国防相会議で「台湾海峡の重要性」「中国海警法は問題」
識者「日本をノーマルな方向に戻した発言」
6/17(木) 16:56配信/夕刊フジWEB版
岸信夫防衛相が、中国共産党政権に決然とした態度を示した。東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国と、日本や米国、中国など計18カ国が16日、オンラインで開いた拡大ASEAN国防相会議でスピーチし、「台湾海峡の平和と安定が重要だ」と問題提起した。中国が海警局に外国船舶への武器使用を認めた「海警法」にも言及した。中国側は猛反発した。
「台湾海峡の平和と安定は国際社会にとっても重要だ。日本は当事者間の直接対話で、台湾をめぐる問題が平和的に解決されることを期待する」
岸氏は、中国が台湾に軍事的圧力を強めていることを念頭に、こう語った。中国軍の戦闘機や爆撃機など計28機が前日(15日)、台湾の防空識別圏(ADIZ)に進入したばかりだった。
さらに、中国が2月に施行した「海警法」にも、次のように語った。
「海警法は適用海域があいまいで、武器使用権限でも国際法との整合性の観点から問題がある。海警法で、関係国の正当な権益を損なわれることがあってはならない」
岸氏はまた、日米が主導する「自由で開かれたインド太平洋」構想の実現に向け、「自由」や「法の支配」といった価値観を共有する国々との安全保障協力を進める考えも示した。
南シナ海で中国と緊張状態にあるフィリピンのデルフィン・ロレンザーナ国防相も「(海警法の)積極的な執行が他国との衝突を招きかねない」と批判した。
これらの指摘に対し、中国の魏鳳和国務委員兼国防相は「南シナ海や台湾をめぐる問題で、中国は断固とした決意で国家の核心的な利益を守る。これは必ず尊重されるべきだ」と猛反発した。
岸防衛相の今回の発言をどう見るか。
福井県立大学の島田洋一教授(国際政治)は「岸氏の発言は、中国に遠慮がちだった日本をノーマルな方向に戻し、中国に引き寄せられそうなASEAN諸国を自由主義陣営に引き戻した。高く評価すべきだ。日本と米国、オーストラリア、インドによる戦略的枠組み『QUAD(クアッド)』の裏付けがあっての発言といえる。岸氏率いる自衛隊には今後、周辺海域での演習などを通じ、日本の存在感を一層高めてほしい」と語った。
コメント総数;228
一、>岸氏の発言は、中国に遠慮がちだった日本をノーマルな方向に戻し、中国に引き寄せられそうなASEAN諸国を自由主義陣営に引き戻した。
ASEANは歴史的経緯もあって日本に期待する所が大きいという。
方向がノーマルになったところで、防衛費をGDP比1%の枠に縛られている場合ではなく、至急防衛費を増額して防衛力を高めて欲しいと思う。
二、岸さん存在感増してますね。
防衛大臣として日本国を守るために
頑張って下さい。
親中派の年寄りも一気に排除をお願いします。
三、いいぞ!いいぞ!岸大臣!こんなに頼もしい人だとは思わなかった!駄目な事は駄目と中国に毅然と伝える事がとても重要だけど、ここまで中国を名指しで批判出来た大臣はいなかったよ!
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岸信夫再度聲援台灣 籲歐合力抗中
(岸防衛相、台湾を支援し中国と戦うようヨーロッパに呼びかけ)
2021/06/18 05:30配信/自由時報(台湾)WEB版
〔駐日特派員林翠儀/東京十七日報導〕日本防衛相岸信夫連日幫台灣發聲,繼十六日在線上參加東南亞國家協會(ASEAN)國防部長擴大會議中,當著中國防長魏鳳和的面強調台海安全重要性之後,十七日首度在歐洲議會小組委員會發表演說時,再度強調「台灣安全對國際社會極為重要」,並直接點名批評中國「執意片面改變現狀」。
■國會外交 助台鞏固宏都拉斯邦
除了在國際會議上為台灣發聲,岸信夫十六日也在社群網路貼文透露他被推選為「日本.宏都拉斯友好議員聯盟」的新任會長,該會十六日邀請宏國駐日大使帕馬。岸信夫在貼文中表示,宏國是台灣在中南美洲少數的邦交國之一,未來將為兩國的關係盡力。
在中國以疫苗外交的威脅利誘之下,最近傳出宏國恐向中國靠攏的危機,身為菅義偉內閣核心閣員的岸信夫,在此敏感時刻接下日宏友好議員聯盟的會長一職,不排除是為了幫台灣「顧好樁腳」的用心。
岸信夫十七日以視訊方式在歐洲聯盟(EU)歐洲議會安全保障及防衛小組委員會(SEDE)發表演說,這也是他首次以防長身分參加該會議。
上月舉行的日歐領袖峰會,雙方發表聯合聲明也調台灣海峽和平穩定的重要性。日媒報導,歐盟預計在九月制訂印度太平洋戰略,因此邀請岸信夫發表演說,作為制訂戰略時的參考。
岸信夫提到台灣的情勢時表示,由於中國不斷強化軍事力量,中台軍事均勢的差距已逐年擴大。他強調,台灣的穩定不僅攸關日本的安全保障,對國際社會的安定也極為重要。
演講中,岸信夫直接點名批評中國「在東海及南海地區執意片面改變現狀」,歐洲的對外貿易有四十%必須經由南海,此海域的安全將是「直接影響歐洲的問題」。他還表示,對於這種片面試圖改變現狀的做法,「歐洲也必須展現態度」,他還舉俄羅斯入侵烏克蘭為例說,在與獨裁主義競爭課題上,日本和歐盟應合作應對。
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「精神勝利法」とは魯迅著『阿Q正伝』(1922年)に出て来る中国人(=漢人)特有の思考形態であり、韓国・朝鮮人の火病(ふぁぴょん)と並ぶ一種の病理学的習性でもある。因みに、我国では、「赤面症」がよく知られている。
【精神勝利法】
負けたにも拘わらず、その原因を自分以外のところに転嫁し、自分は実力では劣っていない、と考えること。我国の俚諺に喩えると、「負け犬の遠吠え」「引かれ者の小唄」など、ニュアンスは異なるが、負け惜しみの一種。要するに臆病者・小心者らが自己の劣等感を精神昇華させるための一方法。
先の大戦で、「(我国は)戦闘に負けたが、大義(アジア民族独立)では勝った」と称する右派論者が居る。事実その通りだし、間違った認識ではない。しかし、東南アジア諸国民が感謝の気持からそう言うのならともかく、日本人自身が海外に向って喧伝すれば、忽ち一つの「精神勝利法」になってしまうので、場所柄を弁えて発言する必要があろう。
何で「精神勝利法」を持ち出したかというと、特亜三国(中国・韓国・北朝鮮)と日本・台湾との文化的異質性乃至は近似性について論じてみたかったからだ。結論から書くと、特亜三国は精神的な意味でもガチガチの利益体(ゲゼルシャフト)国家だ。これに対し日本も台湾も、表面上は利益体国家の体裁を採っているが、一般国民の日常生活は共同体(ゲマインシャフト)的要素が色濃く残り、精神面では共同体国家に限りなく近い。
力関係における「強さ」「弱さ」は、多分に相対的なものであり、相手によって微妙に変化する。武道やスポーツの世界でも同じことが言える。不敗を誇る剣聖や常勝チームが存在したら、そもそも「勝負」や「試合」が成り立たない。勝敗は時の運、勝ったり負けたりするから面白いのだ。
従い、「強さ」を追求するなら、正反対の「弱さ」も知る必要がある。あらゆる勝負や競争において、時として思わぬ不覚を取る(敗北を喫する)こともあるからだ。負けを味わってこそはじめて敗者・弱者の心情(屈辱感・悲哀・苦痛など)が理解できる。敗者の心情をバネに、捲土重来を誓って雪辱に燃えれば、負けの経験がプラスに作用する。そこで「精神勝利法」だが、負けを認めず全ての原因を自分以外に転嫁するわけだから、屈辱感・精神的苦痛もヘチマもない。脳内は常に勝者だから、自分の「弱さ」や「弱点」を知覚出来ようはずもない。中国共産党政府の〝戦狼外交″が真にこれ。敗者・弱者の心情が解ってないから、必要以上に威張り散らす。高飛車一辺倒だから、誰も寄り付かなくなる。やがて孤立するハメになる。
吉川英治著『宮本武蔵』で、沢庵和尚が「強くなってどうする。弱さを知れ」と一喝する。TV時代劇『水戸黄門』第一部第18話でも、じゃじゃ馬姫(高田美和)に格さん(横内正)が同様のセリフで諫める場面が出て来る。つまり、強弱、和戦、剛柔、硬軟、新旧、大小など、相反する概念におけるバランス感覚を養うことによって萬の分野に応用が利く、という文武両道の奥義なのだろう。
そこへ行くと特亜三国はアタマが悪すぎる。上記のうち、強・戦・剛・硬・新・大ばかりを追求するのみで、弱者の苦しみ、平和の貴さ、柔軟な思考、旧き佳さ、極小技術などが認識できないし、着目すらしない。世界中の鼻つまみ者になるのも道理だ。
「柔よく剛を制す(柔能制剛)」とは柔道の基本だ。高校生時分、武道(剣道・柔道・弓道など)科目で柔道を選択した。後にも先にも、武道の経験はこの時だけである。四字熟語の意味は、「柳に雪折れなし」といわれるように、柔らかい物ほど耐性があることから。「我慢強さ(忍耐力)」を表現する語でもある。技術的には相手の力(勢い)を利用することに他ならない。合気道の極意でもある。実際、力に任せて攻め来る相手ほど、背負い投げや巴投げが見事に決まって痛快極まりない。
四字熟語の出典が、シナの古典兵法書『三略』なのだから、何とも皮肉なことだ。
原文-軍識曰、柔能制剛、弱能制強、柔者徳也、剛者賊也。弱者人之所助、強者人之所攻。柔有所設、剛有所施、弱者所用、強者所加。兼此四者、而制其宣
軍識に曰く、柔能く剛を制し、弱能く強を制す、と。柔は徳なり、剛は賊なり。弱は人の助くる所、強は人の攻むる所なり。柔は設くる所有り、剛は施す所有り、弱は用うる所有り、強は加うる所有り。此の四者を兼ねて、其の宣しきを制す。
『三略』にもあるとおり、「強」を制すのは「最強」ではなく、真逆の「弱」であることを知るべし。先々稿『中台間に観る弱さのパワー』で書いたように、「弱さ」がむしろ「強味」に変わることだってあるのだ。論より証拠、民間レベルの以心伝心によって日台・米台関係は深まり、日米豪印のクワッド戦略やG7共同声明など、軍事的な対中包囲網が形成されつつあるではないか。発端は武漢ウイルス禍における「中国許すまじ」との国際輿論の高揚に他なるまい。結局、中国の「戦狼外交」が国際輿論に火を点けてしまったのだ。
蛇足ながら「一つの中国」論について。【中国=中華人民共和国】は自明で、何人も否定する者は居まい。その意味で「中国」は一つに決まってる。だが、中共の侵略により掠奪されたチベット、ウィグル(東トルキスタン)、内モンゴル、満洲地区をはじめ、香港・台湾まで中国の領土とは認め難い。言葉遊びになるが、「中台関係」とか「中台間」と言った場合、それだけで「中国」と「台湾」は対等な〝別の国″という意味合いを含んでいる。それを嫌って中国政府は「両岸関係」と言い換えているわけだ。尤もこれだって、両岸(中国と台湾)を区別していることになるが。
中共の屁理屈は、台湾が未だに「中華民国(つまりチャイナ)」を名乗っているのが気に入らないらしい。チャイナを名乗る「国」が二つになってしまうからだ。シナ伝統の易姓革命論で言うと、前国号の「中華民国」が実在する限り、革命が完結しない。前国家を滅ぼして新国家を樹立するのが「革命」だからだ。要するに、中国共産党と中国国民党という中国人(漢人)同士の内ゲバに過ぎない。現に台湾側は自国を「中国」と認めておらず、国際問題になるほどの大論争にもなっていない。中共側の一方的なゴリ押し論に過ぎず、暖簾に腕押しの「中共独り相撲」は、滑稽としか言いようがないではないか。
1972年の国連(UN)決議にしても、「中国(チャイナ)」の代表権を「中華民国」から「中華人民共和国」へ変更しただけで、地図上の「台湾」の帰属先についてまで何らの言及もなされていない。従い、台湾人自らの意思で「中華民国」の国号を捨て、それに伴う憲法改正さえすれば、何の障害もない、いとも簡単な話なのだ。これを「台湾正名運動」と呼ぶが、中共は「(中国からの)分離独立分子」と見做して脅しまくっている。そもそも中共が一度も実効支配したことのない「國」に対して、ヤクザ紛いの言い掛かりも甚だしい。「台湾は中国ではない」。これが世界の常識であり、当たり前の現実なのだ。それでも蔡英文民進党政権は、何故か及び腰である。
おそらく、現状変更に繋がるので、中国側を刺戟したくないとの思惑だろうが、せっかく国際輿論が味方になっているのに、この卑屈な態度が徒となりかねない危うさが残る。「勇気」を失くすと全てを失う結果になるのだ。岸信夫防衛相に習い、台湾政府自身が中国に毅然とした態度で臨むことが、最大の抑止力なのだ。
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