韓日首脳会談前に異例の外相会談
12/24(火) 12:10配信:韓国ハンギョレ新聞
24日、中国の四川省成都で開かれる文在寅(ムン・ジェイン)大統領と日本の安倍晋三首相の首脳会談前に、外交長官会談が行われるなど、韓日両国が対話に積極的に乗り出している。昨年9月の国連総会以来、1年3カ月ぶりに行われる韓日首脳会談で、日本の対韓国輸出規制や韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)、強制動員被害者問題について、どの程度の共感を作れるかに関心が集まっている。
今回の首脳会談では、韓日共同合意案が出るよりは両国が今後さらに積極的に対話しようという雰囲気が作られるものと見られる。1、2カ月前までは両国が鋭く対立してきたことを考えると、関係がかなり友好的に変わったといえる。政府当局者は「韓日共に、懸案を解決するためには、より緊密な対話が必要だという認識を持っている」と述べた。東京新聞や日本経済新聞も「両国の首脳が今後も対話を続ける方針を確認するだろう」と報じた。
24日午後の韓日首脳会談が開かれる前の同日午前に、カン・ギョンファ外交部長官と日本の茂木敏充外相が会談を行う日程が決まった点も注目される。首脳会談当日に外相会談が開かれるのはかなり異例だが、首脳会談で成果を出すために外相たちが最後まで最大限調整するものと見られる。外交部は資料を発表し、「首脳会談の議題や強制徴用判決、日本の輸出規制問題など、相互の関心事について意見を交換する予定だ」と明らかにした。
両国間の争点の一つである輸出規制は今月20日、韓日首脳会談を控え、日本の経済産業省が一部緩和する処置をしたが、韓国政府は「根本的な解決策としては物足りない」と評価した。もう少し議論が必要だという意味だ。
強制動員問題は、これといった解決策を見出せないまま長期化している。安倍首相は同日、中国を訪問する前に、東京の首相官邸で記者団の質問に対し「国と国の約束は守ってもらわなければならない」と述べ、従来の主張を繰り返した。安倍首相は「(1965年)日韓請求権協定は日韓国交正常化の前提であり、日韓関係の根本をなすものだ」とし、強制動員被害に対する韓国最高裁(大法院)の賠償判決が韓日請求権協定の違反という主張を文大統領との首脳会談で再び取り出す意思を明らかにした。韓国政府も強制動員問題について、日本の責任を明確にした最高裁の判決を尊重し、被害者中心主義などの原則を守るという態度を維持しており、韓日間の接点を見出すことは容易ではなさそうだ。
キム・ソヨン記者、東京/チョ・ギウォン特派員
コメント総数:88
イ.
友好と譲歩は必ずしもイコールではない。
一切の譲歩も妥協も必要なし。
ロ.
> 「首脳会談の議題や強制徴用判決、日本の輸出規制問題など、相互の関心事について意見を交換する予定だ」
首脳会談だけでは勝手に話の内容を都合の良いように歪曲し、捏造報道をされかねないのでその対策であるかもしれない。外相と首脳の意見を一致させ、韓国側に勝手なことをさせないためにも必要なことなのかもしれない。
ハ.
懸案を解決するためには、より緊密な対話などでは決してなく、募集工、レーダー照射など韓国が単一で起こした数々の問題を韓国内で解決することが必要。この単純な事が出来ないどころか分からなければ、いつまで経っても無理でしょう。
【外交】に関して日韓両国民の認識は、全く異なることが、如実に顕われた記事である。大袈裟にハンチントン理論を借りれば、支那文明(儒教文化=為政者の統治道具/人民は奴隷道徳⇒究極の争奪型社会)と日本文明(惟神文化=国民の精神基盤⇒互助互恵の共生型社会)の衝突であろう。
記事(韓国側)の最大の関心事は、会談の成果(実利)であって、コメント(日本側)にあるような原理原則ではない。慰安婦問題や募集工(徴用工)問題は、日本からカネを奪い取るための口実に過ぎず、彼等にとって歴史的事実かどうかはどうでもいいのである。また、日本製品不買運動やGSOMIA破棄宣言などは、「取引」(外交)カードとして持ち出したに過ぎない。恋愛から就学・就職まで「取引」されるお国柄なのである。数々の反日政策を展開しながら、その一方で憎き日本と関係改善したいとは、子供でも分かりそうな人類史上稀に見る壮大な論理矛盾なのに、歴史的に長らく愚民として飼い慣らされてきた彼の国民は、まったく自覚がないらしい。(←この謂いは「ヘイト」になるのかな)
戦後まもなく、後の朝鮮戦争で南朝鮮(韓国)支援国連軍司令官として共産主義勢力と戦った経験を持つ占領軍(GHQ)総帥マッカーサーは、当時の日本を「12歳の子供」と評して憚らなかった。仮に彼が生きてたとして、今の韓国を何歳に見立てるのか興味深い。
どちらが優れているかを論争するつもりはない。ただ、うわべだけの”善隣友好”を唱えてみたところで、容易に分かり合える隣国ではない、という現実を言いたいだけだ。
コメント