目が覚めたのは午前7時だった。昨夜寝たのが午前0時過ぎだったと思う。老人が7時間も眠るとは、やはり疲れていたのだろう。顔も洗わず、さっそく朝食(有料200฿)に出かけた。タイではお馴染みのバイキングスタイル。まぁ、日本の小さな地場ビジネスホテルの朝食を想像すれば当たらずとも遠からず。品揃えはタイ料理か西洋料理の二択しかない。タイでも中級以上のホテルなら、日本料理からイスラム料理までずらりと並ぶが、200฿(¥740ー)じゃ仕方あるまい。
フライトは午後なので、暫く休養。といっても部屋ではタバコが吸えないので、件の喫煙所に入り浸った。早めに発つことにし、午前11時半にチェックアウト。朝食代を払っただけで完了。フロントのお姐さんに拙い英語でタクシー呼んでもらったら、一服するまもなくやってきた。往路と違い、メーターは75฿だった。出発2時間以上前とあってかTG国内線チェックインカウンターはガラガラ。並ばずともスムーズに終えることができた。
搭乗機TG110便チェンマイ行きの機種はA333(機体記号HS-TBG)である。定刻13:15出発予定が、交通混雑のためか30分ほど遅れた。毎度のことだから、別に苛立つこともない。久し振りのエコノミークラスだったが、窮屈感は否めない。機内食はチキンドッグと飲料水。ひと昔前に比べるとずいぶん粗末なものだ。特に国内線はLCCも乱立し、価格競争が激しいのだろう。
遅れはそのまま残りチェンマイ空港へは14:55(定刻14:25)に到着。初訪泰時の日本語ガイドが出迎えに来てくれた。当時20代独身だった彼も、今や50代後半、奥さんは元教師。一男一女があるがすでに独立しているらしい。
定宿マンションに着いて預けてあった生活(台所)用品を自室に運び込む。暫く休んで、彼とリムピンスーパーへ食料買い出し、その足で夕食に向かう。サンカムペーンへ行く道路のそばにあるタイスキ店で、結構旨い。メニューは端末式、タイ語・英語・日本語の三カ国語で注文できるようになっているが、外国人が立ち寄るような店ではない。事実、いつも外国人は当方ただ一人のみである。
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