《タイ音楽メディア評》の第7回目です。
7.MP3;MusicTrain - The Best Retro MALE
懐メロファンとして、【Retro(復古調)】の文字に釣られて買ってしまったが、これまた大失敗であった。ジャケットからして歌手の顔写真もないおざなりな装丁。推して知るべしだった。
内容はというと、あまり関心がないカントリー調の曲がほとんど。かつ、MediaGoでPCに取り込んだところ、文字化けして難儀なこと甚だしい。ファイル名からして文字化けとあっては、溜息ばかりである。タグを手動で打ち込まざるを得ない始末。ジャケット裏面に曲目リストがいちおう載ってはいるが、文字が小さいうえに見慣れた古典的タイ字体でなく、今風にデフォルメされた字体のため馴染みが薄く、みんな似た文字に見えて往生する。
悔しさをバネに、全てのタグ打ち込みを完了しましたですよ、ハイ。で、何のことはない、歌手は結局4人(組)だけであった。
ชรัส เฟื่องอารมณ์(チョラス・フンバロム)
สุชาติ ชวางกูร(スチャーティ・チャワーンクーン)
ภูสมิง หน่อสวรรค์(プーサミン・ノーサワン)
ฟรีเบิร์ดส(フリーバード)
自分の好みではないが、こんな歌を聴きたかったという方があるやも知れないので、各自一曲ずつ聴いてみましょう。よくわからないけど、この種の企画物の目玉は、最初の曲にあるのが通例だから、これに倣うことにしよう。
01.เหมันต์ที่ผ่านพ้นไป(過ぎ去りし冬)
by ชรัส เฟื่องอารมณ์(チョラス・フンバロム)
音源はカセットテープから起こしたものらしい。当該カセットテープの値段65฿から考えて、1980年代前半の曲でしょうかね。まぁ、自分の趣味じゃありませんな。
38.ใจรัก(愛)
by สุชาติ ชวางกูร(スチャーティ・チャワーンクーン)
どことなく聴き憶えのあるような歌だが、俄には判然としない。とにかく知らない曲ばかりのアルバムではある。
06.บทเรียนสอนใจ(教訓)
by ภูสมิง หน่อสวรรค์(プーサミン・ノーサワン)
曲自体の聴き憶えはないが、当該アルバムの中で唯一自分の趣味に合致する歌ですね。こうしたしっとり系がおのれの好みみたい。
03.คอย(腕時計)
by ฟรีเบิร์ดส(フリーバード)
バンドで言えば、どことなくグループサウンズ以前のカレッジポップス風なノリですな。自分の和製ポップスの原点がここにあるので、そう言う意味では耳に心地よいサウンドに属する曲。
以上です。おしまひ。
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