とんだ草臥れ儲けの骨折り損だった。《タイ音楽メディア評》も今回で手持ちがなくなるので、新たなネタを仕入れにセントラルプラザ・チェンマイエアポートへ出掛けたのだが、これといったものがなかった。仕方がないので、ここの四階に入居している8番ラーメンで五目ラーメン、餃子、冷茶(合計190฿)を喫食。日本資本(本社石川県金沢市)の店舗だが、タイ人向けにアレンジされていて、日本で食するよりやや甘味が強め。どうでもいいけど、置いてある調味料類を観察したところ、醤油には“Gyoza Sauce”なるラベルが貼ってあった。
せっかく来たのだからと、ここから徒歩15分ほど下った空港滑走路の南側末端辺りに位置するテスコ-ロータスまで足を伸ばしてみた。しかし、ここにもない。エアポートプラザのロビンソンデパート内B2Sも、ロータス内DNAも、量的にはそれなりにあるのだが、同じものがゴムバンドで束ねて展示してあるだけで、種類が極めて少ない。品揃えの中心は映画・TVドラマのDVD・VCDで、音楽関係は申し訳程度しか置いてない。しかも、音楽大手GMM系またはRS系の系列があるようで、系列でない一方のCD・MP3はほとんど置いてないのが実情。
やっぱり音楽CD・MP3なら、行き付けのティッパーネットエンタープライズさんしかないな。此処はもともとがカセットテープ屋さんだったところ。今でこそカセットテープは置いてないが、レコード会社系列に関係なく品揃え豊富。明日にでも行ってこよう。
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8.MP3;MusicTrain - The Best Retro FEMALE
前稿で採り上げたMP3Audioの姉妹盤。男性歌手篇に対する女性歌手篇である。こちらのほうも4人(組)の歌手が登場します。
พัณนิดา เศวตาสัย(パンニダー・セウターサイ)
สาว สาว สาว(サウ・サウ・サーウ)
นรีกระจ่าง คันธมาส(ノリクラチャン・カンタマー)
วารุณี สุนทรีสวัสดิ์(ワルニー・スントリーサワン)
パンニダーさんとサウ・サウ・サーウ(三人娘)は既知の歌手だが、残る二人はまったく知らなかったし、曲にも聴き憶えがない。
例によって、幾曲か聴いてみましょう。
31.แอบรัก(忍ぶ恋)
by พัณนิดา เศวตาสัย(パンニダー・セウターサイ)
好きですねぇ、この曲。辛い歌詞を深刻ぶらずに努めて明るく歌ってるところがいい。多分、これは彼女のオリジナル曲ではないと思う。 パンニダーさんといえば、代表曲はこちら(↓)。
01.เดียวดาย(独りぼっち)
by พัณนิดา เศวตาสัย(パンニダー・セウターサイ)
1980年代のタイポップス界は、こんな感じだったのですよ。ちょうど、グループサウンズの退潮に代わって登場した森山良子・千賀かほるといったカレッジフォーク(昭和43・44年頃)の時代と符合する。
02.รักคือฝันไป(恋は夢のよう)
by สาว สาว สาว(サウ・サウ・サーウ)
言わずと知れた三人娘の代表曲。且つタイポップスの1980年代を代表する曲でもある。特に、タイ映画《ぼくの恋人》(2003年)の挿入曲として使われて以来、一躍有名になった。
映画《ぼくの恋人》の該当シーン
ノイナーの母親(ピンクの服を着た人)役カイ・ニパワンさんも顔見せしてます。
27.อย่ายิงฉา(撮らないで)
by นรีกระจ่าง คันธมาส(ノリクラチャン・カンタマー)
かなり男っぽい歌い方ですね。本来、ジャズ畑の人らしいです。
04.กลับมาหาฉัน(戻って来て)
by วารุณี สุนทรีสวัสดิ์(ワルニー・スントリーサワン)
関係ないけど、ラテン系のご尊顔ですね。多民族国家ゆゑに人種的偏見のないタイでは、ハーフがかなり多い。とりわけ、芸能界では西洋人とのハーフだらけといったありさまである。
音楽的興味が湧かないもので、つまらぬ話になってしまいました。
以上、おしまひ。
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